JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

本年度の日米合同原子力防災訓練実施決定とその概要

米原子力艦ジョージ・ワシントンの横須賀母港化から3年経つ。(正式入港:2008年9月25日)
今年の日米合同原子力防災訓練について、12月15日(木)に実施されること、またその概要が昨日付けで発表された。

日米合同原子力防災訓練について(市長記者会見)(2011年10月25日)

本市は、米海軍や関係府省、神奈川県、神奈川県警とともに、平成19年(2007年)11月の第1回目の日米合同原子力防災訓練以降、毎年度訓練を実施し、万が一の事態に備えています。

今回で第5回目の実施となる今年度の訓練概要について、次のとおりお知らせします。

1.訓練想定・訓練内容

横須賀港停泊中の原子力空母内で、乗組員がごく軽度の被ばく汚染を伴うけがを負ったという想定の下、次の訓練を実施します。

(1)情報伝達・共有訓練

(2)広報訓練

(3)基地内日本人従業員への連絡・通報訓練

(4)合同環境放射線モニタリング訓練

(5)負傷者搬送および治療訓練

上記の治療訓練は米海軍病院で行いますが、負傷の程度が米海軍病院で完結しない事態も想定し、横須賀共済病院にも通報し情報共有を行う訓練も実施します。
2.参加予定機関

日本側参加機関

外務省、内閣府、文部科学省、防衛省、海上保安庁、海上自衛隊、神奈川県、神奈川県警、横須賀共済病院、横須賀市
米側参加機関

米海軍、米国大使館
3.実施日

12月15日(木曜日)
4.その他

訓練の実施時刻や取材方法については、別途、12月上旬にお知らせいたします。


http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2005/nagekomi/20111025.htmlより)

日米交渉の秘密文書

原子力軍艦の不祥事が続く中、国際研究者の新原昭治さんが明かしている日本の港湾内での米原子力艦からの冷却水の放出にかかわる重要日誌、米攻撃型原子力潜水艦寄港をめぐる日米交渉が記された米政府解禁文書から、日本に寄港する原子力艦船に関わる60-70年代の日米政府間の動向をざっくり整理した。



新原さんは【原子力空母母港化の「安全」確認を放棄した外交姿勢】としている。



(新原さんは9月にまた渡米。文書を紐解く日々を送った。今回の渡米で新たに分かったこともあるが、まだきちんと整理されていないということで、ここでも今回それら新情報は含んでいない。)



1963年-64年 「安全性」問題等での日米交渉



米国政府の申し入れで原子力潜水艦寄港受け入れを前提に交渉は始まり、この間、日本は3回に渡って米国に対し、質問をリストにして質問書を出している。しかし、米国政府はいわゆる「ゼロ回答」だった。



≪質問と回答を一部抜粋≫

Q:日本政府 A:米国政府



Q:「原潜の安全性を検討することができるように米国はデータを日本側に提供することが可能か。軍艦の特別の立場はよく理解しているが、軍事機密の許す限り、1960年の海洋法の生物の安全にある安全見積もりにそったデータが準備されていることをのぞんでいる。」



A:「ノー。すべて関連データは機密扱いとなっている。鍵となる情報は米原子力法にもとづく部外秘データ(RESTRICTED DATA「リストリクティッド・データ」)に指定されている。米国政府は安全を保証する。」



RESTRICTED DATA「リストリクティッド・データ」=米原子力法により公開が禁止された情報。

?核兵器の設計・製造・使用 ?特殊核物質の製造 ?特殊核物質によるエネルギー生産に関連する情報のこと(米統合参謀本部編米軍事用語辞典)



(これに対して)

Q:日本政府は、安全性の保証の義務づけを評価するとともに、米国政府が与える立場にない情報については「求めることはしない」と述べた。しかし、「米国政府は艦船〔原子力潜水艦〕の安全を保証する」との言明がもっとはっきり言えば何を意味するのか、また、具体的な艦〔原潜〕の安全性を保証する何らかのドキュメント〔文書または証拠資料を指す〕を引用することによって(一般大衆の目から見て)この言明を裏付けることが可能かどうか知りたがった。



A:「米国政府は艦船の安全を保証する」との言明は、原子力推進装置の設計と作動における原子炉の安全の面が、米原子力委員会とその原子炉安全防護のための法定諮問委員会によって検討され、承認を受けたことを意味している。」

(つまり、ドキュメントは無い。)



A:「日本の領海内では、日本の権限ある当局の事前承認なしには、原子力潜水艦が液体または固体の放射性物質を放出しないことを切望する。」



Q:「この要請に沿うことは、残念ながらできない。〔原子炉の〕一次系のウォームアップ時に、少量の低レベル放射性〔冷却〕水を放出することが必要になる。それは、海洋生物を含む環境放射能に認められるほどの影響は及ぼさない。」



日本はこれに対し、過剰冷却水を海に放出しないやり方について、何通りかの方法を提案したが、「提案された手続きは、作戦行動上、受け入れられない。また、〔放出冷却水の放射能〕濃度は低いので、そのようなやり方は不必要である。」とし、断っている。



そして日本は以下のような結論を出している。

「軍艦としての原子力潜水艦の地位についてわれわれはまちがいなく認めている。しかし、日本の国会での最近の論議やマスコミの論評から明らかなことは、原潜の原子炉の安全性が日本国民のあいだで大きな注目を惹いていることである。このような状況下で、原潜の日本の港湾への寄港の提案に最終的回答をくだす前に、国民に原潜の安全性を確信させる必要があると考えている。(略)注意深く検討した結果、これまで説明は原潜の安全性をめぐる国民の理解にとっては不十分であるとの結論に達した。」



その上で、日本政府は要請と質問、確認を加えてしている。

特に、日本政府としては国会等を納得させるだけの安全性の保証がないため、「米国政府は、原潜の原子炉の設計と作動の安全面は、米原子力委員会とその原子炉安全防護のための法定諮問委員会(ACRS)によって、検討、承認されたこと、また公衆の健康と安全はそれの運転によてt危険にさらされないことを保証する。」という趣旨の正式な声明(STATEMENT)の用意があるか、「建造許可」に類のものが発行される以前のも含めて、建造段階で、どのように検討がされ、「運転許可証」なるものが発行される以前のものも含めて、運転段階ではどのように検討がおこなわれたのか、説明されたい旨述べている。

また、放射能を含んでいる冷却水に関しては、港湾内での放出を強くしないよう、米国が措置をとるつもりがあるのか、問うている。



これに対し、米国政府はこのように結論付けている。



「日本政府を助けたいとは思うが、原潜の原子炉について日本政府が的確な判断にもとづき自主的に安全問題の評価をおこなうに足る十分な情報を、われわれは法律上・安全保障上・政策上の考慮から提供出来ない現実に直面している。」とし、米国政府自身、「原潜の安全性関連の日本政府のあいつぐ質問書は、米国政府にとって深刻なジレンマをもたらした。」としている。



ちなみに、燃料の交換と修理に関して、「日本の領海内で燃料交換や原子炉の修理をおこなうのか。」という質問に対しては「ノー。(=日本の領海内で燃料交換や原子炉の修理しない。)」としている。



1964年8月

米大使館:「外国の港における合衆国原子力軍艦の運航に関する合衆国政府の声明」+

覚書(通称「エードメモワール」)を日本政府に提出。

→これが、現在のファクトシートの前身、と云える。



「声明」:“周辺の一般的なバックグラウンド放射能に測定し得る程度の増加をもたらすような放出水その他の廃棄物は、軍艦から排出されない。”と記載有



*(放射能を含む冷却水の港内放出に関する遣り取りはこれ以降も度々される。

しかし、日本の主張、要求が通ることのない様に注目されたい。)*



・・・|日本の港への寄港|・・・



1964年11月  日本に初めて原潜が寄港@佐世保

(ただし、それ以前に米軍全面占領下の沖縄の那覇港に原潜は寄港を開始していた。)

 これ以後、佐世保、横須賀への寄港は日常的に。

 沖縄では施政権返還後、那覇港に加え、ホワイトビーチにも寄港するようになった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



1965年以降の日米政府間での原子力空母など原子力推進水上艦船の日本寄港をめぐる日米交渉



ここでも、「冷却水を港内に放出するのか」という日本政府の質問に、米国政府は「約束できない」としている。

(米国務省編 『ジョンソン政権期 1964-1968 米政府外交秘密文集集』p85-86)



*1968年1月 米原子力空母エンタープライズ号 佐世保港 初寄港



1968年5月6日



佐世保港に停泊中の米原潜ソードフィッシュ号 異常放射能を日本側のモニタリング・ボートが探知

→科学技術庁はこれを隠した。



結局、日本港湾内での「例外的」な冷却水放出はあるとの日米文書で落着。



**結局、この取り決めは今でも生きているため、日米政府が交わした「一次冷却水を含む放射性物質の排出は禁止する」という約束は偽りだと新原さんは分析、主張をしている。



*5月6日 「西日本新聞」佐世保支局大野誠記者が発見、スクープし、大問題となった。

*5月29日 原子力委員会:政府に対し3点要求 うち1点が「原子力軍艦のわが国寄港中は、原子炉の一次冷却水が艦外へ放出されないこと」





10月22日 三木外相×ジョンソン米大使 「会談覚書」を公表

しかし、冷却水放出をしないでくれ、という日本政府の要求を米国政府が断固拒否で通したため、「覚書」に米国大使が「寄港中における一次冷却水の放出は例外の場合であり、従って今後日本の港においては通常一次冷却水が放出されることはなく、これが現在の実施方式に即したものである」と述べたむね書き込まれた。



1969年11月 原潜サーゴ号 横須賀寄港中、異常放射能を日本側が探知。



日本政府関係者によって、再点検、さらに高い異常放射能が検出された。

この日本の探知に驚いた米国政府は、これまで原子力推進艦船周辺の日本側のモニタリングは、空中、水中、海底土いずれも艦から20m以上離れておこなうという監視体制の日米取り決めを改め、空中モニタリングは今後50m以上離れておこなうよう求めた。



→日本政府はこれに対し、ただちに要求に従うと回答。



1971年末 米国政府の要求に沿った日米密約(confidential agreement)の締結



「異常放射能を含んだ冷却水や核関係物質が、日本の港の中で捨てられてること、排出されることがありうるという前提で、原潜が行動していることが浮かび上がる。」と新原さんは9月5日「NEWS23」にコメントしている。



また、この3回の質問書等を含む、上記日米交渉に関する秘密文書の一部が、再び「秘密」扱いになっていることを、渡米した際、確認したと云う。

それが意味することとは。



原子力空母GW9月25日入港正式発表


原子力空母GW配備日程/9月25日で最終調整 2008/07/30 【カナロコ】

GWの配備日は25日 在日米海軍司令部が発表 2008/09/12 【カナロコ】



25日入港を正式発表 原子力空母、横須賀に 2008/09/12-19:09 【時事通信】

米原子力空母、25日に横須賀入り=初の日本配備 2008/09/12 20:10 【共同通信】



*関連*

横須賀配備の原子力空母交代式 米で公開【TBS】8月放送





PAC3、初の発射試験成功=ミサイル防衛整備、最終段階に-中距離弾想定・米 2008/09/18-01:26【時事通信】





JANJANにわたしが書いた記事載ってます。

載ったのも少し前で、更に内容は更にだいぶ前の話。



http://www.news.janjan.jp/area/0809/0809056436/1.php


このイケてないタイトルは編集部の手が加わったため。
私がつけたタイトルは「Farewell to final carrier here!」。



byebye Kitty Hawk

横須賀に停泊中の艦船

朝早く向かって乗船した海上行動は、前夜の大雨が嘘のように、思いのほか強い日差しで、肌の火照りは夜になっても消えなかった。


「結構勢揃いだなー」と人々が口を揃える程、横須賀で見るのは珍しい艦船が多く見られた。


例えば、普段は佐世保に駐在している揚陸艦3隻全て関東に来ており、内1隻・エセックスは数日前までは横須賀に居たが、最近は東京に行っているためこの日は横須賀には居なかったものの、他2隻がこの日は横須賀に並んでいた。



全体

(中側2隻)



↓参考:10日前に横須賀で見た時の強襲揚陸艦エセックス

強襲揚陸艦エセックス

撮影 '08.08.21. 横須賀



中でもドック型揚陸艦ハーパーズフェリーが後ろを外側(人の目に触れる方)に向けて泊まっており、後方部を見せるのは珍しい。



ハーパーズフェリー

ドック型揚陸艦 HERPERS FERRYの後方部

実際に出動する際はこの後方部の冊のような扉が開く。



船艦たち

(左)ハーパーズフェリー





ドック型揚陸艦とは、海兵隊員や戦車(水陸両用装甲車)を乗せて運び、上陸作戦に従事する。船の後方にドックを持ち、ドック型揚陸艇(LCAC)が出入りする。



少し疑問に思ったのが、結局仮に今佐世保が狙い撃ちされたところで、これら3隻が居なくても、戦闘攻撃が専門機能だから差し支えはないということ?ということと、実際問題、「攻められた時」、どの艦船が活躍するのかということ。

聞くところによれば、空母を守る必要が出てくるということ。


話が少し広がってしまうけれど、

リムパック(環太平洋合同演習)に参加した船で8月中旬頃には戻って来ている船もあり、またハワイから帰ってくるのにさほど時間がかからないのに、何故(少し遅れた)8月19日にリムパックを終えた護衛艦「きりしま」が戻ってきたのか?と考えてみると、もともと8月19日にGWの護衛として帰ってくるスケジュールで組まれていたのではないか、という推測もされる。

巡洋艦、駆逐艦隊と云われる船は、対空ミサイルや対戦魚雷を積み、敵のミサイル、潜水艦や航空機からまず空母を守ることが任務とされている。横須賀にはシャイローとカウペンスの2隻がある。

先月末現在、シャイローは横須賀で見られたが、カウペンスの所在が不明であることから、もしかすると、GWの護衛をしているのか、とも推測されるため、今後カウペンスの動きには多少なりとも注目される。(勿論、他の空いている巡洋艦が用いられる可能性も否めない。)


浚渫工事裁判とGW配備




7月30日に東京高裁で、浚渫協議取消訴訟(仮処分)棄却判決に対する控訴審第2回期日が開かれ、結審した。



ちなみに浚渫工事について市側は、「工事自体は完了している。今は片付け等の段階で、8月一杯で全て完了する予定。」とのこと。



行政処分にあたるのか否か

原告適格(原告が訴える資格)あるか否か

許可を与えたことは違法であるか

この3つが争点となっている。



弁護団の一弁護士さんが次のように、状況に関する説明を加えた。



「一審の横浜地裁判決がけしからんということをこちらは言っているのだが、一番肝心の一番最後の争点なんですが、横浜地裁は結局そこまで、(第一の行政処分性は認めたが、第二のところで以て門前払いをしたが、)実体審理までいきつかなかった。しないままに高裁に持ち込まれている。普通の素人の人が考えると、一審の判決が本当に高裁がけしからんと思えば、処分性もあり、原告適格もあり、許可処分は違法です、とそこまで高裁がやってくれれば良さそうなものだとと思うでしょう。しかし、一審で実体審理をしてないのに、二審でいきなり実体審理に入って、判決を出すということは制度上許されない。一審が門前払いをしたことがけしからんということで、一審判決を取り消して、実体審理をしなさいと、横浜地裁に差し戻すということ、そこまでが高裁として出来る最大限のことである。」



傍聴に来る人たちが単刀直入な議論がされないことに対しフラストレーションを抱えているのではないかと、傍聴者のことを気遣った。



判決言い渡しは10月1日1時20分。



また、浚渫工事差し止め本訴訟棄却判決に対する控訴審が以下の日程で開かれる。

8月27日(水)午後2時

@東京高裁第22民事部 424号法廷





GWの配備は9月25日で日米両政府間で調整されているとのこと。



原子力空母GW配備日程/9月25日で最終調整

カナロコ 2008/07/30





関連



米空母火災、油に引火し炎上か 規則違反で置かれた潤滑油

2008/07/28 14:58 【共同通信】







【インタビュー】某大手航空会社 元機長

【経緯】



現在、東京地裁で、横須賀基地上空を飛ぶ民間機に関する訴訟が係争中。



そこで繰り広げられる裁判は、謎が多い。

国の準備書面を誰が書いているかは明らかにされていないが、どうもウソっぽいのが素人からでも分かる。ただ、原告は原告で主張をするし、国は相変わらず適当な発言を続ける。どちらも好きに主張するが、第三者であるわたしとしては、果たして何が正当なのか知りたい。しかし、航空に関する基礎知識なんて無いため、何が正しいか判断しようもない。

そこで、訴訟に間接的に関わる3機関に、実際航空の現場ではどうなのか探るべく、取材申請をしかけたが、その前に基本知識をもう少し詰めたいので、元関係者にインタビューをさせて頂いた。

インタビュー報告の前に2点明記し、報告することにする。       





【1】訴訟に関して:




概要



 現在、横須賀米軍基地上空を民間航空機が実際に飛行している。事実、羽田空港から関西方面(伊丹空港、神戸空港、関西空港)へ飛行する航空機の主な離陸ルートになっており、羽田空港から関西方面への1日の飛行回数は、ANA24便、JAL24便の合計48便(添付資料)にのぼっており、そのたびに横須賀米軍基地の上空を毎日飛行している。

 この件に関して現在同ルートにおける飛行を制限するようすること、国交省はその飛行計画に対し承認を与えないように求める裁判が、横須賀市民により国を相手取り起きている。

 更に、現在上空を飛行されている横須賀米軍基地は、原子力空母が入港し、本格的に横須賀港は原子力空母の母港となる。


同訴訟における、国(国土交通省)の主張


・ そもそも原告(横須賀市民)がこの羽田空港の民間航空機の飛行制限を求める権限がない。

・ 米軍原子力艦船は原子力施設ではない。

・ 船は常時存在する構造物ではない

・ 航空法97条1項は専ら所管行政官庁の航空交通管制業務その他の業務を円滑、迅速に行うという目的で設けられたものであって、各航空機が航行する航路周辺の住民等個々人が該当航空機の墜落事故等によって生命・身体等を侵害されないという個別具体的な利益を保護することを目的としたものではない。





【2】いけないと分かっていながらも持っていた先入観



・パイロットの人はきっと市民側の主張を理解してくれると思っていた。

・パイロットの人も、原子力空母がある基地の上空なんて飛ぶのは嫌だと思っていた。

・“市民の訴えは間違っていない”というある種思い込み





【インタビュー】某大手航空会社 元機長

(飛行機自体の安全を担当されていた某大手航空会社の元機長に伺いました。)


Q 「航空」において、下にあるもの、建築物、人々に対する安全の確保を前提にしているものなのか?


元機長:

 真下にいる人の安全以前に、自分たちが安全に飛ぶ事がとりもなおさず地上の人たちの安全につながるというのがセンス。

 民間機が公の施設に墜落したというケースは今のところないんですね。


Q 現在基地上空を民間機が飛んでいることに対し訴えている。それは不適切か?


元機長:

 というより、非常に確率の低いことを今回訴えられている杞憂されている、という印象を受ける。

 低空飛行している場合であれば、制限するのにそのルートや場所が重要になる。しかし、横須賀の場合、最低飛ぶとしても1万フィート(3000メートル)。こういった高度から堕ちる時、翼が安全である限り、そのルートの真下に堕ちるということはない。富士山の裾のように、どうにでも遠くへ避けることが出来る。飛行機は高いところを飛んでいる。

 だから例えば、ルートの真下に原発があろうが、原子力空母がそこにいようが、そこに狙ってでもミサイルのようにピンポイントで命中させるというのは、民間の飛行機の性能として機能としてあり得ない。狙っても出来ないものを、その上を飛んでいるからといって“危ない”と云われるのは非常に心外。“心外”というか、変な言い方だが、実際飛んでいる側としては、横須賀の人たちがもしその心配をなさっているのなら、中国の“杞”の人たちと同じ心配、憂い(「中国古代の杞の人が空が落ちてきはしないかと心配した」という話)をしているという印象を受ける。


Q 仰る通り、電話でですが、現役のパイロットの方に伺ったところ「高度をとってるから。」「下の事(下に何があるか)は考えた事がない。下に何かあるとしても高度をとってるんで。」って。


元機長:

 高度をとっているということは落下時、遠くへ行くということで、真下に何か物を落とすということは物凄く至難の技。それ位のイメージなんですね。


Q ルートずらすと別の混雑を生むから大変?

元機長:

 というか、もう現実にこの上を飛ぶことは少なくなっている。飛行機だって横須賀の上にいちいちこないで、目的地にしている関西の方へ行っちゃった方が(直線ルート/最短ルートで行った方が)早い。今はそれが出来るようになった。

 建前のルートを通ることが非常に少なくなっている。通ったとしても、原子力空母の真上を通る確率は非常に少ない。ただ、この逆円錐形にしたりして、この範囲は入らないようにしてくれ、ということは出来るかもしれないですけど、現状としては心配なすってること自体ことが、まず起きないことを心配している、という印象。

 業界では「航空情報」というのがあって、要するに注意事項が必ず出る。その中に原子力空母の情報でもあれば、(民間機は計器飛行なので)ルート的に避けることは可能です。


Q 避ける事が出来るということですが、ルートを国交省が承認の時に、もともとずらした設定で承認するということですか?

元機長:

 “その上を飛ばないようにしましょう”というコンセンサスを作って管制官との間にそれが徹底していれば、管制官は出来るだけそこを避けて飛ばすという運用は出来ると思うんですよね。

Q そんなに簡単なことじゃないですか?

元機長:

 運用自体としてはもう一度決めたことをズラすこと自体が嫌なんだろうと思うんです、国交省としては。お役人ですから。そんなんでいちいち毎回変えられたら大変だということなんでしょうね。

 よっぽどヘリが飛ぶ位の低い高度を民間機が飛んでいるんであれば、いつ堕ちるか分からないから大変です。しかし、高い高度の場合、そこから遠く迄飛行機というのは行ける訳だから、そこで民間機が原子力空母にあたるあたらないとなると、我々のセンスからすると、現実問題としてあり得ないような自体を想定して、それを論点にしているというという風な印象ですよね。


Q 変な話、羽田空港の周辺は石油コンビナート一帯があるんですけど、そっちを懸念した方がいいということ?議論の対象、論点として成立するのはそういうこと?

 そうです。そこがあるために、そこは完全に(横風があるときに使う滑走路は離陸に)禁止してます。それはコンビナートの上空を飛ぶ高度がぐんと低くなるからなんです。だから横須賀の話は高度があるから、全然議論の対象にならない。

 あと、パイロット自身自分の命惜しいでしょ。(もしエンジンの故障でもあったら)絶対にそこへは行かない。必ず避けます。


Q だからパイロットの方に怖くないのかって聞きたかったんです。

(パイロットさんや管制官の方は)原告の味方だと思ってたんですが、そうじゃなく「高度とってますから」という立場だったんで。

元機長:

 あー原子力空母にもいるにも関わらず、怖くないのかって?

 そうですね、現実問題としては川崎のコンビナートとは全く別の反応すると思うんです。つまり高度が高いということは、仮に真上を通るとしても真下が危険になる確率は非常に低いです。

Q っていうことを自分自身が分かっているから、怖くない?あり得ない?

元機長:

意識も留めてない。

Q “民間機墜落の前例がない”というのは説得力があっても、市民はそれでは納得しないと思うんですが、××さんご自身は安全性を主張するとき何を強調しますか?

元機長:

 だから、僕らは大きな例が日本にないがために、世界中の事故を調べて、どういう危険性が秘めているのか熟知しようとしたんです。パイロットだってみんな死にたくないんです。だから必死になって安全を守るんです。一生懸命なんです。ですから我々は特に慣れのないように、“飛行機は危険なものである”と思い込ませてきたから、だから危険じゃなかった。

Q パイロットの方からしたら「高度をとっている」ということと、「(ルートは真上でなく)ずれている」というので、安全性の説明は充分という感じ?

元機長:

そうですね。狙ったってあたんないものを、仮にあったとしてもそこに堕ちる確率は凄く小さい。普通の状態ではあり得ないことを訴訟に結びつけてらっしゃるのかなっていうか老婆心というような気持ちはありますね。

Q 原子力発電所にしろ空母にしろ、真上を飛んでることに対しての怖さとかっていうのは、そもそも下に何があるか特に知らないわけぢゃないんでしょうけど

元機長:

 知らない訳じゃないけれども、そこをあまり強調はされてはいない。新潟の柏崎、福井に沢山あるが、あの上を飛行機が高度が高いだけに、何の規制もなく飛んでいます。ですが、地元の人たちはあれがここにくる、堕ちて来るとそこまでは結びつけられなかったです。思わない。ですから横須賀で、安全じゃない、危険だと結びつけるのはちょっと無理感があるかな、という気はするんですけどね。

(※低い高度は勿論制限している。)



【感想】  率直に。

インタビューの頭から彼のする発言の仕方で、予想していたような流れにならないことをだいたい察したため、早々に気持ちを物凄い切り替えた。と同時になんかあたし多分欲しいコメントを求めに来てた・・?とか自問。全部が終わって、欲しいコメントを求めに行くような真似はしないことだと痛感した。当たり前だ。

別に原告に有利になるようなコメントを求めに行ったわけではないし、各方面のプロフェッショナルの見解を得ることが目的だったんだ。

ほんと率直な感想っていうだけだから、横須賀市民を侮辱つもりは更々ないが、「訴え」って、本当に所詮「杞憂」でしかないのかな。もしかしたら杞憂することを意図的にやめないのかもしれない。

確かに専門知識がないと、逆に色々危惧してしまうが、一般市民は専門知識がなくて当たり前のはず。杞憂しても無理はないと思う。ただ、その道のプロと、市民の意見交換が著しく欠けているがゆえに、お互いを理解出来ないでいるというのが現状だろうか。

また、もし「落ちる可能性が極めて稀」と主張し、それが正確だと確信しているのならば、この方に頂いた高度の話や、墜落の仕方のように国も説明、主張し明らかにすれば済むのに、なぜそうはせずに、相手を欺くような主張をし、不信感をあえて煽るのか。疑問だ。

【インタビュー】横須賀市議団 米国視察




横須賀市議団 米国・サンディエゴ基地視察



今月8日、東京新聞に「GWが修理を行っている米国・サンディエゴ基地を視察した横須賀市議団」のことが書かれていた。個人的には5月末に視察のことを耳にしていたため、市議団の中の議員さんに同行取材を申し出、何度か遣り取りをさせて頂いていた。その頃は未だオフレコでブログでは触れなかったが「残念な報告がすでに1つある」とは書いた「1つ」がこの同行取材のことだった。

申し出には好意的に受け止めてくれていたが、難しいと云う。仮に通しで同行が無理でも箇所箇所ででも構わないと食い下がってみたものの、「大変申し訳ないが、セキュリティーの問題上非常に難しいのと、視察の手配等すべて課に任せているため、自分たちの力では何とも出来ない」という結果で、結局出来なかった同視察。





視察の目的



●ノースロップグラマン社に対する横須賀市企業誘致を喚起する



●北米サンディエゴ/コロラド両市に展開する米軍施設、およびハワイ州の太平洋艦隊司令部を訪問し、米海軍の太平洋艦隊展開の基本戦略、また、基地と周辺住居区との友好関係の構築状況や危機管理体制について最新情報を聴取する



●空母交代に係る乗務員や航空要員への最新教育状況を聴取する。



●原子力空母(CVN73)ジョージ・ワシントン(「GW」)の火災の詳細と修理状況を確認し、今後の配備予定などを聴取する。






インタビュー 横須賀市議会議員 佐久間則夫さん





「今回行った議員5名は原子力空母の受け入れについては肯定的な立場の者だが、市民には見せるところはちゃんときちんと見せてほしい、但しそれを以て友好な日米関係、正常な原子力空母受け入れを、という立場です。」



そう立場表明をしてから、話は始まった。



以下、伺ったお話の中でもとりわけ強調されたところを抜粋し、紹介する。





☆住宅政策を重要視する米軍

―民間資本導入による海軍独身住宅(PPV)



日本では、いわゆる「思いやり予算」が充てられており、日本の資金で、米兵の住宅地等を立て替えている等している。しかし、軍事予算や日本国内においても国防費が切り詰められていくと同予算(佐久間さんは「ホストネーションファンド」と言っていた)もどんどん減少の傾向にある一方で抱える問題を指摘した。



「船員さんたちにはもう歳を老って、いい環境を求めているんですね。

『船員さんたちを船に閉じ込めとくのはやめよう』と、『きちんと陸上にあがって、勤務がある時は生活するのがあるべき姿だ』ということで、住宅政策というのが凄く重要視してるんです。ところが一方で軍事予算が少なくなっている。そこで考え出されたのがこのPPV[Public Private Venture](日本で言うPFI)です。」



土地を海軍が提供し、民間の会社に建ててもらい、そこで兵隊を入れ、その兵隊から居住費もとる。兵隊が支払う居住費は当然軍も援助する。それによって建設費を安く済ませる。軍の敷地のため、土地の費用が要らないことは大きく、結局、住む兵隊(一部軍が支援)から支払われる居住費により、建設費は償還されるというシステムだ。



「それを50年、PPV契約を結んでいるようです。日本じゃ安保条約の関係で難しいかもしれないけどね。」とは言うものの、現在横須賀市のベース内のバース12に、安定的供給のためガス発電施設が建設されているが、プラントの外側の部分を日本の民間会社が担っており、(東京ガスから天然ガスを買い、)プラントで電力に変えて米軍に売って、利益を得るということを基地内では行っている。



「ケリー少将はそういったことを(横須賀で)とても推進しようとしている。『様々な事件がありのは勿論あってはならないことだが、船員の抑圧された環境にあるんだ。やっぱりプライベートな環境があることが大切だ。』っていうんで、こういったハウジングの整備を実際基地内では彼が声かけをしてどんどん整備してます。『本当は二人部屋じゃなくて個室にしたいんだけど』と言ってますよ。彼は今基地の外でも、こういう民間の資本を、誰か『わたしが水兵さんのためにやろう』という人が、手を挙げてくれないかな、盛んに宣伝してますね。」





☆GWの火災:場所と原因について



「火災が発生したのは右舷、艦橋の位置する付近の喫水線の下です。その何処かは非常に難しく僕にも分からないが、煙が、熱さが吹き上がって、ワイヤーが溶けたようです。」



Q 「火がやっぱりこう転火していくんですか?」



A 「難しかったのは、何が燃えているのか分からないんで、消火隊が泡を用意して一個一個確認しながら降りてったんだって。だからそれが熱によるものなのか、炎が吹き上がったのかはちょっと断定出来ないって言ってました。」

『5月22日午前7時50分、補助ボイラー室付近から出火。何らかの可燃物が換気トランクに置いてあり』(報告書)ということで、「補助ボイラーの隣にダクトのようなものがあるんです。そこに何らかの火の燃えるものがあったということなんですよ、そこに燃え移ってダーっと熱気が上がっていった。炎が吹き出したとは言ってなかったが、熱さでワイヤーが溶けたって言ってるんですよ。」

非常に大量のケーブルが全部溶けているという。



火事の調査と、修理状況を聞いたこの視察の話を聞いても分かるように、とにかく大きい火事だったわけだが、ここで一息ついてこう続けた。



「問題はここなんですよ。誰が『ボヤ』だって言ったんだということなんですよ。

横須賀市に最初に入った連絡は、出火したけど『大したことがない』?『ボヤ』とかいう表現だった。米軍は誰も使ってない。じゃあ誰だって話になりますよね。

そこなんだ。だからね、今回視察をやって分かったのは、確かに火災を出したのは米軍ですよ。で、危ないかもしれない。でも彼らは火災はこういう風に出ました。でもリアクターとは離れてたし、リアクターには何の影響もない、ということを言いたかったの、実は。でもそれがいつからか、“GWで火災が起こったけれど大したことはないです。”っていう標語に変わっちゃったの。“出たけど、被害は大きいです。でもリアクターには関係ないです。”っていうのが正しいでしょ。でもそれは、過敏に反応する人が居るからいけないっていうせいもあるのよ。」



このことも含め、視察内容にしても積極的に協力し、GWは修理の関係で見れなかったが、代わりにステニス(CVN74)に乗せ、船を出し、海上における火災訓練の実施様子を見せるなど、乗船だけでも普段ならあり得ないのに、それ以上の普段ならあり得ない事までも許可し、説明に取り組んだ米軍に、「米軍は今本音で語ろうとしていると強く感じた」と佐久間さんは強調した。と同時に時折「こういうこと言うと米軍のプロパガンダだとか言われそうだけど、そういうことじゃないからね」と言いながら佐久間さんは笑った。





☆その他 GW関連事項



「臨時用のディーゼル発電装置を4基搭載しているため、陸上から電力が途切れても問題は何もない、ということを言ってました。」

「これは初めて聞いたんだけど、原子力空母の推進機関て、どのような衝撃にも耐えられるってファクトシートに書いてありましたよね。で『ほんとか?』という質問に対して、このジョー・ギストさん(物理学者/米海軍原子炉管理局上級代表 横須賀駐在)がキレたように、『どのような地震の衝撃によるパンチングを受けても推進力にも影響力はないと断言できる。空母セオドラル・ルーズベルト CVN71は2週間に渡りショックテストを実際受けている。』という風に言ってました。ショックテストの内容は、実際空母の近くで爆発させるんだって、何かを。それで被爆する試験を行い記録をとった。とにかく安全なんだからって(笑)まぁあとはカミカゼがね、突っ込んだらどうなるかとかは分からないところですね。」





☆米海軍太平洋艦隊の運用に関する国防予算について



「改めて彼らの考え方が分かったのは、彼らは良い意味で、お金でしか物を考えていない。つまり国防に対する太平洋艦隊の部分の予算の消費の仕方。

『10兆円の予算(米海軍全予算)の6割を太平洋に割いている。アジアにとってもこれ以上の防衛はないでしょ』と。『一方日本を見て下さい。日本は4兆円だけれども4千億円ですよ、アメリカに支出しているのは。これは凄く安い防衛力を買っているんではないですか?』っていうことを(米は)凄く言いたかったのね、この会議室で(笑)

(モリー少将のプレゼンテーションをし、議論した「太平洋艦隊司令部」というのは)首相が入るような部屋なんですよ、ここでやってくれたんだから最大限の歓迎だと思うんだけど、それを言いたかったんだよ、実は。これどうですかっていうことなんですよ。」





☆「人道支援」としての米艦隊



「米軍が重要任務としているのが『人道支援』であることを強調していた。でちょっと気になったのは、災害派遣については大規模な艦隊を派遣してもいいと言っているの。ただ日本側が受け入れる時、皆さんの世論はどうなんだろう?

そういうことも念頭にあるのか、彼らが言うには、災害支援っていうのは、病院船がとても役に立つんだが、それと同時にやっぱり機動力が必要なんだって。この二つがセットで行かないと本当の災害派遣は出来ないんだって。災害地からヘリコプターをバンバンバンバン輸送するじゃないですか。物資も投下するし。だから機動力がないと災害派遣が出来ない。このセットが初めて有効なんだってことを盛んに言ってました。だからやっぱり日本の世論があるのも彼らも充分承知しているんだよね。ただ“本当のことを解って下さい”っていうのを僕は感じた。」





∞   ∞   ∞



双葉個人的な感想双葉



いい意味で期待以上に議員さんっぽくない佐久間さんでしたはーと

あたし的注目議員さんなだけに、佐久間さんにお話伺えて良かった。



云えないことは隠すんじゃなく、「云えない」って云ってくれるっていい。



この取材を受けて下さったこと、またブログでの掲載に関しては(オフレコ部分以外は)「ご自由にお使い下さい」っていう寛大さ。

普通のことでも、普通じゃない今、もの凄い寛大に思えるし、多分それ抜きにしても寛大っていうか、比較的柔軟な人だと思ったし、固くなくて、話してて結構笑えた。



※言うまでもなく、これは佐久間さんのプロパガンダではありません。





CVN73配備時期に関する記事



火災の原子力空母、日本への配備遅れを正式表明/在日米海軍



横須賀入港 10月に遅延か 来日技術団、500人規模に



原子力空母配備、9月以降に=火災で遅れ-在日米海軍



8月下旬に修理終了と米軍 原子力空母配備は10月以降



原子力空母配備は「今秋に」/米海軍司令官


浚渫工事変更協議 市長「協議に応じる」


27日の外務副大臣が横須賀へ来て、市長、他関係者で会談を行って、

会談で外務副大臣は初めに用件の一つとして「先週19日に防衛省からなされた港湾協議の受け入れのお願いすること」と述べたわけだが、その翌日「協議に応じる」と発表。

対応が早すぎる。

そして何故「事務担当は企画調整部基地対策課基地対策担当」?



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



●発表日:平成20年(2008年)05月28日



港湾法第37条第1項に基づく浚渫工事変更協議の回答について(お知らせ)



 平成20年5月19日に南関東防衛局から受けておりました、港湾法第37条第1項に基づく米海軍横須賀基地の浚渫工事変更協議について、本日、5月28日付けで「協議に応じる。」旨回答することとしましたので、お知らせいたします。



                     記



1 日 時  5月28日(水)午後2:00

2 場 所  港湾部会議室(市役所2号館5階)



  (事務担当は企画調整部基地対策課基地対策担当 電話822-8140

          港湾部港湾総務課財産管理担当 電話822-8345)



           港湾総務課

            TEL:046(822)8345

            FAX:046(822)3210

            E-Mail:pg-ph@city.yokosuka.kanagawa.jp



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ソース:横須賀市オフィシャルサイト 横須賀市報道発表資料



キティーホーク最後の出港

今日、キティ・ホーク最後の出港。

キティ・ホークは退役するため、今日横須賀を出港した。

これまで約10年間、横須賀を事実上の母港として、戦地へ赴いたキティ。



byebye Kitty Hawk


自分が取材でこの画を撮ったときには気づかなかったが、
追々上空から撮影したニュース報道を見たら「SAYONARA」って人文字やっていたため、
だからこうして並んでいたことを知った。



ただ、後継艦として来るはずのジョージ・ワシントンはこないだ火災が起こって、時期遅れそうだとか何とか。キティの延長配備だとアメリカから囁かれる位だ。

(参照:米空母キティ、離日後も退役せず?/米下院軍事委が続投コスト調査承認 カナロコ)

延長、できるのか・・

問題は、市議会があんだけ「通常艦が退役する」からもう無理的なことを楯に「原子力空母の“やむを得ず”(消極的)容認」を声を大にして云ってたけど、延長が出来るものなら、その消極的容認がポーズだと認めることになるのでは?



浚渫工事にしても、キティの勝手な出入りがあり、入出港が思った以上に多いことも工事延長の理由にされているわけで、米政府の勝手さとか、米自身、そんな勝手が許されると思っている態度は、いただけない。

それに市議会と日本政府はとことん振り回され過ぎだ。

原子力空母ジョージ・ワシントン火災

米原子力空母:火災、鎮火に数時間 8月横須賀に配備予定

毎日



横須賀配備予定の空母で火災=原子炉被害なし、航行継続-米海軍



時事通信



原子力空母/ジョージ・ワシントン火災

カナロコ



火災のジョージ・ワシントン、横須賀配備の時期に影響も

朝日



原子力空母ジョージ・ワシントンで出火、放射能漏れなしと

CNN Japan



いよいよ住民投票条例案 本請求へ



市議会の日程が大幅に早まった。



7日本請求



13日午前10時~ 本会議

★市長意見説明

★質疑



15日午前10時~ 本会議 意見陳述

  午後13時~総務常任委員会

        質疑・採決



16日午前11時~ 本会議

         討論・採決 閉会

浚渫工事は何が問題か

専門家の資料等をもとに、超簡単にまとめてみた。



【浚渫工事は何をもたらすか】



《指摘されている現象》

●ハゼの減少

●極度の骨曲がり+その確立の上昇

●1年未満の若いハゼにおいても骨曲がり

●世界の基準値を遥かに上回る魚体内に含む鉛濃度




《これらの現象から云えること》

●魚類中の鉛の基準値0.2mg/kg(世界基準値を定めるCodex)に対し、基地で釣れた魚は平均0.56mg/kgで、基地で釣れる魚の鉛濃度が際立って高いことは、鉛汚染であることが分かる。これの原因は勿論基地ならびに海底の土壌中の鉛で、浚渫工事は掘り起こすわけだから拡散させる。

●1年未満の若いハゼでも骨曲がりを起こしているということは、短期間で汚染の影響を受けている。

⇒海洋汚染の広がりの早さが分かる。

(cf. 11月から浚渫船が2倍にされ、夜10時までの作業になった)

●ハゼが釣れなくなったのは死んでいる可能性がある。

⇒他で釣れているハゼが基地前では釣れていないことは、基地前の杭打ち工事と浚渫工事に依る汚染土壌かく乱が原因と考えられる。

<ポイント>
因果関係【何故海洋汚染が浚渫工事に依るものだと云えるのか】


大きく分けて2点:


●この10年で著しい骨曲がり率を見せたのが、ちょうど以下の年であったこと:

2000年 - バース工事が99年12月~00年5月の後にあたる

2005年 - 04年6月に308本のバース杭打ちがあった後にあたる

2007年 - 浚渫工事が始まった年


●海底生物で、その土地の土壌に反映されやすく

そこの海底土壌調査には適した魚であるハゼが、

かなりの確立で骨曲がりを見せているだけでなく、

激減していること。

また他では釣れているということと比較しても

基地前が特別な海洋汚染にさらされていることが分かる。


空母原子炉の構造安全性への疑問

元原発機器設計技術者である岡本氏が書いた「空母原子炉の構造安全性への疑問」と題された意見書をもとに、原子力空母の原子炉の“構造”という観点からされた考察を読み解いて自分なりにまとめてみた。

※岡田氏の資料のまとめをまとめた訳ではありません。

cf. 資料読んで改めて先日の東京新聞のとある記者さんが書いた記事のポイントの押さえ方に関心した。

(→米軍再編日米同盟の素顔 第7部<3> 司法に問う原子力空母配備 安全保障に踏み込めるか【東京新聞】2008年1月4日)



【結論導入】



●ファクトシートの記述[P2] - 「重力の50倍以上の戦闘衝撃負荷に耐えることができる。これは、合衆国の商業用原子力発電所の設計に際して用いられる地震衝撃負荷の10倍以上である。」 - には様々な問題点、注意点がある。あたかも50G以上の戦闘における衝撃にも船体自体が耐えられるかのような云い方で、読み手に誤解を招く恐れが十二分にあり、また意図的にそう仕向けているようにも思える。



●実際のところ、“50G以上の戦闘における衝撃にも船体自体が耐えられる”強度なのではなく、また如何に改善されているのかは非公開であるが故に、第三者がその安全性を検証することが出来ない。



●地震大国日本にとって地震は独自のものであり、米国の商業用原子炉の規格をベースに、加えて「輸送及び取り扱い時の荷重に対して6Gの荷重で著しい変形が生じないこと」という構造設計基準を引き合いに出し比較して、「10倍以上」の強度であり、“戦闘において頑丈”だと説明するのは合理的でない。



●商業用原子炉と比較した場合、空母の原子炉が「頑丈」であるのは当然であり、必要条件としては解るが、それによって、安全性を説明出来るものではない。



●改良されたという技術は勿論、原子炉システムの基本仕様の大部分が非公開。

第三者が検証しようにも、必要な基本情報ですら非公開。



●この状況下で日本政府がファクトシートを根拠に安全性を主張する場合は以下の問題点に明確に回答すべき。







空母の原子炉(想像図)





【考察】



「燃料体設計」「燃料の形状」「出力」3つの構造的観点からファクトシートの記述が持つ問題点を指摘

それぞれの記述の問題点を指摘すると同時に、どう問題なのか紐解く。





*************************





主な指摘ファクトシート記述箇所2カ所





1)「重力の50倍以上の戦闘衝撃負荷に耐えることができる。これは、合衆国の商業用原子力発電所の設計に際して用いられる地震衝撃負荷の10倍以上である。」[P2]



2)「合衆国海軍の原子炉の燃料は、固体金属である。」[P2]



*************************





記述1)「重力の50倍以上の戦闘衝撃負荷に耐えることができる。これは、合衆国の商業用原子力発電所の設計に際して用いられる地震衝撃負荷の10倍以上である。」[P2]





【問題点】





●あくまでも船体そのものの強度ではない

●2種類の「衝撃荷重」を混同させている。





【3種類の「荷重」】(以下岡本氏PPより引用)

●衝撃荷重

 ・短い間(1/10,000~1/100秒)に荷重が作用

 ・極めて大きな力になる

 ・部分的な変形で力が吸収される

●地震荷重

 ・周期性を持つ荷重

 ・共振すると大きな変形が生じる

●静的荷重

 ・時間が経っても荷重の大きさは変わらない

              (引用部分以上)



【分かること/言えること】



◎「戦闘衝撃荷重」と「地震衝撃荷重」はそもそも別物で、比較されるべきものではない。

⇒<50Gは“地震衝撃荷重に比べ”10倍以上の強度だから“戦闘において”頑丈>と云えるのか。云えない。



◎「10倍以上」の元となっているのは「6G」という数値で、これは日本の原子力安全委員会の中の原子炉安全専門審査会「加圧水型原子炉に用いられる17行17列型の燃料集合体について」に「輸送及び取扱い時の荷重に対して、6G(Gは重力加速度を示す)の荷重で著しい変形が生じないこと」と定められている構造設計基準(参照:[PDF]「加圧水型原子炉に用いられる17行17列型の燃料集合体について」)に依り、「10倍以上」の強度とされていると考えられる。

→※「輸送及び取扱い時の荷重」は「地震衝撃荷重」に対する設計基準ではない。

⇒「地震衝撃荷重の10倍以上である」とするのは合理的でない。



◎地震大国の日本に対し、米国の商業用原子炉の規格を基に「10倍以上」(比較の問題点に関しては既述)とするのは、適切ではない。



→原子力発電の基準は通常ほぼ米国の規格を元にして作られるが、「耐震設計基準」が例外として設けられている位である。



(※しかし「核原料物質・核燃料物質及び原子炉の規制に関わる法律」第23条において、外国原子力船の立ち入り許可申請は、「軍艦を除く」となっており、これに基づき、日本の安全審査は行われない。)





◎前提の船体自身の強度でなはいことがもたらす懸念:

座礁時は、「戦闘衝撃荷重」でも「地震衝撃荷重」でもない別の作用を船体に及ぼす。

→この時かかる荷重は重力そのものに過ぎないが、消えてなくなることはなく、自身の重量を船底の接触面で支えなければならない。[静的荷重にあたる]

それに関しての記述はされていない。



◎地震はいつでも起きる状況であるということは専門家の間では一致して警告されている以上、浮上している原子炉だから地震時の危険性は考慮する必要がない、とは云えない。





記述2)「合衆国海軍の原子炉の燃料は、固体金属である。」[P2]





【問題点】





●まず「固体金属」だからといって特別なのでもなく、それだけで安全性の根拠にはならない。

まして、「固体金属」の燃料であるが故に「戦闘の衝撃に耐えられる」と読むべきではない。誤解を招く記述である。

●「固体金属である」以上のことには触れられていない。





【それらが意味すること/ポイント】





◎原子炉起動時の温度上昇が原子炉圧力容器の板厚内の温度分布にどの程度影響するのか、検証するにも計算に必要な条件 - 形状、材料の物性値、境界 - が明らかにされていないため、第三者が正確に検証出来ない。

自身で条件部分を設定してみるしかない。



◎応力もその温度分布に依るので、正確に検証しかねる。

ただ立ち上げ時間が速くなれば、条件も厳しくなる。

(「温度分布」と云っても実際は前述の「板厚内」のみならず、ノズル、フランジ、構造の不連続部分にはもっと複雑な温度分布が発生することを注意しておく。)



◎安全性を示したければ、米国が行ったであろう解析的検討の結果に基づいて、解析で求めた応力と、その応力の想定される繰り返し回数が規格に定められている許容限界をいかに満足しているか示さなくてはならない。

 



【その他 - 非公開部分に関して】





<形状>

●サンディエゴの原子力空母母港化における環境影響評価書(以下EIS)添付資料では「固体金属」の燃料は「板状」であることが分かった。

●「円筒状」ではないのは何故か。

⇒高さがとれない狭い炉心で、燃料から最大の熱量を取り出せるように、強度より、性能を重視したことが分かる。





<出力>

EISの記述に依ると、

「日常的に急速出力変更が可能な設計」でありまた、「1分で最大出力に達することができる」としていることが意味すること/及ぼす影響を考えてみる。





1分で立ち上げると・・・

●温度分布:板の平均温度と内面の温度との差は約10倍違う。⇒応力が10倍違う。

●熱応力が高くても直ぐに壊れることはないが、繰り返し掛かることにより、疲労破壊の原因になる。




【結】




ファクトシートの記述、また記述、明記されていないことから、指摘されるべき多くの問題点があるにも関わらず、日本政府、横須賀市長がその安全性を立証していないファクトシートを根拠に安全性を主張するのであれば、それらの点に回答、説明すべきである。


街角インタビュー

横須賀中央で街角インタビューを行った。

今日は10名だけだが、その方々の意見を簡単にご紹介しますおめかし

地元のオジさんからインタビュー。





①横須賀市民/男性/50代



原子力空母の配備:勿論知ってる。

どう思うか:とにかく「あれはアスベストが酷い。塗装を見れば分かる。」

      海洋汚染に繋がるのは勿論。



②市民/女子2名/15歳、16歳



基地の印象:ベースはお祭りやイベントがあって楽しい。盛り上がる。

      なくなると横須賀何もなくなる。

      かと云って、無くなっても困りはしない(笑)

      ベース内に友だちがいて、招待券があって入ったことがある。

      みんな優しいー



米軍による被害は?:無い。



③市民/男性/40代?



原子力空母配備:知ってる。

        「悔しいですよ?でも仕方が無い。わたしは現実主義者だから。」

       

    →理由:北朝鮮、中国、ロシアに対して抑止力、備えという意味で

        基地、軍事力の保持は仕方が無い。

        もし、基地がなくなるっていうんなら、自衛隊を強化しなきゃ。

        

        平和はわたしも好きだけど、現実を見なきゃ。

        わたしは右でも左でもないけど、平和ボケ(ここで云う「平和ボケ」=軍隊持たず、

        いざという時/攻撃される時に備えず、何かされてもどうしようも出来ないであろう

        状態)だけはしちゃいけないと思う。



米海軍の事故とその隠蔽工作(の記事)に対して:

       

        隠蔽は良くないが、それを大きくしちゃいけない(過大評価)。

        不安を煽るだけ。

       (隠蔽があったことに対して)良くとる人も、悪くとる人も人それぞれ。

        ニューマンエラーは何処ででも、しょっちゅうあること。エラーチェーンだって

        あるわけだし。いちいちミスを公開しないもんでしょ?いちいち云ってたらバカだ

        よ。



市の安全対策に対して:完璧じゃないけど、事故が起こらないシステムは作らないと。



意見:原子力空母より、今も放置されている廃艦の垂れ流しの方に凄く関心がある。

   そちらの対応を市はまずした方がいいんじゃないかな。



④市民/中年の女性



原子力空母の配備:知っている

どう思うか:「やっぱり不安ですよねー」



昨年、原子力空母の是非を問う住民投票を求める動きに対して:

       

        あったのは知っているけど、そういうのは一部の人。



⑤近所/比較的年配めな女性



原子力空母の配備:ほとんどの人が反対。

 →個人的には?:来ない方がいいとは思う。

         →理由:原子力だから。「出るでしょー?何か。原子力だから。」



説明会へは?:行ってない。忙しい。周りも行ってない人ばかり。



米軍を信頼してるか:してない。

      →理由:英語(言語)が通じないのは怖いから。

          やっぱり人種が違うとねー。



⑥市民/女子高生



原子力空母の配備:駅前でよくやっているので、知ってはいるが、それが何かは知らない。

         配備されることに対して、考えたことない。



基地:入ったことあって、テニスとかBBQした。



昨年、原子力空母の是非を問う住民投票を求める動きに対して:

       

        やっていたのは知ってるが、自分個人としては特に(意見は)無い。



来ても別にって感じ?:「うん。別にって感じ・・・(?)」



⑦近所/中年女性



原子力空母配備:原子力に対する不安。



基地の印象:本当ならない方がいい。

      →理由:●兵隊による犯罪

          ●息子が基地で働いていた時があって、働いている人たちの間で汚染が酷いと

          云われてるんだから。「水銀とか鉛の汚染があるっていうことを皆さん

          あまり知らないみたいね」



米海軍の事故とその隠蔽工作(の記事)に対して:「本当ですかね?」



米軍、日本政府を信用するか:「国ですから、信用します。」



⑧市民/男子高生



基地:中学の授業の時、英語の授業で行ったことがある。



原子力空母の配備:知ってる。よくデモやってる。

どう思う?:「やめてほしいっす。危ないっす。」

  →理由:「原子力ですね。爆発したら危ないっす。吹っ飛んじゃいます。笑」



浚渫工事:知らない



デモ行動に対して:「いいんじゃないですか」参加しようとかはない。



普段基地の印象:外人が最近暴れて危ない。人殺したりする。去年もあった。

      →それは何で知った?:普通にニュース



住民投票の動き、米艦船の事故:知らない。



実際来たらどうする?:反対する



⑨市民/女性/30代?



原子力空母の配備:知らない。初めて聞いた。



「必要性あるだろうし、それ(基地の有無)に関して一言では言えない。」

「直接的な被害はないですし」



⑩市民/女子/18歳



基地:演奏のために入ったことがある。



→その時の印象:広い。建物も沢山。スーパーとかあるし。



普段基地に対する印象:米兵の犯罪があるけど、やっぱりって感じ。

           米兵がよく居る場所があって、麻薬とかで危険だからいくなって

           云われる所がある。

住民投票条例直接請求をもう一度

原子力空母母港化の是非を問う 住民投票を成功させる会(横須賀)は今日、市に住民投票条例直接請求に再挑戦することを記者会見をすることで公に明かした。



「再挑戦」というより、「新・原子力空母署名運動」と「装いも新たに」という呉東さんの言葉に、メンバーはさほど変わらずとも、“心機一転”という心持ちが伺える。新たな切り札は二つ:



①再協議

②安全対策



―「再協議」を求めてく



今されている浚渫(しゅんせつ)工事は、もともと「通常型」空母を前提として、もし「原子力空母」に変わるのであれば、「再度港湾法協議を求めるという条件」で、市長も許可した。でも今回「原子力空母」ということが明らかになり、再協議を求める立場にある市長がそれをしていない。

「再協議を求めるということが配備を阻止/撤回とイコールということになるのか?」という記者からの質問に対し、呉東さんは以下のように述べた。


「許可は通常型を前提として許可をしたのだから、原子力空母を前提としてもう一度再協議をするとそれを不許可にするっていう可能性があるっていうことを含めて言ってる訳ですよ。だからそれは市民がそれは否とするということをやっていけば、12号バースの協議は不許可とせざるを得ないということだろうと思う。」


また共同代表の一人である新倉さんは原子力空母を前提とした再協議の場で、市民の「原子力NO」という意思がそこに存在することが重要だと言う。もし新倉さんの言う再協議という「法的な枠組み」の中で住民投票条例直接請求という「市民の法的な意思表示」を横須賀市のトップである蒲谷市長は無視するのか否か、要は試されるという意味において、重要、意義があるということだ。



―安全対策は充分か?



これはこの住民投票を再度やるにあたって“新規性”が出る象徴的な項目かもだと個人的には思う。会の人たちがよく言う、1年を経た今だからこそ思う、この1年で分かった提示だから。



明らかになる米海軍の事故隠し、隠蔽行為、米軍主導の合同防災訓練、

「軍事機密」といって質問に答えず、安全性の根拠は「ファクトシート」のみ、

「『米軍を信頼しています』としか云いようが無い。」としか説明が出来ない原子力市民安全対策課の職員。



“じゃあどこまですれば安全だって云うの?”っていうのはちょっと違うと思う。



新倉さんが「信頼関係はゆらいでないか」と様々な場面で言っているように、
「日米協定」はもはや効力すら持たない。



日曜なのに作業しちゃう国

米軍兵の船



国は相当急いでる。

米軍再編に向けて、作業真っ最中。

ただでさえ浚渫も遅れているため、日曜でもお構いなし。



まぁ日曜作業しないっていうのは口約束らしいので、
日曜やっちゃっても、
国的には「そんなの関係ねー!」って事なんでしょうね。

取材をしていると、
今日も米兵が乗った船がやってきた。

いつもと違かったのは始終ビデオ撮影をあちらもしていたこと。

今まで海自(海上自衛隊)はビデオ、写真でもってこちらを撮影してたけれど、
米兵はしてなかった。


そんなにあたしたちを撮りたいのか。


というか、
あちらは職業的に撮られても文句云われる立場にないから
こっちが撮るのは問題ではないが、
あっちがこちらの一般市民を撮るのは「憲法違反」って云ってる人が以前
別の現場であったけど、
憲法違反かどうかは置いておいても、
問題であることは明白だ。



普段日曜日にも関わらず平気で浚渫工事を進めているが、
今日は浚渫自体はやっていなかったものの、
既に掘り上げていた泥をガット船に積み替える作業を2カ所で行っていた。



11.08. 原子力空母に係る日米合同訓練

日米合同訓練に行ってきたが、茶番と酷評を受けている。

それにマスコミがわんさか次々にたかる様も妙に映った。
後半途中であまりに凄かったんで、傍観してしまった。

記者さんって傲慢そうに見えるのは、お仕事が大変だからなのか、
そんなに大きなカメラ持ってることが偉いわけ?
マスメディア様々ですか。
本当「記者」って妙な職業だ。


この訓練の報告を少々。


10:38

まずは市長がひょっこり出て来て、メディアの多さに少し驚いて、
席に着いた。

訓練は事故発生の連絡を市長が受け取るシーンから。


蒲谷亮一市長



電話が入っているという言葉を受け、
受話器を取る市長。

事故が起きたということで、何点か確認。

いつ起きたのか
大事故なのか
何処の部署には既に知らせたのか
今後どの機関と連絡を取るつもりなのか等など。


市長のお電話練習が終わると
会場移り、
情報調整室へ。



11.08. 原子力空母に係る日米合同訓練



ここでは状況把握、管理をしている。

指令を出し全体の管理をする「総括」

データチェックをする「広報班」

得た情報の整理をする「情報班」

広報担当の「指揮班・進行班」



と大きく分けて4班に分かれていた。

最も情報班が大きく、中央に配置され、

各省庁の代表が向かい合わせに座っていた。





↑進行の様子は

進行班の人間がPC入力しプロジェクターで

見れるようにしている。



訓練全体の内容では

主に広報に関することが多かった。

ほぼそれに終始していたと言っても大袈裟ではなかったように思う。



事故発生の連絡が
どこからともなく入ってくる。



日本人従業員に関して、
通常通り業務遂行中と連絡が入る。



11:10

海上自衛隊「きぬがさ」に対し、

要請が出る。

11:25出港。



日米合同モニタリングが行われる。



その間、本会議が設置される。



第1回本部員会議

↑第1回本会議の様子。

(時間を置いて計3回開かれた。)





モニタリングの際

採取した海水を日米がそれぞれが持ち帰り、

直ぐに検査。

その後、

結果が分かる迄の時間は約5分。



モニタリングをしてる最中

情報調整室では終始、

いかに広報するかを打ち合わせ。



現場状況がどこからともなく、

データもどこからともなく

流されてきて、

それを

班が全体に流す。



誰もその情報源を疑いもせず

打ち合わせは

「日常と変わりない」ということで

淡々と進んでいく。



日本側、米側の広報案が

どこからともなく送られてくる。



それを人数分急いでコピー、配布。



日本語版と英語版でそれぞれ

相違がないか確認する。



日本側が出す広報と

米軍側が出す広報に相違があってはならないことが

顕著に伺えた。


露骨なものだ。


米軍側がここで初めて発言。



調査の結果、安全であるということをもっと具体的に

はっきり言及するよう提案。

「家庭探知機にも反応しない程度であることを

例えば分かりやすい表現として、自然界に存在するバナナ一本分に値しない程の

放射能と」説明することを示唆。



米側からの広報案は計3回送られてきた。



総括は時折、

市民からの問い合わせがないか

各省に確認し、

町で騒ぎは起きていないか指揮班に確認してる。





通常値だと連絡が入ると

11:40

報道発表が出された。



指揮班は

11:42報道投げ込み開始。

「環境、人体ともに影響がない」と

横須賀港近辺の

子供育成機関、私立、保護者、教育委員会に

個別に連絡を入れる。

電話もあればFAXでもする。

その対策、サポートを担う。



見学していた人が指摘したように、

驚いたことに

誰も“何故”/“どう”起こったのか、に関しては指摘せず、

事は淡々と進んでいった。

いつ漏れたのか、

危険な状況か否か、

数値、

その数値が意味すること等

そういったことに関心を向けていて、

現場の状況の認識、

また結局どう処置したのかはほぼ皆無。



面白かったのは

英語が出来る日本人3名が米側へ説明、通訳する以外、

例えばモニタリングに関する情報を報告する人間は

日本語で米側に説明する。

身振り手振りで。

何となく分かった米側は

OKと返す。

日本人が状況説明をするのを

通訳が説明するだけでなく、

中心的な人物も英語でかぶせていく。

見事に二度手間。



時折通訳が電子辞書片手に通訳に精を出していたのも、

そもそも通訳の机にそれが置いてあるのも

面白かった。



送られてくる日米の書類に相違点があっちゃいけないから、

米側も通訳と一生懸命

比較、調整に躍起になる。





↑左側に通訳と米側。



そんなこんなで

一生懸命擦り合わせた内容

「人体的、環境的影響は全くない」

ということを

最終的に会見で発表されました。



原子力空母に事故が起こったら

自分で確認するしかないというのか。

まぁ入ることすら出来ないだろうけれど。



これ、思ったんだけど

実際起こった時にはメディアスペースもないだろうから

メディアも含め、第三者は居ないはず。



この部屋が密室的になった時、

実際どのような会話がされるのか

想像すると怖くなる。









そういえば結局原因はなんだったんだろう。

どう処理されたんだろう・・・・・













何より気に入らなかったのは

最後にわざわざ市長に会い

話にきた米側のケリー氏、ナイリー少佐、マカネニー、

(あと一人忘れてしまった‥)それと通訳の態度と発言。



「本当に市民の安全を考えていますので

今後こういったことのないように

頑張ります。」と一見真摯な感じな面持ちで語ってたけれど、

(ちなみに市長らは大きく頷き返していた・・・)


まともな訓練の実施を。




市長登場の前に記者陣に向かって「画の為の訓練ではなくてちゃんと訓練するので、」と断りをわざわざ入れ、指示に従うように促してたけど、
「画のため」云々以下の問題かと。
時間の無駄。



お疲れさまです。

横須賀市:公開討論会は開くつもりはない。

横須賀の原子力空母母港化に反対する市民の会の共同代表の呉東弁護士の報告によると、市民からの原子力空母安全性公開討論会の開催申し入れに対し、横須賀市からは「しない」という答えがあったそうだ。

以下呉東さんの最新報告:

10月11日に住民投票の会と、市民有志が、蒲谷亮一横須賀市長に対して、『原子力空母安全安心対策説明会』での市の説明内容等に関する公開質問書を出すとともに、それらについて市民と意見交換をするため、市長、国の関係者、米軍関係者等の出席による公開討論会の開催を申し入れました。

しかし、10月22日に、市民安全課より、公開質問書についてはご意見として承るが回答書を出すつもりはない。公開討論会を開くつもりはない。これらにつき文書で回答を出すつもりもない、という回答を受けました。

この市の回答は、市民の原子力空母への懸念と市民参加による安全対策の充実を求める願いに背を向けるものと言わざるをえません。

  住民投票の会は23日に、市に対して、再度再考して、市民の声を無視せずに、公開質問書に対しても回答をし、公開討論会を開催することを強く求める申し入れをしました。

・→|以上呉東さんの報告|←・



今まで、米海軍や横須賀市からの説明がなく、突如設置された「市民安全課」が米海軍や、市より先に「原子力空母の安全対策に対する市民説明会」で公での説明を8月27日から9月6日にかけて2日以外の連日行った際、やはり説明会に参加した市民からは「何故市長が来ないのか」という質問は会場は変わっても度々出ていた。担当者は「これは市からではなく、あくまで安全課の説明会ですので」と返答。だけど、質問に対する答えがよく「~だと聞いています。」と云う。だったらそれ云ってる人たち出した方が早い。市民の人たちは「だと聞いていますって・・・」という様子だった。

そんな経緯もあって、市民の会を代表して呉東さんが、市長、国の関係者、米軍関係者等の出席による公開討論会の開催の申し入れをした訳だ。

これは是非聞いてみたいと思っていた。

市長や国の人、米軍の代表者が公に出て、市民を前にしてどういう表情で、どういう風な説明をするのか本当に見て聞いてみたい。



ちなみに市民安全課による説明会で、安全性の理由、根拠を「今まで1300回の寄港で一度も事故が起きていないから。」と担当者は説明していた。会場がザワつくのは言うまでもなく。



キティーホークに代わって、今度はG・ワシントンっていう原子力空母が来ることに対して、
またその母港化に対して、
“心配で仕方がない”とか単純に純粋に“怖い”というのは理由にならないのか。



なぜ、原子力空母G・ワシントンになるのか、

でなければならないのか。

誰がそれを求めているのか。

市民感情が置いていかれている。


今わたしがしなければならないのは、何がどう問題なのか、論理的かつ具体的に説明すること。

いつも思わされるが、そういう所に住んでる人たちは、普通の人たちに比べて市政、行政に関して、勉強する必要に迫られているため、知識が豊富で関心する。



関東に原子力発電がない中で、都心の入り口に原子力空母(原子炉2個分を積む)を置くことは非常に考えられるべきこと。(地方ならいいという意味ではまったくなく)


上で説明したような、公開討論を申し入れるだけでなく、横須賀を中心として様々な動きが出ています。特に今は母港化に向けた浚渫工事が強行されているので、それの差止を求める裁判を市民の会では呉東さんを弁護士として、進めている。

以前も紹介しましたが、日が迫っているので、再度紹介致します。
傍聴出来るので、お時間ある方等は行かれてみてはいかがでしょうか。




10月29日(月)午前11時 横浜地裁 浚渫協議取消裁判

        第4回期日 101号法廷 被告:横須賀市

     

    同日   午後1時30分(1時前集合)横須賀支部 浚渫差止裁判

        第2回期日 2階1号法廷 被告:国



11月26日(月)午後1時30分(1時前集合)横須賀支部 浚渫差止裁判

        第3回期日 2階1号法廷 被告:国



12月25日(火)午後1時30分(1時前集合)横須賀支部 浚渫差止裁判

        第4回期日 2階1号法廷 被告:国

浚渫工事中@横須賀

一緒に乗船されたRIMPEACEさんの記録を許可のもと、転載致します。

↓以下転載↓



海上デモ、浚渫工事反対をアピール





2隻のボートに乗って「原子力空母の母港化反対」「浚渫工事反対」を訴える





しゃしゃり出てくる米軍警備ボートの向こうでは、浚渫船第18龍王丸が浚渫作業を行っていた





10月12日に、ヨコスカ平和船団は浚渫工事反対、原子力空母の横須賀母港計画反対を訴えて、2隻のボートに乗り組み 海上デモを行った。

海上保安庁の船のほかに、米軍の警備艇も2隻現れて、それぞれのボートにまとわりついた。



1時間以上にわたって、浚渫工事反対を横断幕とトラメガで訴えたが、米軍警備艇はトラメガの声を打ち消すように、反対のコールが流れる と同時にテープ再生のスイッチを入れて、「あなたは米軍施設に近づいている。直ちにこの水域を離れなさい」という意味の放送を繰り返し 流した。明らかな妨害行為だ。



アメリカの民主主義を守る姿勢としてよく引き合いに出されるのが、「私はあなたの意見に反対だ。しかし、あなたがその意見を述べる 自由は死守する」というコトバだ。だが米軍にとっては、死守するのは米軍の管理権であり、われわれの「反対する権利」ではない。 民主主義とは合衆国のための言葉であり、米国以外の国のひとたちのことは無視する、というに等しい、米軍兵士の妨害行動だった。

「イラク戦争の大義」も、「アフガンに攻め込んだ大義」もあったものではない。



浚渫土砂を外洋投棄するために、土運船からガット船に積み替えている現場に近づくと、船の上で「作業中止」の声があり、実際に積み 込み作業がストップした。平和船団の船が離れると作業が再開され、再度近づくとまたクレーンの動きが止まった。間近で作業を見せたく ない何らかの理由があるのだろうか。



11時過ぎに2隻の平和船団は横須賀本港を離れた。



(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 07.10.12 撮影)





ガット船の土砂積み替え現場。左端の小さなボートが、浚渫反対を訴える平和船団の1隻。





ずっと平和船団につきまとった米軍警備ボート。兵士が手を伸ばしているのは妨害放送のスイッチ。





当日の浚渫作業の実施状況図。赤丸が浚渫船。赤い四角がガット船と土運船のペア。青い部分が現在の浚渫区域



浜岡原発

浜岡原発と横須賀米軍基地取材合宿へ行った時の報告の続きで、今回は浜岡原発。



地盤が弱い上にたっているという浜岡原発。

実際地盤は非常に脆かった。



また、六ヵ所と同じで、冷却水を海に垂れ流していた。海が見れるかな。↓

浜岡原発1



こちら浜岡原発↓

浜岡原発2



どう海を汚染しないと言えるのか。



どこも共通して言えることがある。

それは原発にしろ再処理施設にしろ、それにより潤わされた生活に甘えて、市民のほとんどは反対しなくなり、反対派は本当に肩身狭くも活動をしているということ。殆どの人はもう反対と言わなくなっているということ。

何かあってからじゃ遅い。

横須賀米軍基地 来たる原子力空母

横須賀基地



行って見てきました、横須賀米軍基地。


色々と聞いてはいたけど、実際見るとやっぱり違う。


当たり前の様に沢山のイ―ジス艦なり船なりが、横須賀の海の上にひしめいているのを目の当たりにすると、両府を覚える。日本じゃない様子がよく分かる。



横須賀では「原子力空母の横須賀母校問題を考える市民の会」の清水昭一さんにお話を聞いた。清水さん曰く、横須賀の海に有る船11隻中8隻はイ―ジス艦。「イ―ジス艦は戦闘能力の高い船」とのこと。レ―ダ―で360度、200種類の対象物を識別出来、まず敵か味方かの識別を即座にするや否や、その対象物に適した武器でもって大気圏外を狙い攻撃し、外すことなく落とす能力を持ち合わせるという。

ちなみに其所で働く米兵と彼らの家族の生活費は、わたしたちの税金で賄われている。

米軍基地を置くことで横須賀市民の生活が潤わされている。要は六ヶ所村と同じ要領。(六ヶ所村の場合は再処理施設。)横須賀は米軍基地が在ることでその周辺の雇用やそれに伴う収入が潤うよう網羅されている。だから実際そこに住む人たちは目の前の生活安定求め、NO!と言わなくなりつつあるとのこと。


ひとまず。


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