JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

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アンケートの回答及び周知にご協力下さった皆様へ

この度はアンケートに様々な形でご協力頂き、誠に有難うございました。
7票ですが、私にとっては貴重な回答ですし、結果もなかなか面白く拝見しております。
票の割れ方が極端でw

「交通費が出るなら、資金源がどこであろうと参加したい」
自費でいいから、そういう企画があれば参加したい」のいずれかっていうw

もともとこういう事業があるのは知っておりましたが、まったく見向きもしなかった
(コレを使って何かしようという風に一切思ったことがなかった)ので、
お声がけ頂いた企画が、偶然にもその事業が背景にあるものであったことが分かり、(←気付くの遅いw)
今回、こうして思考を巡らすキッカケとなりました。

私自身もよくよく考え続けていたのですが、
やはり「知ること」は大切ですが、
血税を使ってまで私が企画して皆さんをお連れしようという気持ちにはなれませんでした・・・

そこの壁を乗り越えることができなかったので、やめておきたいと思います。

また、この事業は多くの人が狙っているそうなので、
わざわざ私がやらなくてもいいかなって思います。

「交通費が出るなら、資金源がどこであろうと参加したい」という人は、
この事業を利用して地下研に行こうとする人達が多いらしいので、きっと機会はあると思います。

思えば、私が企画を始めたのは、
自分自身の取材を通じて知り合った専門家達と一般市民が気軽に話し合える場やキッカケを作れたらいいな、
という思いからでした。

もちろん、最終処分についての議論を現世代でしっかりしたい、と思う一人としてできることをしているわけですが、
それが、<地層処分の理解を深めてほしい>という趣旨とは一致しない。

それよりも、どちらかといえば、
その土地(地下研のある地域)の歴史的背景を知った上で、議論しようよ、と思っていて。

だから、ただ地下研に行って知るということは、誰かにとって有意義でも、
少なくとも私が企画して、やりたい行為じゃないし、私にとっては無意味と言っていい。

そんなこんなで、この事業を使って企画することは、
まったく主体性のない、目的を失った企画に皆さんを巻き込んでしまう。
もし、これまで取材をしてきた私がそういうことをするのは、ある種、罪だと思いました。
今後も、これまで同様、自分自身がこうしたいと主体的に思える魅力的で有意義な企画を、
打っていけたらいいなと思います。
(たとえそれが皆さん自費になってもw)
今回、改めてこうした機会に出会い、出発点に戻ったような思いです。

この度は、色々と有難うございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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岡山開催*6/3〜4「—高レベル放射性廃棄物の最終処分—どうする!原発のゴミ 全国交流会」

6月3日(土)〜4日(日)
労働福祉事業会館5Fホール
 *access*バスで(中鉄・岡電バス) 
 JR岡山駅(東口)バスターミナル⑦番乗り場→約15分[230円]→明誠学園前下車→徒歩2分


参加費:¥2,000
(1日のみの参加:¥1,000)

1日目
13:00 受付
13:30 開会  実行委員長 挨拶
        岡山県実行委員長 挨拶
13:45〜14:30 基調講演①「10年で漏れ出す放射能」末田一秀さん
14:30〜15:15 基調講演②「適地提示の意味するもの」伴英幸さん
15:15〜15:30 質疑
15:45〜    各地報告
18:00     休会

2日目
09:00〜10:30 パネルディスカッション
       「適地提示をいかに跳ね返すか」
10:40〜10:55 核のごみキャンペーン関西制作
        スライドショー「いかにあるべきか」
10:55〜 フリー討論
12:00〜 まとめとアピール
12:30  閉会

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お陰様で、#tiarovercafé vol.02 開催決定…!!!

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Vol.02 のフライヤーを置いてくれたり、配布してくれる方やショップさん、大募集♡!!!
ご連絡くださいませ~
◀転載等される際は、必ず掲載元である本リンクを明記して下さいね^^▶




日 程: 09月24日(土)13:15〜17:30 
             
(★18:00〜懇親会あり〼。)
     ※ 変更!9/25(日)ではなくなりました!!
       よろしくお願い致します><

場 所: 中央林間
(詳しい場所については、お申込受付完了後、お知らせ致します★)

料 金: ¥2,000(事前振込)

定 員: 30名
(定員に達し次第締切)


お申込: 下記リンクより、お申込下さい。

     
http://form1.fc2.com/form/?id=696405

       ★お申込の際、懇親会の参加の有無も併せて、ご選択願います。
        予約の関係で、人数を把握したいので、ご協力のほど〜^^

       ★お申込確認後、お振込先等詳細をお知らせいたします。

        お振込の確認をもって、お申込受付完了となります。

▼タイムテーブル▼

12:45 開場 ←☆ テーブルや椅子を並べたり、
みんなで心地よいようにしたいと思います。
              私一人ではできません…お力添え願います(>_<)

13:15 レクチャー「地下水と地層処分」
     講師:徳永 朋祥先生
     (東京大学大学院 新領域創成科学 研究科環境システム学専攻教授


14:45 tiarover time(ディスカッション)

17:10  シェアタイム

     ★せっかく知らない者同士が集まるので、普段取り組まれているご活動がある方々に、

      一言、二言、その活動を紹介して頂いたり、フライヤーを配布して頂くような時間を

      少しでも設けたいと思っております♡(←活動内容がわかフライヤーがある場合)

      ぜひ、色々な人に知ってほしいというご活動がございましたら、

      事前にお知らせくださいませ^^

      ショップの宣伝もOK◎w

      フライヤーを置いて下さったショップさんで残念ながら不参加の場合は、お店が分かる

       もの(名刺やフライヤーなど)をお渡し下さったら、私が当日配布させて頂きます^^

17:30 完全撤収

18:00 懇親会(←何気に初開催w)

     ★これまで、比較的話し足りないような雰囲気で終わってしまっていたので、
      もう少し話したいという方々で、ゆったりとお話しできたらと思います。
      講師・徳永先生も参加してくれます〜♩


来場者もお客様ではなく、私となんら変わりない同じ一般の人だと思っています。
  ですので、おもてなしは一切致しません。笑 予めご承知置き頂ければ誠に幸いです。

☆ 私自身も、参加者も基本的に一般市民で、こういったことについては、素人です。
  なので、「難しそう…」と懸念して、参加を躊躇うのはある意味ムダです(笑)
    分からないから、やっています。笑
    大勢の前では聞くのは恥ずかしいようなことも、聞ける場です^^◎

  



▼「#tiarovercafé」とは:

地層処分について、気になるテーマを一つ設け、その専門家や事業関係者と市民が、コーヒーでも飲みながら、直接ざっくばらんに話し合える小規模&カジュアルな場であり、機会

▼ 概要:

地層処分に関する専門家によるレクチャー&ディスカッション
  
今、一般市民が最も関心があると私が感じていること1つに絞り、分かりやすくシンプルなテーマを設けて、それに関する専門家を招き、普段感じている素朴な疑問や分からないことについて、聞いたり、話し合ったりしようとするもの。
(Vol.2では、前回「地震と地層処分」で、地震よりも地下水の方が問題だという講師の指摘から、この地下水という点に絞っています。)

レクチャーと言っても、学校の講義やプレゼンのような大袈裟なものではなく、基本的なことをお話をして頂き、話のきっかけになればと思っております。


▼ 特徴&大切にしていること:

➢  市民がそれぞれ抱いている素朴なQについて、専門家と共有し、意見を直接
意見を交わすこと。
   またそれを繰り返し行うこと

➢  少人数であること
➢  とてもカジュアルな雰囲気で、ざっくばらんに話せること

 (=一人一人が発言しやすい環境であること)


➢  <答え>は求めないこと


➢ お互いの意見を尊重すること


                  ♥以上♥

          お誘い合わせの上、ご参加くださいませ〜♡


「#tiarovercafé」オープンのお知らせ

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日 程: 07月23日(土)13時〜16時半

場 所: SHIBAURA HOUSE 03F - Lounge

     (JR田町駅芝浦⼝ / 都営三田線・浅草線 三⽥駅A4出口より徒歩10分)    
     map: 
http://www.shibaurahouse.jp/about/access_contact

料 金: ¥2,000(事前振込)

定 員: 30名
(定員に達し次第締切)

お申込: 下記リンクより、お申込下さい。

      http://form1.fc2.com/form/?id=696405

     お申込確認後、お振込先等詳細をお知らせいたします。
     お振込の確認をもって、お申込受付完了となります。

▼タイムテーブル▼

13:00 開場 ←☆ 稲垣、講師も参加者も同じ時間に開場。
             テーブルや椅子を並べたり、レイアウトも自由が利くので、
           みんなで心地よいようにしたいと思います。
           私一人ではできません…お力添え願います(>_<)

13:30 レクチャー「地震大国・日本における地層処分の可能性」
      講師:高橋 正樹先生(日本大学文理学部地球システム科学科教)

14:30 ディスカッション(1時間半程度)

16:30 完全撤収


来場者もお客様ではなく、私となんら変わりない同じ人だと思っています。
  ですので、おもてなしは一切致しません。笑 予めご承知置き頂ければと思います。




 ▼「#tiarovercaféとは
地層処分について、気になるテーマを一つ設け、その専門家や事業関係者と市民が、コーヒーでも飲みながら、直接ざっくばらんに話し合える小規模&カジュアルな場であり、機会

(ケータリングも検討しましたが、少人数なので、好きなお飲物をご持参頂いた方がいいかと思いますので、今回は一先ずコーヒーのご用意はありません…笑 あしからず…)


▼ 概要:

地層処分に関する専門家によるレクチャー&ディスカッション
  
今、一般市民が最も関心があると私が感じていること1つに絞り、分かりやすくシンプルなテーマを設けて、それに関する専門家を招き、普段感じている素朴な疑問や分からないことについて、聞いたり、話し合ったりしようとするもの。
(Vol.1では、今、一般市民が最も関心があると私が感じている「地震と地層処分」という点に絞っています。)

レクチャーと言っても、学校の講義やプレゼンのような大袈裟なものではなく、基本的なことをお話をして頂き、話のきっかけになればと思っております。


▼ 特徴&大切にしていること:

➢  市民がそれぞれ抱いている素朴なQについて、専門家と共有し、意見を直接
   意見を交わすこと。またそれを繰り返し行うこと

➢  少人数であること

➢  <答え>は求めないこと

➢  とてもカジュアルな雰囲気で、ざっくばらんに話せること

以上

【映像&質問事項】第二回「特定放射性廃棄物地層処分に関する会合」


使用済み核燃料を地層処分することについて、適地を提示するなど国が主導して進める閣議決定や、この絞込みについて文献調査をはじめとするサイト選定を急ぐ動きを受け、過去に専門家に適地の一つとして挙げられた地域付近に暮らすベクレルフリー北海道・マシオンさんを中心に、北海道はもちろんのこと、全国がその対象であることから、現実的に適地候補として挙げられる可能性が大いにあるとして、危惧を強く持つ市民団体らが、関係省庁や組織に対し、話を聞く会合が持たれた。(2014年08月20日)



Live streaming video by Ustream

【第二回 「特定放射性廃棄物地層処分に関する会合」質問内容】
※7月29日第一回の会合時の回答に対する追質問

===(転載開始)=====================================

1 使用済み核燃料の再処理前払い金等の民間会社間の契約内容について

① 電力会社と日本原燃との間で交わされている使用済み核燃料の再処理前払い金について、消費者として、あるいは株主として契約内容の開示を請求することはできるか?

② 上記契約について電力会社側から解除を申し出るということは可能なのか?

③ 使用済核燃料の「資産」としての扱いについて各電力会社では、電気料金算出の際のレートベースに使用済燃料を計上している。このとき、1トンあたり幾ら相当で計上されているものなのか?平均的な額を政府機関(経産相、金融庁、消費者庁)は捉えているか?

2 特定放射性廃棄物最終処分地適地候補の選定スケジュールについて

① 科学的有望地については「二つのWGの中間取りまとめを踏まえ、引き続き議論する。いつまでに結論を出すのかは、決めていない」との答えがあった。議論をしている間は有望地のマップは示さないという意味として捉えて良いか?

② 「有望地の基準についてはこれから議論する」と答えていたが、その議論はどの程度の期間を想定しているのか?

③ 現段階で想定している今後1年程度の具体的な選定までのプロセスとスケジュールを、示すことが可能か?

④ 「科学的有望地」の選定基準・およそのガイドラインについても現在、有識者会議等で検討中であり、示されていない  とのお答えがあった。どのような処分方法が最善とするにも「総量管理」を考慮しなければならないことは、原子力発  電について推進、あるいは反対派、双方にとって共通の認識である。放射性廃棄物の総量をこれ以上増やさないために  は脱原発しかないことは野田内閣時代に一応の見解として示されていた。原発再稼働によって総量が増加することを、  関係省庁はどのように捉え措置をするのか? 総量増加抑止の警告をするべきではないか?

⑤ 今後政府の指定した「科学的有望地」全ての箇所において、住民及び首長の反対により文献調査まで進展しなかった場合、その先のことはどうするか決まっているか?

⑥ 地層処分を最善とする「特定放射性廃棄物の処分に関する法律」や、一度進んだ計画を途中段階で見直すことは可能なのか?

3 使用済み核燃料の直接処分について

① 「使用済み核燃料は資源。廃棄物ではない」が政府の従来見解であった。過日、NHKが報じた原子力機構の報告書や新しいエネルギー基本計画で直接処分に言及したが、この従来見解を転換したということか。

② 上記報告書を原子力機構などのHPなどで公開すべきではないか?

③ 直接処分を選択肢に加える場合、特定放射性廃棄物に関する法律の見直しが必要になる。7月29日の会合では、現時点では法改正を行なう予定はないとの回答があったが、行なうとするなら、どの時点で、どのような場合が想定されるか?

④ 「モンゴルに日本の核廃棄物を持ち込み貯蔵するという計画は絶ち切れたのか?」という質問に対し、7月29日の会議で、経産省の担当官から、そのような計画は認知していないとの回答があった。2013年5月18日にはモンゴル国内に4箇所の貯蔵施設、小型原子力実験炉を含むプロジェクトへの巨額な予算案がモンゴルの国会で承認されたとインターネット上で明らかにされている。
 この構想はCFS構想に基づいているはずであり、そもそもCFS構想の原文が公開されていない。この予算が依然、生きているままだとした場合、いまだモンゴル国内でプロジェクトが動いているはずである。使用済み核燃料に関連する省庁は、日本政府が関与して作成したCFS構想の原文を公開し、日本とモンゴルのCFS構想やモンゴル国会で通過したプロジェク予算について追跡調査してもらえないか?
 ※「経産省が主導、2011年2月には米国が作成した文書への署名をめざし」、「モンゴル産のウラン燃料を原発導入国に輸出し、使用済み核燃料はモンゴルが引き取る「包括的燃料サービス」(CFS)構想の実現に向けた日本、米国、モンゴル3ヶ国政府の合意文書の原案が18日、明らかになった」(共同通信 2011/-7/18)。

4 東海村と六ヶ所村で保管中の高レベル放射性廃液620㎥の扱いを今後どうするのか?

①    技術が確立していない状況のなかで、今後、ガラス固化体にする見通しはあるのか?

②    前回の会合で、今まで六ヶ所村に運ばれた3376トンの使用済燃料は、これまで425トンがアクティブテストによって処理されたと伺った。一方で電力会社の方に、「再処理によってガラス固化体が何トンできるかは、燃料の状態や再処理の条件によって変わるので一概に言えない」と伺っている。425トンの燃料の処理によって生じた分のガラス固化体は、何トンになっているか?
 その処理にかかった経費は故障対応等も含め全体で幾らか?(この、経費については先日既に質問していたはずであるが、すぐにはお答が叶わないとして確認事項になっている。)

 ③ 海外委託によって再処理済みの使用済燃料総量は何トンか?それによって生じ、六ヶ所村に保存されているガラス固化体は現在何体か? 総額幾らの料金を支払ったのか?


5 7月29日の会合で山内さんが発言された動燃時代の調査結果「国内88カ所、道内11カ所の候補地」に関し、経産省担当官からは「承知しない」との回答があった。動燃が実施したこの調査の結果について、原子力機構やNUMO、政府はどう受け止め、どう事業に反映させているのか?

6 規制庁への質問項目と推察する質問内容

① 原子力発電所以外の防災対策などの詳細について、「場所が決まらないのでどのような対策が必要か決まらず、具体的な防災措置の検討ができない」「現在は原子力規制庁で防災や避難について、原子炉等の規制と同様の考え方を示している」との回答だったが、特定放射性廃棄物の最終処分の場所を決める以前に、日本全国に適応可能な一般的な条件で、いざという時の大量放射能漏れ事故の際の対応をシミュレーションし、必要と思われる対策・およその被害想定について明らかにしておくべきではないのか?

②    現在は原子力施設立地自治体にだけ課せられている避難計画等、防災対策だが、事業者に対しては課しているのか? そうではない場合、今後、事業者にも求めることは考えているのか?(NUMO・日本原燃にも同様の質問)

7 NUMOに対する質問項目

①    オーバーパックの輸送・廃棄物のキャスクへ封入過程における事故は想定されているか?

②    1000年などという先のことではなく、ただちに発生を予想すべき輸送、加工、搬入、貯蔵中の事故により周辺環境に放射性物質が漏れた場合、どのような範囲にわたってどのような影響が出ると想定しているか?

③    万が一放射能漏れ事故が発生した場合の対策は想定されているか?対策しなければならない必要最低限の条件はどのような内容か?

④    原子力災害の際の保険には補償額に上限があると聞いているが、使用済核燃料に関する事故時の賠償のためにどのような保険に入っているのか? 補償額に上限はあるか?

⑤ 放射性物質を地下深くに埋めれば、地下水の移動勾配が低いので、いざ放射性物質の漏洩が起こった際にも、拡散のスピードを抑えられるが、その際、地層に断層などがあれば、そこを伝ってその部分でだけ地下水が速く移動し、断層がいわばエレベータの様な役割を演じると伺った。「地下深くに埋めることが安全だから」と、トンネルを掘ること自体が、どの様に埋め戻したとしても、周囲の地質との不均一な領域を生み出し、そこを伝わって放射性物質が想定外に速く地上に漏れ出してくる可能性があるのではないか? そのような事態には、どの様に対応するのか?(研究にも関わると思うので、原子力機構にもお答えをお願いする)

⑥ 深地層処分に関するシンポジウムに参加した際、地層処分に否定的な専門家が一人も登壇していなかった。議論の過程は録画されており、ネット上などで公開をお願いしたい。今後、議論の一部始終を全て公開し、地層処分に賛成・反対双方の立場の専門家を同数ずつそろえた公平な条件でのシンポジウムを、全国で開くご予定はあるか? また、その様な可能性を検討しているか?

⑦    同じ地層処分でも、再処理後のガラス固化体の処分と、使用済燃料の直接処分とでは事情が変わると思われる。もし直接処分になった場合には、NUMOは今後も地層処分の「実施主体」となるのか?

 ⑧ 3000年後からの将来世代における、オーバーパックが破損してからの放射性物質の地中からの移行による被曝は、年間0.3μSvの影響しかないとする計算の根拠はどのようなもののか? 現世代で地表の汚染が更に進む影響は考慮されているのか?

8 日本原子力研究開発機構に対する質問

① 前回の会合で「約20年の研究期間を延長するかどうかも含め現在検討中」としていたが、「延ばすかどうか検討する」こと自体、三者協定を軽んじているのではないか?

②  研究施設の研究期間延長を検討する前に、地元住民に対する説明や、有識者から意見をうかがう機会はあったのか?また、その様な予定はあるか?

③  幌延町と深地層処分研究センター、エネ庁へも資金が出ていると聴くが、これまでどれだけ拠出され、どのように使われたのか? (前回の鷲見議員の質問で確認事項となっていた宿題)

以上

呼びかけ主催団体:ベクレルフリー北海道
                        核廃棄物施設の誘致に反対する道北連絡協議会
        NNAA Japan 
                      地方自治を考える市民の会
協力・賛同:      福島みずほ事務局

=====================================(転載終了)===

出席政府関係機関: 

経済産業省 資源エネルギー庁(核燃料サイクル産業課、放射性廃棄物等対策室、原子力政策課)
文部科学省 原子力課 放射性廃棄物企画
本原子力研究開発機構(地層処分研究推進課、総務、事業計画統括部)
原子力規制庁 放射線防護対策 原子力防災対策
日本原燃 企画部
NUMO(事業計画、技術部、地域交流部)
 

北海道幌延町の「深地層研究センター」にかかわる要請

去る2月3日、幌延・札幌など、道から日頃高レベル放射性廃棄物最終処分研究について
反対運動をされている皆さんが、はるばる東京にいらして、
JAEA(研究機関)、経産省、科技庁(文科省)、NUMO(実施主体)等の関係機関に対し、
要請行動をされたので、一部同行させて頂いた。

その内容は下記の通り:

<要請事項>

1. 日本学術会議が「日本列島に安定した地層はなく、現在の最終処分を見直 す」と提言したように、地震国日本において、10 万年間も監視が必要な、核 廃棄物の存在を後の世代に知らせることができない「地層処分」は直ちに断 念し、幌延町における「深地層研究計画」を中止すること。

2. 北海道および幌延町、核燃料サイクル機構(当時)において締結された「幌 延町における深地層の研究に関する協定書(「三者協定」)」を遵守すること。 また、「三者協定」に関して、以下の事項を再度、明らかにすること。

(1) 研究期間中や研究終了後においても、放射性核廃棄物を持ち込むことや使 用することはしないこと。

(2) 研究終了後は、地上の研究施設を閉鎖し、地下施設は埋め戻すこと。

(3) 幌延の深地層研究センターを将来とも、放射性廃棄物の最終処分場としないこと。

3. 当初計画である「20年の研究期間」を遵守すること。また、終了年度を 明らかにすること。

4. 「特定放射性廃棄物の持ち込みは受け入れ難い」とする「北海道における特 定放射性廃棄物に関する条例」にもとづき、北海道内のすべての自治体に対 して、最終処分地の候補地選定に向けた「文献調査」の申し入れは行わない こと。


@JAEA(東京)
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対 経産省、科技庁
DSC_0100_convert_20140211182451.jpg
 

ずっと見たかった、
当事者と関係者のやり取り。

結構、具体的な話(質問)がされたので、
極力、それぞれの回答を文字に起こして、紹介したいと思う。

ざっくり印象として、
とりあえず初めてみた文科省の人は、なんにも把握していないんだなぁ・・・(遠方から来ている人に対してあまりに失礼なんじゃないかな…)ということと、全体的になんだかとても煮え切らない。

関係者は、「協定は遵守する」と言えばいいと思っているかのよう。

それは当たり前のことで、
遵守するにあたり(するならば、必要となる)その中身、スケジュールを具体的に示さないことには、納得されるはずもなく・・・

当初約束(条件)とされた研究期間の20年に照らし合わせれば、
研究終了時期は2021年。
あと、7年。

実際、2021年の終了をしようとすると、そろそろ具体化していかなければならないが、
機構「改革」の名のもと、現在第3期中期計画を検討、策定されている最中ということで、
その点(地上研究施設の閉鎖、地下施設の埋め戻し)について、明確な答えは得られず、先送りにされてしまっている。
(昨年9月に同席させて頂いた瑞浪における地元市民らと機構の交渉の場でも同じことが言えた。
 テープ起こしをされているので、誠に恐縮ながら、リンクを貼り、紹介させて頂きたい。
 参照▶瑞浪超深地層研究所は継続する
    名ばかり改革&内容整理に過ぎない 9月12日の原子力機構との話し合い
    リンク元:れんげ通信

それと今回、幌延の人たちが指摘したように、
関係者が物事を議論する過程で、三者協定に反するような発言をしたり、
試しに出してみて、
指摘があったら、撤回したり…
(今度具体的に列挙してみたいと思う。)

そうした度重なる不誠実さが積もり積もって、
彼らの不信感があるということが、すごく感じられた。

遠くにいながら、とてもちゃんと見ている。

近くに住む、わたしたちなんかより、何倍も、ちゃんと行政の動きを見ていることに、
尊敬すると同時に、反省した。

今後はもっと、
どのような過程を経て、
“なし崩し的に”物事が動くかを注視したい。

この事業においては、人の、特に関係する人間の、発言にはとても繊細さが必要だし、
もしも、この研究の時点でそれができなければ、
実際に処分となった時に、いくら情報開示や、透明性、約束の遵守を訴えたところで、
それは守られないということを証明しているようなものだと思う。

もちろん、一人一人の発言をコントロールすることは難しいだろうけれど、
それだけ、この事業に従事するならば、
その重大さを、認識しておく必要がある。

また夜には、
2/3 NO!核のゴミ 高レベル放射性廃棄物の最終処分を考える東京集会が開催された。

140203.jpeg 

幌延での運動は、もう30年になる。


あの短い時間で、
この幌延問題を広めるべく、
きちんと発端から、これまでの経過(歴史)を話される姿勢を目の当たりにして、
なんだかとても切なく、
また、すばらしいと思った。

もう30年も経つというのに、
あまり知られていないなんて…

とか柄にもなく思ってしまう。

当日の模様は後日アップする予定。(気長にお待ちください)

平成25年度 第3回原環センター講演会 を終えて

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誠に僭越ながら、原環センターが主催する平成25年度第3回原環センター講演会で、
自身制作のドキュメンタリー上映&意見交換をさせて頂きました。

一般市民の参加ももちろん許されている講演会ですが、
関係者がほとんど、というものらしく、
参加されていたのは、ほぼ原子力(特に地層処分事業)関連の
業者さん、技術屋さん、その他関連機関、関係省庁の方々で、
約60名だったかと。

考えてみれば、
関係者の方々のみを前に、お話ししたことはなく、
無駄に緊張もしましたが、
非常に貴重な経験でした。

人に口頭で伝える難しさ、
質問にその場で上手に答える難しさを痛感した・・・

それと、
あれだけ関係者がいたんだし、
もっと関係者の皆さんが何を感じているのか、
今後について、どう考えているのか聞きたかったなと
後悔したり。

今度は講演会ということではなしに、
一緒にざっくばらんに話す、座談会的な感じで、
皆さんと話せたらと思います。

頂いた質問、感想を覚えている限り、紹介したい(順不同):

・専門的すぎはしないか。これを見て一般の方々は分かるか。その点、何か思う事があれば。
・様々な地元の声を聞けて、とても参考になった。
・経歴を見る限り、反対姿勢から入った方のように見受けられるが、考え方に変化はあったか
・サブタイトルのJapan Specificについて:何がJapan Specificだと思ってつけているのか。
・幌延の若い人の意見も聞いてみたい(映像に出ている皆さんご年配のようなので)
・「二項対立ではない」ところを目指しているといいながら、映像に出てくる構図が二項対立のように見える。
 どのようにカバーすべきと考えるか
・余呉町など、そういったところは、単なる原発反対とは異なるように思う。
 ある物(廃棄物)に対して、どうにかしなければいけないのは分かっているんだけれど、NIMBY(Not In My Back Yard)で、
 そこの辺り、どう捉えているか。
・今後どうやっていけばいいと思うか、策があれば聞きたい etc...

「普段住民の声をなかなか聞けないので、とても参考になった」という声を多く得たので、
多少なりとも意味はあったかなと思う反面、
関係者に良い評価されると、
間違った方向にいってるんじゃないかと無性に不安になる・・・(笑)

でも、評価も批判もそれなりに多く頂けた。

一番驚いたのは、推進機関の人に
「地層処分に入れ込みすぎている」と言われたこと(笑)

従軍取材にも似た現象が、まさか自分にも起きてるとでもいうのか・・・!?(苦笑)

そういう意味では、
作品、また、自分自身の考え方を客観視できる良い機会だった。

同じことに取り組み続けると、いっちばん初めに持っていたはずの
感覚を失ってしまうことが今は自分自身、怖く感じている。

だからこそ、
色んな人たちと直接会ったり、話し合ったりし続ける必要があるんだと改めて実感した。

最後に、
先日の意見交換の際、答えになったかなっていないか、不安なところがあるので、
ここで補いたい。

関係者の方々の多くが、
この先どうしていくべきか、ということに非常に頭を抱えているようですが、
ずっと「難しい」と言って悩み続けるわけにもいかないと思う。

やらなきゃいけないことをおおかた分かっているのに
それすらやってないんじゃないかなと思ったりする。
何かをやったとしても、形式的にやって功績作りをしているだけ。

市民が考えたいと思うきっかけだったり、
そういう変化を起こせなかったら、
やってきたことにはならないと思う。

偉そうに申し上げて大変恐縮ですが、
「市民の理解を得る事が大切」、「対話が大切」
分かっているのなら、それをとにかくやってみればいいと思う。

この問題を動かせるのは、
本気で解決したいと思う情熱に尽きると思っている。

地層処分をやる方向に動かしたいと思うのであれば、尚更、
サイト選定に急ぐのではなく、
本気の市民に対する理解促進の草の根的な努力しないと、
地層処分はできないと思う。

それを抜きにして、今後、
本気で適地を提示していくっていうなら、
今までの10年より、状況は後退するだろうと思う。

私は進めたくて言っているのでは毛頭なく、
推進機関の方々(特に行政のトップの方々)が、
これまで地層処分ができなかった理由を、
どうやら間違って捉えられておられるようなので、
申し上げているにすぎない。

一方で、
困ったことに、
国が率先して、適地を提示していく方向性についても、
関係者でさえ事実関係を把握していないような状況で、
“ほんとのとこ”が見えにくいまま、
ただ、国が率先して、適地を提示していく方針らしいことだけが散らばってしまって、
結局、市民レベルでの話し合いや対話が置き去りな状態に拍車をかける報道屋さんってほんと嫌い・・・
デリカシーがない。
読む側が冷静に読み取らないといけない。

(小泉発言にしたって、そりゃ衝撃もあったけど、
 そんなこぞって取り上げ出さなくてもいいし、
 「それについてどう思うか」を聞き回ったり、そういうところで馬鹿騒ぎしちゃって、
 とことん本質からそれてく記者ってどうなの、ってつくづく思う。思惑通り?振り舞われ過ぎ。)

「最終的には政治判断」とか時折耳にするけど、
そういうのとは違う次元で、
地道に考えたり、話し合ったりしたいと思う。

いずれにせよ、ようやく議論をしようという雰囲気が芽生え始めた社会に、
またそんな乱暴なやり方をしたり、
報道によって混乱を招いたりして、
民主主義の芽をつぶさないでほしい。。。

(話ずれちゃった…)

まぁ、私は入れ込み過ぎているらしいので、
今後、この問題の捉え方も自分自身改めて整理して、
取り組みたいと思います。

この度は、大変貴重な機会を頂き、
心から感謝しております。

ご参加下さった関係各位及び主催された原環センターの皆様、
ありがとうございました。

またお話できる機会を得られたら、
ぜひ今度は気軽に話したいです。

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*** The SITE 上映&ディスカッションイベント開催のお知らせ***

 2006年から高レベル放射性廃棄物最終処分事業を追ったドキュメンタリー
The SITE上映とディスカッションイベント第3弾!
TIME to SOLVE  Vol.3
⾼レベル放射性廃棄物最終処分ー⽇本におけるコンセンサスの過程

◉ ⽇時: 12月22日(⽇)13 時半〜17 時


13:15 開場
13:30 The SITE - Japan Specific - 上映(95 分)

     - 10 分休憩 -
15:15 ディスカッション開始 
16:45 ディスカッション終了
16:50 終了


◉ ゲスト

・ 鈴⽊ 達治郎さん(原子力委員会)
・ 梅⽊ 博之さん (日本原子⼒研究開発機構 地層処分研究開発部門 部門長)
・ 高橋 正樹さん (日本大学教授|地質環境の長期安定性研究委員会委員) 
・ 藤村 陽さん  (神奈川⼯科⼤学)  
・ 赤司 友一郎さん(NUMO)※検討中

◉ コンセプト:

賛否などといった⼆項対⽴ではなく、立場を越え、⾏政、推進関連機関、研究者、技術者、慎重派、反対派など、本事業に携わる様々な関係者を一度に集め、⼀般市⺠が関係者らと直接やりとりし、今後の高レベル放射性廃棄物最終処分について、 単に意見交換するだけでなく、ではどうしたらいいと思うのか、というところまで、現実的に解決を模索する建設的な議論展開を目指した、これまでにはないカジュアル&オープンな場を実現したもの。

◉ 会場:ゲンロンカフェ(東京・五反田)
  http://genron-cafe.jp/

◉ 定員:60 名(定員に達し次第、受付終了)

◉ 料金:2,500 円 ※ 要事前振込

The SITE - Japan Specific - とは:

研究施設関係者、技術者、安全規制支援研究、研究施設をおく地域住民、処分場誘致を計画した町の人々、関連研究を担う大学関係者らなど、
高レベル放射性廃棄物最終処分事業=地層処分=に携わる様々な立場の人々に対し、2006年からインタビューをしたもの。

◉ お申込:

当サイトのメールフォームよりお申込下さい。

※件名に「【申込】TIME to SOLVE Vol.3 参加希望」と書いて下さい。

※過去に Vol.1, Vol.2 に参加された方は、その旨、記載して下さい。

※ 3日以内に確認メールをお送り致します。
  その際、記載された振込先に1週間以内にお振込み願います。
  振込確認メールが届いたら、申込完了です。

※ 電話によるお問い合わせは受け付けておりません。
  ご質問等ございましたら、メールフォームよりお問い合わせ下さいませ。

◉ その他:

会場は、通常カフェなので、ドリンクの注⽂もできますし、 しなくてもいいです。 
お好きなようになさって下さい。

ORGARNIZER▶▷▷稲垣美穂子(The SITE 制作者)

new!チラシ(吉田様、赤司様以外)flyer22.jpg

NUMO技術開発計画レビュー版提示

3/18 NUMO
「地層処分事業の技術開発計画 -概要調査段階および精密調査段階に向けた技術開発-(レビュー版)」
http://www.numo.or.jp/approach/hyoukakaigi/pdf/proceedings130318.pdf

【幌延】地元住民団体、北海道庁に対し抗議&要請

先日、幌延深地層研究センターのある幌延町や豊富町等地元住民団体が北海道庁に対し下記を行った。

1)住民からの説明要請に対する幌延深地層研究センター所長の拒否対応に関する要請

  ←歴代の所長は、「説明を求められれば出向いて説明する」との対応をとり、地域住民の要請に対し、
   説明責任を果たしてきたが、新たに就任した坂巻昌工所長は昨年10月30日豊富町の住民説明会
   開催要請に対し、「個別の説明会への対応拒否」(同年11月12日付)と回答し、現在もその
   姿勢は変わらない。透明性の確保として「地域の方々との意見交換を行っていきます」と明記された
   「三者協定」にも反することはもとより、この高レベル放射性廃棄物最終処分問題において、
   どの立場の関係者も理解促進、情報公開、社会的コミュニケーションが重要だとされている中で、
   非常に問題であるし、それを黙認することは、道の姿勢も問題視せざるを得ない、というもの。

2)幌延深地層研究センターでの「使用済み核燃料の直接処分研究」に関する申し入れ

  ←北海道新聞が、経産省と文科省が2013年度概算要求に、初めて使用済み核燃料の直接処分をするための
   研究費をそれぞれに3億円程度計上し、今後5年程度研究を実施する計画を明らかにしたと報じた。
   (2月3日)また文科省が幌延深地層研究センターでの研究を検討するとのコメント。これを報道を通じ
   て知った地域住民は、「『使用済み核燃料の直接処分研究』受け入れは、平成12年6月道がとりまとめた
   『幌延町における深地層研究所(仮称)計画に対する基本的な考え方について』の道の認識に反する」と
   して、本件に対する道の見解を求めたもの。

3)幌延深地層研究センター(日本原子力研究開発機構):地下施設建設工事での異常情報隠しに対する抗議

  ←2月6日、深地層研究センターの地下研究施設建設工事でメタンガス濃度が上昇、地下水増水等の異常と、
   作業員非難、電源遮断、建設工事停止、そして一般人の地下施設見学中止といった事態について、14日の
   報道を通じて、地域住民は知ったこと、また、事態発生の翌日に開催された関係者ら参加の意見交換会で
   は、事態説明することなく、道庁にのみ情報提供をしたことも住民らは問題として強く抗議、今後も緊急事
   態における情報操作されることをはじめ、重大事故発生の可能性、また研究計画の危険性を強く危惧し、
   研究計画中止と幌延からの原研撤退を求めたもの。

なかなかアツい遣り取りが交わされた。

大変残念なことに、ネット環境等の不具合が発生していたため、全体で約2時間だった遣り取りだが、Ustreamではその数分しか配信できなかった…

ごく一部に過ぎませんが、
前半録画したもの(40分:10分×4コマ)は、Youtubeにて公開しております。









センター所長の「個別の説明会への対応拒否」回答、姿勢について、道の担当者は、

「道としても、地元住民の方々に理解をして頂くことが重要だと考えておりまして、昨年12月に、口頭ではありますが(説明会を)行ったり行わなかったり、その場その場の遣り取りではなく、ルールを作って情報公開をした方が良いのではないかという申し入れを行った。一方的にこういうルールを作るというわけにもいきませんので、どういう形というのは豊富町等の皆様とお話をしながら、ルール作りは必要かなと。」という。

しかし、これは全く筋違いの話で、そもそも三者協定に
「丙(機構)は、積極的に情報公開に努めるものとする。」と明記されており、
「ルール」というならば、それ自体がルールであるし、
ここでそういう事を言うのもおかしな話だ。

かと思えば、
「情報公開は大前提で」といいながら
「センターに情報公開の認識がない」と言うのに、
それ自体を道が“問題”視していないことが問題。

そんな具合の道に、住民らもそれで納得いくはずもなく、
もっと具体的に「申し入れ」というのは、誰に何と言ったのか尋ねられると、

「(副所長に)やった方がいいんじゃないですか、と申し入れをした。」と担当者。

よくよく聞くと、
“副所長が来庁した際、口頭で、そう伝えた”というもので、
「道として申し入れをした。」と自信満々に住民に説明するのはおかしい話だというように感じた。
言うまでもなく、「申し入れ」に値しない。

また、その「申し入れ」は、センターに対しあくまでも「お願い」という形で、
「道はそういう(注意、勧告する)権限はない。」と言うが、
三者協定には、機構が違反した場合、「深地層の研究停止など必要な措置をとることができる」と明記されていることからも、三者協定を蔑ろにしているようにしか映らない。

また非常に興味深かったのは、「直接処分の研究」に関する議論で、
「幌延は勿論、北海道で直接処分の研究なんてあり得ないですよね?」と住民に念押しされると、明言を避け、どうもハッキリしない。ただ、「核を持ち込むこと」については「ない」と断言するのに、「直接処分研究」となると、ゴニョゴニョ…ずっと盾にしてきた「三者協定」の則り、道が本当に「核を持ち込ませない」という意思があるのなら、幌延(北海道)を「直接処分の研究」ということにはなりえないし、もし担当者でなくても、道の職員であれば、「あり得ない」と言って断言できるシンプルなところであるのに、責任者の直属の部下(担当者)がその場で回答できない姿には、驚いた。

やはり、三者協定がいかに形式的なものに過ぎず、
行政機関が「(研究施設に)核を持ち込まない」と言えるための“盾”として作られた打算的なものだということを
目のあたりにした。

その他、今回の住民団体の要請行動における遣り取りを通じ、道の様々な言動を見て、
道が、いかに独自の見解を持っていない(持とうとしない)かということと、
三者協定を都合良く利用しているだけということだけは、よく分かった。

核燃サイクルがどうなるか分からない状況なのと、
一地方自治体の首長である北海道庁が、意思表示をしないことは、関係ないことで、
核燃サイクルがどうなろうとも、
一首長が意思決定をするのは、地方自治体の最も大切な権利である。

それができるからこその地方自治体、でなければ一体地方自治体とはなんなのか・・・

住民団体の皆さんが怒り心頭だったことは、言うまでもない。

『地層処分-脱原発後に残される科学課題-』吉田英一著

取材で大変お世話になった名古屋大学の吉田英一教授の最新著書『地層処分-脱原発後に残される科学課題-』が発売されている。つい最近出たばかり。


取材前に、彼の前作『地下環境機能―廃棄物処分の最前線に学ぶ』を読んだが、非常に読みやすく、読み応えもあり、驚いたのを覚えている。
理系ではない人間にも、分かりやすく書かれており、非常に勉強になった。


今回の本は、
地下はどのようにできているとか、地下環境にみる歴史等、時に諸外国のそれと比較しながら説明が展開され、素人では予想もつかないような広大な世界が広がっていて、本当に地層処分の本?と思ってしまう程、スケールが大きい。
それが、いけないということではなくて、地下環境を知るということがどういうことなのかを、暗に教えてくれている。ゆえにニュートラルだと私はずっと感じている。

そのように地下環境のいわば捉え方を知った上で、
今度はそうした地下環境を利用していこうとすることの意義、
ゆえに地層処分をするということは、どういうことなのか、
何を私たちは考えるべきなのか、地下環境学的観点から、具体的に示している。

文系にも読めるオススメの専門書。
ぜひ。

ちなみに、主に自身が取材、あるいは参加するイベントで、
編集社のかたのご好意で、
通常2,500円のところ、2,000円という特別価格で個人的に販売させて頂いております。

お目にかかる機会のある方で、
ご興味ある方は
個人でも、
お店のかたで、お店で販売したくて複数冊欲しい方も、
ご相談下さいませ。

参考迄に:
(こちらが著者の前作。これを読んで、最新刊を読むと、もっと理解が深まるので、オススメです)

平成23年度 安全研究センター成果報告会(JAEA)

Twitterをご覧頂いた方はご存知の通り、17日に開催された平成23年度 安全研究センター成果報告会を取材した。
安全研究センターHP→http://www.jaea.go.jp/04/anzen/index.html

同センターは9つのグループに分かれており、今回の報告会においては、熱水力安全研究Gr、サイクル施設安全研究Gr、廃棄物安全研究Grの観点から、プレゼンがされた。

1012_1_17_安全研究センター報告会


具体的な中身に関しては、整理した上で追って書くとして、主な内容としては、JAEAが福島原発の事故後どのような対応をしていたか、また、今分かっていること、まだ定かではない事、その後どのような解析をし、それによってどのような結論を導いているのか、ということや、廃棄物に関しては今回災害廃棄物を取り上げ、どのような基準を以てそれぞれの廃棄物を処理・処分しようとしているか等の現状等が報告された。

また、会場に集まった関係者が発表者に対し、技術的な質問、議論を展開され、必ずしも発表者が紹介した解析等が適切とは言い難い点等を時に指摘し合い、非常に興味深かったので、出来る限り紹介したいと思う。

プログラムは下記の通り:



プログラム

開会挨拶                     理事 横溝英明

安全研究センターにおける研究の概要
                     副センター長 更田豊志

熱水力安全研究(1) -BWR 全電源喪失事故の TRAC コードによる解析-
      原子炉安全研究ユニット 熱水力安全研究グループ 渡辺正

熱水力安全研究(2) -事故解析のための簡易評価ツールの開発-
     原子炉安全研究ユニット 熱水力安全研究グループ 柴本泰照

休憩(ポスターセッション)

リスク・防災安全研究 -ソースターム評価手法の開発-
サイクル施設等安全研究ユニット リスク評価・防災研究グループ 石川淳

廃棄物安全研究
-事故により発生した生活環境中汚染物の処理・処分に関する線量影響評価-
   サイクル施設等安全研究ユニット 廃棄物安全研究グループ 武田聖司

総合討論 閉会挨拶                センター長 本間俊充



幌延取材ルポ(2011年12月)

原子力発電の後始末方法は―。

 そもそも、原子力発電開始は1966年。当時有識者は、原子力発電によって使用済み核燃料が発生するため、その処理方法についても予め検討しなければならないことは分かっていたが、その件は放置し、原発稼働に踏み切った。70年代の原子力安全委員会の議事録から伺い知れる。つまり、“見切り発車”だ。そのツケが今、もろにきている。
 1975年(約35年前)、ようやく「地層処分」を最も現実的な方法として、検討し始めた。核燃料サイクルを推進している日本では、原発から発生する使用済み燃料を再利用するため、青森県六ヶ所村にある再処理工場でウランとプルトニウムを分離させた後、それらを混ぜ合わせMOX燃料を製造。その再処理過程で出る高レベル放射性溶液を、ガラス原料と混ぜて高温で溶融し、ステンレス容器のキャニスタに入れ冷却固化したガラス固化体を、地下300M以深に埋めるという方法が「地層処分」だ。「地層処分」という点では、諸外国も同じだが、再処理をしてガラス固化をするのは日本のみ。(日本は再処理を英・仏に委託しているのが現状。)この「地層処分」は、国の委託を受けた独立行政法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)によって長年研究開発されている。また、当初のスケジュールでは地層処分実施主体がもう既に最終処分地を公募により選定し、文献調査を済ませ、第2段階の精密調査に取りかかっていてもいい時期だが、実際は処分地も決まっていないという状況が9年続いているというのが現状だ。

幌延深地層研究センター 地下140M地点

原子力関連施設推進の街・幌延 ―原子力依存態勢の長い歴史と闇―

 2001年、北海道天塩郡幌延町に(独)日本原子力研究開発機構の「深地層研究センター」が建設され、その地層処分にかかる“研究”を20年行うとされ、昨年でその折り返し地点を迎えている。しかし、原子力依存態勢の幌延の歴史はとても長い。
 1981年、当時の幌延町長が、仲の良かった中川氏(当時経産省)に何か原子力関連施設を誘致してもらえないかと相談を持ちかけ、町独自で北電に原発を誘致。その後1984年、核燃料サイクル機構施設で発生する核廃棄物の「貯蔵」と最終処分選定に必要なデータを集める「処分研究」を行う「貯蔵工学センター計画」誘致が発覚、1985年11月23日に秘密裏にボーリング調査を行い、周辺自治体の強い反感をかい、翌年からその日は幌延でデモが行われている。地元の反対もあり、話は硬直する。その後1998年、当時の科学技術庁が同計画を撤回し、その代わりとして、“核抜き”で地層処分研究のみを行う「深地層研究計画」を道に持ちかけて、2001年のセンター立地に至る。核抜きであれば、ということ、またセンター創設の際、道、町、機構の三者間で核は持ち込まないという協定を結び、一度この件は終結を迎えた。いわゆる「三者協定」と言われるもので、これをセンターは大きく掲げ、周辺自治体を含む地元を納得させる盾に使ってきた。しかし、福島事故を機に、様子が変わってきた。このとりあえず掘られている穴(立坑)の有効利用視が懸念されている。
 この有効利用に幌延もまんざらではないようだ。幌延の原子力関連施設依存は、収まるどころか、どこか強まっているように映る。原子力関連施設推進の町長が生まれ続ける幌延町の宮本現町長が昨年6月最終処分について「検討課題」と議会で述べたことも、波紋を呼んでいる。一度原子力関連施設誘致による原子力マネーの蜜を味わってしまうと、抜け出せず、原子力関連施設が集中するといわれる典型の街だと思う。研究センターのある幌延町はもともと原発誘致から始まった原子力関連施設誘致に意欲的な町だが、その周辺の自治体が反対をしているという状況がずっと続いている。

11.23.集会(2011年)

幌延町役場


国、道、地元… 交錯するそれぞれの思惑

 3.11を機に、核燃料サイクル、特に最後の処分(方法)がようやく、注目されるようになり、原子力発電が問われる理由の一つに、原発がよく「トイレなきマンション」と言われるように、“処分方法が決まっていないのに原発稼働を続けるのか”という事がある。ずっとあった課題だが、関心が低く、多くの人たちが、いままでも原発稼働を容認しておきながら、今更その点を責め始めた。原子力を推進したい国としては、原子力発電、核燃サイクルを成立させるために、この“トイレ”にあたる“最終処分場”建設を一刻も早く決めたい。しかし、なかなか受け入れてくれる自治体が見つからない。そこで、この最終処分場を受け入れる自治体に文献調査(2年間)だけで支払う電源立地地域対策交付金を2007年に年2.1億円から年10億円(期間内20億)を積むことを決めた。9年経つ今現在も受け入れ自治体が決まらず、5倍に膨れ上がったこの金額からも、焦りは伺い知れる。国としては、とりあえず処分地さえ決まれば、ひとまず“トイレなきマンション”とはもう言われずに済むため、場所だけでも早く決めてしまいたいはずだ。
 また、「核を持ち込まない」という条件のもと、「研究」のために2001年から掘られている幌延深地層研究センターだが、国は実際の最終処分場として候補視し続けている。その理由として、原子力委員会や、事業仕分け、報告書等の公の場で、各関係者が同センターでの放射性物質を用いた試験に意欲を示したり、実際の処分地にならないことを断言せず、曖昧にしたり等、これまでの発言にある。そして昨年、国(エネ庁)は予定していた文献調査の申し入れを2012年度に先送りした。
 同研究センターがある幌延町はどうなのか。町長は「最終処分地」に対して意欲を示し、波紋を呼んだことが記憶に新しい。また町民は、核の持ち込みに対する抵抗は見せるものの、原子力関連施設誘致に関しては今もなお積極的だ。「最終処分という未知の世界は、分からない事が多すぎる。だから、段階を踏んで、中間貯蔵施設の“研究”なら‥」と、今度は中間貯蔵研究施設としての誘致に意欲を示す。一部の町民からは、「最終処分場でもいいと思っている」という声も聞こえてくる。福島を受けてもなお、幌延町長が昨年のような誘致に意欲的な発言が可能なは、そうした町民の姿勢が背景にあるからのようだ。
 道は堀前知事になってから、推進に傾き続けており、同センターを許可したのも、堀前知事になってからだった。現職の高橋はるみ知事は、最終処分場については、立場を鮮明にしてはいないが、推進寄りだ。何のメリットが、と思ったが、道には、幌延町に入る電源交付金の半分を貰うことができるため、それが狙いだと考えられている。額にしておよそ、30億。
 それぞれの思惑が巡る。
 そういえば、町で面白い話を聞いた。「例の協定は、研究期間の20年の間の話で、期間を過ぎれば関係ない。(最終処分場にしても、貯蔵施設にしても)誘致するかしないかは、それからの話。」と言う。要は、よく“条件を無視して”と言われるが、「三者協定」を無視しているわけではなく、誘致を検討するのは別の話ということだ。斬新な発想に思えたが、どうやら幌延町民はそういう認識らしい。

カネ、カネ、カネ…

 ここに面白い事実がある。この一年間で、住民からの計4回の質問によって機構から提示されたこれまでの総事業費(建設費+研究費)に大差(最大46億)があるということ。機構自体、かかった費用を把握していないと考えられる。なぜ、これほどまでに違いが、しかもたった一年の間で差があるのか。その問いに、機構は「3カ年事業だから」と住民に説明しているというが、機構自身記載しているように「年間毎」のものであるから、違うと言わざるを得ない。
 そして、開始当初は研究費年間35億円の計画だったが、実際に年35億円も実際にはかかっていない。せいぜい年に7~8億のようだ。(回答に差があるため定かではない。)これを見て、「これで研究しているとは言い難い。」「研究施設というより単なるPR施設」と住民は指摘する。また、さらに、当初工事、建設費予算340億円について、町民が質問したところ、現在でも340億円と答えているが、実際機構がエネ庁に対し提出したのは254億円。こうしたカネの実情が不審を招いている。

幌延深地層研究センター

幌延、そして日本の地盤の有効性―。

 幌延で原子力発電所建設の話が浮上したものの、建設に至らなかったのには、北海道電力が幌延の地質的に建設は困難とした経緯がある。しかし、原子力発電所がダメなら、中間貯蔵をと思ったら、六ヶ所に取られてしまった。そこで浮上した最終処分地。しかし、さすがに放射性物質を持ち込む事には抵抗があり、研究施設で落ち着いたわけだが、先日明るみに出た文科省の黒塗り箇所において、東電の豊田正敏副社長(当時)が「(幌延町は)地下水がだぶだぶしてて、あんなところは駄目だと思ってた」という発言がされていることが分かった。
 また、地震に対し、以前の取材でセンターの技術者は、地下は地上と違い、影響が少ないとしている。しかし先日インタビューさせて頂いたマドセン監督の話によれば、フィンランドの専門家は日本だけは地層処分ができないと話しているという。
 こうなってくると、誰のどの発言を信じるか、もはや個々の主観に左右されるようにも映るが、単純に総体的に見て、日本の地下環境が地層処分にそもそも向いていないという結論に達しそうというより、技術者の中ではもしかするとそれが基礎知識なのかもしれないという気がしてくる。

地層処分実規模設備整備事業の現状ー

実規模整備整理3
PRセンターに併設された「地層処分実規模試験施設」(昨年4月に開館)
2009年~2011年で既に総額3億以上投じられており、まだ完全に出来上がってはいないため、今後もかかる見込み。

実規模設備整備2

ベントナイト模型1

ベントナイト模型2

実規模設備整備1

 同施設では、このように地層処分研究にかかる設備や模型等が置かれている。
 地層処分では、ガラス固化体をキャニスタ(ステンレス製の容器)に入れ、オーバーパック、天然の粘土(ベントナイト)と砂(ケイ砂)を混ぜてできたベントナイトという緩衝材で覆うわけだが、例えばそのベントナイトを実際に地下に設置する緩衝材定置試験装置等の試験などを行い、人々が地層処分に対し、実物大、工学的に体感できる施設としている。
 この地層処分実規模設備整備事業が昨年行政刷新 11月20日に開かれた提言型政策仕分けにおいて、その対象になったことが記憶に新しい。
 結果は、「最終処分に関するNUMO(原子力発電環境整備機構)の広報事業や、地層処分実規模設備整備事業については、最終処分場の選定・立地実現に真につながるものとなるよう抜本的に見直しを行うべき」とされた。

(参照)
提言型政策仕分け詳細と結果速報

 これを受け、経産省は去る12月27日に「『提言型政策仕分け』の提言を踏まえた工程表」を発表した。

(参照)
「広聴・広報アドバイザリー委員会」の設置について(原子力発電環境整備機構:NUMO)

取材後記

 今回の取材を通じ、改めて高レベル放射性廃棄物の存在の重さを感じると同時に、この国家プロジェクトがもたらしている想像を超える癒着構造の深い闇が見え隠れする事に震えた。感情論やこうした言い方は好まないが、大地の恩恵を受けて暮らす人の生活に触れると、そうした一部の人間の得の為に、これを地方に追いやる解決方法は強引かつ酷だと感じずにはいられない。
 私たちは何を考えなければいけないのか。将来的な地下の挙動、技術的な安全性の確立、何が起こりうるかのシミュレーション、未来の人たちがどうしたら処分場に侵入を防ぐ方法、公害、何かあった時の責任のとり方…すべてだ。ただ、現時点でどれもできていないのに、処分地を急いで決めようとしている。順番が違っている。ガラス固化技術が確立されず、実施主体原子力発電環境整備機構(NUMO)が解散後の責任の所在が明記されておらず、何より、現時点でカネのめぐり方が不透明な状況で、先を議論しようがない。
 このカネの不透明さに関しては、思っている以上に深刻であり、注視すべきだと考えている。機構における事業のカネの内訳が1年の間で4回に渡り回答された額に大差があることは然り、そうしたうやむやな状況の中で、町民は、JAEA職員が幌延から稚内までタクシーを利用している姿や、町長が上京しては良い待遇を受けている姿を見ている。一方で、昨年度から施設の建設工事を民間委託するPFI事業が導入され(参考:「幌延深地層研究計画地下研究施設整備(第II期)等事業における落札者の決定について」/JAEA)、民間に丸投げされたわけだが、落札した地元大手ゼネコンと町長が非常に親密にしている姿を目撃している。こうした一部の人間の利権のためだけに、事業を誘致するということと「地域復興」とは意味が全く違う。誘致を考えるのであれば、彼らの責任も実施主体、国のそれに等しい。「地域復興」を掲げ、誘致に舵を切り、今もその姿勢を崩さない幌延町だが、本当に「地域復興」がなされているのだろうか。センター開設から約10年、町内の土建業者4社が倒産し、旅館も砂利会社も倒産している。町長にその真意を聞きたかったが、取材を断られた。昨年、町長の息子や親族が経営する会社2社が深地層研究センターの警備や、職員の住宅関係で年間4千万の収入を得ているという報道をされてから、町長は取材に対し敏感になっているという。
 いつも言っているが、この高レベル放射性廃棄物最終処分に関し、関連する自治体なりその首長、また推進機関を頭ごなしに攻撃しようという意思は全くない。ただ、この件をわたしたちが解決しなければならないわけで、埋めるなら埋めるで、前述のような点―例えば将来の責任のとり方や、人の侵入を防ぐ方法など―実行するからには今出しておかなければならない答えについて、どう考えているのか、そうしたことを誘致する自治体の首長は明らかにすべきだし、意図を話し、それを他の人々と共有すべきだから、取材をするのであって、決して今されているような賛否では収まりきらない話だと考えている。

幌延駅

 マドセン監督が「日本は望まずとも、地上のオンカロを持ってしまった」と言った。ガラス固化をやめて、使用済み核燃料を福島原発にまとめることしか実情できないのかもしれない。
 ガラス固化、核燃サイクルの真義が今、問われている。先送りはもう許されない。

幌延深地層研究取材

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住民に対する説明を幌延深地層研究センター側がするということで、
北海道、稚内から約一時間程南に下ったところに位置する幌延町へ取材へ行ってきた。

あわせてセンターにおける研究の進捗を知るため、研究施設を見せて頂きながら研究者に説明して頂いたり、センター関係者に話を聞いた。

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((独)日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究センターPR施設「ゆめ地創館」入口)

詳しい報告、詳細は追々。

幌延町へ行くのは2年半振り、今回が2度目。

ご存知の方もあると思うが、
高レベル放射性廃棄物最終処分のための、深地層研究所が北海道幌延と
岐阜県瑞浪市にある。
前者が堆積岩、後者が花崗岩と、研究対象が異なる。

今回の福島原発のために、話題にあがるようになったし、注目されているらしい気もするが、
ただ、とっても「今更」だと思う。

初めてこの地層処分計画が発表されてから、実に35年が経つ。

原発事故が起きて、ようやくみんなが目を向けるようになっただけで、
今に始まった話でもないのに、“急に”反発しだす様子は、正直、いささかおかしく映る。

再処理計画、核燃料サイクル計画が動き出したとき、止めなかったから、今こうなっているということをもう少し認識していた方がいい気がする。(勿論反対する声もあったが。)

文句を言ってももう遅い。
あたしたちが今後しなきゃいけないのは、「解決」。

どこに埋めるのか。
もし埋めないのなら、どうするのか。
そもそもその選択肢があり得るのか。(現実的に)

わたしが興味があるのは、賛成・反対の議論ではなく、
現実問題、どのように解決していくのか、ということに尽きる。

ぜひこの行く末を見届けたい。

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 ↑ 幌延町のいわゆる中心街。
  「地域復興」の目的のもと、開始された深地層研究の効果は―。



(追)

皆様、拍手有難うございます。
いつの間にか増えてますね。

いえ、随時把握はしております◎

こうしてアップから時間が経ったものに対してもご関心持って頂けてることがわかって、有難い限りです。

幌延取材も含め、ここ最近の高レベル放射性廃棄物に関して取材した事について、先日までは掲載の関係もあり、ここでは控えていたのですが、ひとまず掲載もされ、現在はそうした懸念等の必要もないので、一度きちんと本サイトでまとめておきたいなと思いました。

そういえば、そうしようと思ってたんだと思い出した・・
「追々」とか言いながら、フォローアップしてない(^ ^;

すみません&ありがとう。

あっ、そのときはサクっとコメントもよかったらお願いしますね。(7/28 4:13)

「どうする高レベル放射性廃棄物」東京開催

先月2月27日に開かれたシンポジウムに関して書いた記事が、地震等の影響で、掲載がなくなったので、ここに載せます。



 資源エネルギー庁は、高レベル放射性廃棄物に関する相互理解促進に向けた取り組みの一環として、平成二十一年より全国各地で、「双方向シンポジウム」を開催。去る二月二七日には都内で開かれ、約一五〇人の一般市民が来場した。「何を議論すべきか」という全体像に迫るテーマで、いわゆる原子力推進派と慎重派の人物が登壇し、意見を交わすことで、双方の差を見つけ、可能ならばそれを埋める策を考えようという試みだ。
 議論は、発電から、地層処分まで、多岐に渡った。原発・再処理ありきの議論ではなく、まずはゴミを出さずに済ませるという選択肢はないのか、原発以外の体制の再構築はできないのか、というそもそも論に始まり、核燃料サイクルの確立、地層処分の安全性、公募や申し入れという処分地の決め方に関して、議論は及んだ。特に、公募という、自治体からの応募によって、処分地を検討するというやり方では、今後も挙がらないだろうという一方、国が「最適地」選びに全国津々浦々踏み込んでいくには時間もコストもかかり現実的ではないという考えが示された。
 また、ガラス固化体の製造が中断する等を受け、後追い研究開発で、品質管理や長期的安全性等、技術に対する不安が市民には強く見受けられる。しかし、もうすでに四万本のガラス固化体は存在する。時間的猶予はもうない。
 議論は確かに重要だが、今、国(保安院)が率先し、決断力をもって、独自の安全基準を示さない限り、漠然とした議論が続くばかりで、本質的な議論は進まない。

第20回 独立行政法人評価委員会産業技術分科会日本原子力研究開発機構部会

 今日、本当は文科省で、評価委員会産業技術分科会でJAEAの第20回会合だった。

議題は下記ご参照の程:

1.独立行政法人日本原子力研究開発機構の平成20年度に係る業務の実績に関する評価について 
2.
日本原子力研究開発機構の次期中期目標・中期計画について
3.
その他

しかし、前日にあたる昨日電話が入って、「『非公開』になりました」と言うので、色々と事情を聞いたわけだけど、議題の追加によって、文科省が非公開決定を出したらしい。で、その追加になった議題に関しても、教えられなかった。

これまでこの会合が非公開になったことはなく、今回が初めてということで逆に相当気になる・・。
議題くらい教えてくれてもいいのにな、、というのはダメなのか。

JAEAの現在の成果を聞くことは本当に大事だし、聞きたいこと。
実際、高レベル放射性廃棄物の処分がどれだけ安全なのか、もしくはどういった具体的問題や課題にぶつかっているか、発見しているのかって、わたしは専門分野では到底ないけど、知ることで勉強になるし、勉強すべき内容をまた新たに見つける手段になるわけだし。
研究所にわざわざ行かなきゃ目で見ることも出来ないし、都内で成果や状況をもっと具体的に知れる機会なわけだから。

知ってる人も多いと思うんだけど、念のため云うと、JAEAって云う組織は、旧核燃料サイクル開発機構と旧日本原子力研究所が平成10年10月1日に統合して出来た組織で、わたしが注目してるのは、高レベル放射性廃棄物処分事業において、その処分技術を研究・開発に取り組んでいるとこだから。
正式名称は「独立行政法人日本原子力研究開発機構」で、覚えておくべきは、処分に関する責任や政策自体には無関係とされている機関ってことだね。
もし、掘って埋めるとこが決まったら、その技術を託す役割って聞いてるので、少なからずそういう認識がされている感じ。

次の会合はぜひ公開にして頂きたい。

福島・楢葉町 高レベル放射性廃棄物最終処分場検討




高レベル放射性廃棄物の最終処分場、福島・楢葉町が検討

(読売)

最終処分場、国の要請あれば検討 放射性廃棄物で福島の町長

(47NEWS)

だから原発ごみ最終処分場を誘致したい 福島・楢葉町長

(朝日)

放射性廃棄物処分場 福島知事、県内への誘致「ない」

(朝日)


NUMOの今

東洋町が白紙撤回をして、 約1年11ヶ月。

(高知県東洋町の沢山保太郎町長は07年4月24日、橋本大二郎知事を県庁に訪ね、高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地調査に前町長が行った応募を撤回すると原子力発電環境整備機構(原環機構)に伝えたことを報告した。同月27日、経産省が文献調査断念を正式決定した。)


勝手に思うに、そろそろ次が出てもおかしくないと、なんとも匂う時期。
ということで、先日原子力発電環境整備機構(NUMO)の広報部の方と約2時間お話をさせて頂いた。


やはり最近どうかなぁと気になりまして。NUMOさんは。


ご存知の方も多くいらっしゃるかとは思いますが、

NUMOの仕事は、専ら、文献調査に応じてくれるところを探し、ゆくゆくはそれを実施し、閉鎖までを行うための機関。本事業は処分場が決定しないことには始まらないわけで、現在最終処分関連で活発に動いてるはずの一機関ともいえる。しかし最近特段動きが見られない様子から、何をやってるんだろう、と疑問に思ったわけです。

広報はまさにそれを担う部署だ。


どのような宣伝を、どのようにしているのか、
効果は、調子はどうか、
そして、現在検討中の市町村はあるのか等など。


わたしの自身の立場を鮮明にはしなかったが、実際、現段階で推進・反対、いずれにしても、それぞれの主張を裏付けることは相当難しいと思う。

絶対的な安全性を主張する推進の人たち、科学者たちも、「絶対安全」といえる根拠もなく、(というより、それを云われたところで納得がいかない。

それが自分に科学的知識が無いためだとしても、同じ科学者で別のことを云う人がいる時点で、それが正しいと言い切ることが出来なくなるのでは、と思う。)

かたや反対する人々の場合、地下に埋めることへの不安が非常に漠然としたものであること。(しかしながらこれを機に勉強を熱心にしている事実はある。)


とりあえず、実際のところ、大変みたいで、
「今一番尻たたかれてる部署です」と担当者。


いま手を挙げている、挙げようとしてるっぽい市町村はないとのこと、それに加え、そもそも一般的に関心が無いこと、まず知ってる人がいないという中で広めなければならないという現状に、大変困った様子を見せる。



ちなみにわたしが困ってるのはHP見ないとわかんないこと。何をやるとか、やっているとか、そういった情報。しかし、広報部からすれば、一般的に人はそんなHPなんてみないし、そもそもこういった事業を知らないしということで、困っているようだ。



鈴木杏がCMやってたのはもしかしたら知ってる人も多いかも、とわたしは思うけれど、鈴木杏がやってたNUMOのCMで、ピンとくる人いるだろうか。




今は俳優の渡瀬恒彦さんがやってる。ご覧になりましたか?<CM>cf. NUMOキッズTV!



NUMOの宣伝もさることながら、エネ庁のあの恩着せがましいフレーズが何とも云えない。

「考えよう、放射性廃棄物のこと。」

この他にも、
“自分たちが使ってきた結果出たゴミのことなんだから”というような言い草をよく聞く。


確かにそうなんだが、推進してきたのは国であり行政であって、
今更市民に責任を投げられても、酷ではないかという印象を受ける。


しかし、それでもやはり使ってきたこと、それにより責任が自分たちに生じるのも事実。
これは自分ら一人一人に降りかかる問題。


そういうこともあって、最近わたしは地元に入れてもいいと思ってる。
甘利氏が推進した責任とって自分の家の真下にでも作ったらいいと思う。


しかし、いくら保守的なとこだからとはいえ、周りが許すかどうか。
余呉町が顕著な例で、
地方の保守傾向の根強い所でさえ、処分場誘致を町民が白紙撤回したことを思えば、簡単にいくとは思えない。
横須賀はNOとはいわなそうな気もするが。


もし本当にそれしか方法がないとすれば、やっぱり関東にするのが合理的で精神的にいい。


海外から見て日本はまだ何やってるの?という感じだという。広報担当者曰く。



そして昨日から始まった新しい広告がこちら
新聞にも載せるらしい。



ちなみにこうやって賛同者を募る際、どういった説明してるのか個人的には気になる。

「こういうのは一人一人に説明して、賛同を得るものなんですか?」と聞くと、お一人お一人に考えて頂いて、賛成頂けないと逆にこういったものは出来ませんからねという。

それはそうかもしれないが、
説明されただけで「賛成」と大きく胸を張れるその勇気とでもいうのか、感心する。
できれば、どういった説明をしているのか、具体的に知りたい。
そしてそれにより発生する金額も知りたいところ。



反対運動について聞いてみた。

Q 東洋町とかだ顕著な例だが、

  ひとたび首長が手を挙げたら反対運動が起きる、という事象について、どう考えるか。



A 反対運動っていうのは、この件に限った話ではなく、原子力関係であれば起こる話だと思います。

(この件で言えば、)手を挙げた首長が反対運動によってつぶされるのではなく、むしろ強い県知事が声を大にして、これは安全な事業であり、むしろ積極的に進められるべきであると云ってくれるくらいの勢いがあるといい。



「拝見していると、よく『理解促進』というパワポのスライドを見ますが、面白いですよね。いかに広めてくかというのを考えていて。」と投げると、「上から目線だよね~」と笑っていた。「別にそういう意味じゃないです」と返した。



Q 上増しして、今やこれだけのお金をあげるといっているに関わらず文献調査に応じようという市町村が出ないのは何でだと広報としてはお考えですか?

A どっちの面から見るかで180度変わってしまいますからね。

  どう見るか、なんだと思います。

  違う角度で見たら、「金で頬を叩く」といわれてしまう。

  それだけの理解を示してくださり、協力して下さるお礼だと思って頂ければ。むしろ少ないくらいだと思いますよ。



最終的に、

もし文献調査地でも決まって、始まったともなれば話も具体的になるんだろうけど、現段階ではこのように話がファジー(不透明)になっっちゃいますね、と担当者。



確かにそれは充分ある。



なかなか市民レベルでは進んでいないが、技術者たちの研究は日々進んでいる。



実際各関係機関の現在の動きに注目してると、各国の処分場予定地の見学へ行ったり、閉鎖検討会を開いてたり、
セミナー開いてたりしている。

精力的に動いてるのは、経産省の資源エネルギー庁(エネ庁)。ご存知の方も多いかもしれないけど、全国エネキャラバンが昨年から今年(現在も)にかけて全国を回り、理解促進活動に励んでる。


これをやり出したのは、やはり推進する第一機関である国が先頭を切って、率先して理解促進に励まなければならないという気持ちからだそうだ。



わたしがこれに興味を持ったきっかけでもある「公募」というシステムだが、話によれば、昔のようにここにやるぞ!というのではなく、日本という民主主義の国においてあるべきシステムであり、「民主主義への挑戦のようなもの」だそう。

日本政府らしからぬ姿勢だと思うし、救いがある。

ここにする!ってやると、あとあと必ず跳ね返し?が来るとか。

積極的なような消極的なような。




広報の方が少し憤っていたのは、

こんだけジャンジャン使うだけ使って、処理のことには関心を持たない。いつか現実味を帯びる日が来るが、今から考えていかなければならない問題。みんなどうするつもりなんだろう、と。
国会で話題でもなってくれればいいが、そんな気配もない。
給付金なんかのことで騒いでないで、こういったことをもっと考えてほしい、と言う。


肩入れするつもりは毛頭ないが、推進機関の人間を真っ向から否定的にみる傾向がやはり強いように思うが、こうして実際にお話を聞いたりすると、推進云々以上に、事業に対してある種本気なんだな、という印象を受けた。


今後もこの国家プロジェクトから目を離せない。

北海道幌延町取材

幌延深地層研究センターのある、幌延へ。







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(駅前は予想以上に閑散としていた。)



日本で深地層を形成する代表的な地質は、「結晶質岩」と「堆積岩」と言われている。


瑞浪の超深地層研究所は、結晶質岩系

幌延の深地層研究所は、堆積岩系 について研究をする。



目的は両者一緒:

地下深部は未知の領域なので、地層処分が安全であると信頼性を高めるために、



1*地下はどうなっているのか、それはなぜか、将来はどうなるのか、岩盤や地下水の性質を研究、把握するための技術開発【地層科学研究】



2*実際地下で処分することが可能かどうかを確認【地層処分研究開発】



をするというもの。



参考:

地下の研究施設

↑*地下の研究施設のイメージ図*



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東立坑 地下70m地点から撮影



10月24日現在で、主立坑にあたる東立坑は140.5m、

換気立坑は250.5mまで掘られてて、「今年の仕事はだいたい終わっている。」そうだ。

けど掘る作業は勿論、諸々の作業は続いている。



例えば、深くなればなるほど、地下水も増えていくため、坑道をしっかりコンクリートで覆う作業。「もうほとんど手作業だ。」と作業員は話す。



また、新たに浮上した問題が地下水に含まれる有害物質の排水処理。



現在掘る作業を通じて出る水の量は現在20~30リューベ。1日に処理出来る量が400リューベで、現在のところは問題ないが、もっと深くなっていき、地下300、400mとなっていけば、1日におよど750リューベは出ることが予測されるため、排水処理施設をもう1つ増やしている。

ただ、最後の最後に出来上がる水は時間が経ち、一応塩分は薄まるが、濃度が比較的高い。 「しかし放流先の漁協と放水しても良いという協定を結んでいるので、そういった様々な協定をわたしたちは結んでいるので問題ありません。」と作業員。それについて詳しく聞くところによると、職員曰く「結局天塩川に海水が上がってきていて、塩分が川自体もともと高い。ですが、海水の塩分に対し4分の1まで薄めて、協定の排水基準値以下で放水しています。」



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あたしがこの日行ったのは、月一の見学に参加するために行ったわけだけど、施設等の案内+説明中、職員の方がやったら「ここが処分場になるわけではないです。」ってもう耳たこになるほど繰り返していたことが不思議で。最後もまた「ここが処分場になるわけではないことだけ、覚えて帰って下さい。」って言う。

アンケートにも、最後に「今日分かったことはなんですか?」(回答は◯をつける形)とあり、
3つ位ある回答の1つに「ここが処分場にならないということ」とあり、違和感を覚えた。

あまりの強調に、そうした不安が多くあるんだろうな、と聞かずとも汲み取れたが、聞いておきたかったので、聞いてみると、
「以前、ここ(幌延町)が誘致して、高レベル放射性廃棄物を実際に持ってきて処分する、という話があったんですね。それで、今も心配や反対されている方がいるので・・。」という。



(PRセンター)


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(PRセンター周辺)

その日のうちに幌延を出てしまったわたしは、翌日、旭川に居た。

市役所に行って調べてみようと思い、「市政情報課」へ行くと、組合の部屋を紹介される。平和運動をしているところがあるという。

聞いた話と、調べたことを合せて、まとめる。

この地層処分研究施設のことが初めて上がったのは1984年だと云う。

高レベル放射性廃棄物ガラス固化体・低レベル放射性廃棄物アスファルト固化体を貯蔵管理する「貯蔵工学センター」を北海道幌延町に建設する計画(「貯蔵工学センター計画」)を1984年8月、動力炉核燃料開発事業団(動燃事業団;「動燃」)は発表。



道としては知事(当時 横路孝弘知事/社民党)が反対の意思を表明し続けたため、望まれた形で実現することがなかった。しかし1998年2月に、話を進めたい国(当時の科学技術庁;現在の文科省)、また12月に核燃料サイクル開発機構(2005年10月以降 「日本原子力研究所」と合体して、「日本原子力研究開発機構(JEAE)」となった)は、研究だけさせてほしいと申し入れた。いわゆる「深地層研究所(仮称)計画」である。



同年10月、上山幌延町長はこの放射性廃棄物を持ち込まない施設誘致すると意思転換を表明した。

(幌延町を囲む全周辺地域は昔から反対、とのこと。)



横路知事の後、1995年知事に当選した堀達也前副知事(自民党)が、2000年10月深地層研究所(仮称)計画の受け入れを表明。

翌11月道と幌延町、核燃料サイクル開発機構は、科学技術庁を立会人として 「深地層の研究に関する協定」を締結した。この協定は、要するに「この施設はあくまで研究の目的で建設するものであって、実際に最終処分場として使用することはない」というもの。核への反発は議会の中でも根強いようで、最終処分場応募には反対が多いものの、研究所としての使用を事実上認めたことになる。



そして2001年、建設は着工された、という運びだ。





しかし、市役所の組合の方は、「そもそも協定を結んでいるからいいという話ではない。その漁港に行くまでには天塩川を通り、影響は漁港におさまらない。」と懸念している。





労働組合の方には沢山の資料を頂いた。

帰って来て調べてみたけど、載ってない。






そもそもこれは20年計画。







第1段階は2000年に始まり、2005年終了。

現在第2段階の最中だ。



そして、上に「参考」として載せた「地下の研究施設のイメージ図」にある「試験坑道」とあるが、これは「水平坑道」とも云われ、ゆくゆくは、そこを整備して、人々が地下を実際に体験等、見たり出来るよう整備することを、職員曰く「開かれた研究をということで」、センターでは考えているということだ。


見込まれている予算



*研究施設の設計・建設                :約300億円

 地上施設(研究施設、機器整備施設、岩芯倉庫等):約110億円

 地下施設(試験坑道、連絡坑道、通気立坑等)   :約200億円

*調査研究                        :年間約35億円

*展示館、国際交流施設、厚生施設など       :約30億円



見込まれている人員



*研究者、維持管理に必要な技術者         :約100名

*管理部門要員                    :約30名

*施設構内保全要員                  :30名





「予算通り進んでいますか?」という質問に、職員は「結構予算通りいますね。」と答えた。


【17日】NUMO研究報告会の取材/【18日】環境省









17日はNUMO技術開発成果報告会の取材で、お台場まで。





【「原子力発電環境整備機構(NUMO)」は高レベル放射性廃棄物の最終処分事業を進める機関】




特に今回パネリストたちは各国の地層処分事業の顕位らしきが集められていたようで、各国の状況や、それぞれが見た日本の地層処分事業がどう見えているのか、どう考えているのか聞けたことや、何を重視しているのか、足らない部分があるとすれば何だと考えているのか諸々のことを聞けた。

こうして各国から顕位を呼んで報告会をする時点で日本の高レベル放射性廃棄物処分事業がいかに苦戦しているかが伺える。





基調講演を務めたのはスイスのarius社社長チャールズ・マッコンビー博士。

「国際的にみた日本の地層処分」について話した。





技術開発成果等の報告をしたのは以下4名:

座長を務めたのは、大江 俊昭 教授(東海大学工学部エネルギー工学科)





(1)全体概要:

 北山 一美(原子力発電環境整備機構 技術顧問)

(2)地質環境の調査技術・評価手法の開発:

 小池 章久(サイト調査・評価グループマネージャー) 

(3)処分技術・性能評価手法の開発:

 植田 浩義(処分技術・性能評価グループマネージャー)

(4)安全確保・信頼構築方策の技術開発:

 吉澤 勇二(安全グループ)





その後30分の休憩と同時に「ポスターセッション」というものが場所を変えて開かれた。

初めなんだろうと思ったけれど、地層処分について説明が描かれた各ポスターが多数並べられ、各ポスター前に「発表者」が配置され、それぞれに関してそれぞれの担当者に質問出来るというシステム。



休憩・パネルディスカッションの後は、パネル討論。



テーマ:

�社会とのコミュニケーションや信頼構築に向けた技術開発

�持続的な人材育成の必要性



コーディネータ:

 チャールズ・マッコンビー博士(arius社[スイス]社長)

パネリスト:

●大江 俊昭教授(東海大学工学部エネルギー工学科)

●トーマス・アイザック氏(米国ローレンス・リバモア国立安全保障局)

●マーガレット・チュー博士(元米国エネルギー省民間放射性廃棄物管理局長)

●リンダ・ウォレン教授(英国ウェールズ大学)

●北山 一美(原子力発電環境整備機構 技術顧問)



1時間20分の予定だったが、結局越えてた。





〚18日 環境省に申し入れ書を提出〛



取り上げた問題点:

1・浚渫工事による魚類汚染、海洋汚染の拡大

 工事の中止を要請

 一時中止し、海洋環境の保全のために必要な対策

  (魚類汚染の実態調査等)をとってほしい。



2・一日あたりの浚渫量を掌握し、違反があれば中止も含め

 適切な指導を。








「NUMO技術開発成果報告会」開催

・・・【以下転載】・・・・・・・・・・・・・・・・・



「NUMO技術開発成果報告会」開催(2008年1月17日)について

 

 原子力発電環境整備機構では、高レベル放射性廃棄物を地層処分する実施主体として、事業を安全・確実に実施するための技術開発に取り組んでおり、2004年6月には、地層処分に関する技術的基礎にかかる技術報告会を開催しております。

 この度、その後の更なる技術開発の主な成果についてご報告するとともに、今後の技術開発の進め方等について、幅広く皆さまからご意見を頂くために、以下のとおり本報告会を開催することといたしました。



● 日 時:2008年1月17日(木)13:10~17:20(受付12:30~)

● 場 所:東京国際交流館 プラザ平成 国際交流会議場(お台場)

         東京都江東区青海2-79  URL : http://www.tiec.jasso.go.jp/info/map.html

● 参加費:無料(お申し込みはこちら

● 議事次第

  13:10~13:15 開会挨拶

13:15~13:45  基調講演(同時通訳あり) チャールズ・マッコンビー博士(arius社[スイス]社長)

演題:The Japanese geological disposal programme in an international context

13:45~15:25 技術開発成果等の報告  座長: 大江 俊昭 教授(東海大学工学部エネルギー工学科)

(1) 全体概要

(2) 地質環境の調査技術・評価手法の開発

(3) 処分技術・性能評価手法の開発

(4) 安全確保・信頼構築方策の技術開発

15:25~15:55 ポスターセッション・休憩

15:55~17:15 パネル討論(同時通訳あり)



テーマ: �社会とのコミュニケーションや信頼構築に向けた技術開発

�持続的な人材育成の必要性



コーディネータ: チャールズ・マッコンビー博士(arius社[スイス]社長)

パネリスト(予定):





大江 俊昭教授(東海大学工学部エネルギー工学科)



トーマス・アイザック氏(米国ローレンス・リバモア国立安全保障局)



マーガレット・チュー博士(元米国エネルギー省民間放射性廃棄物管理局長)



リンダ・ウォレン教授(英国ウェールズ大学)



北山 一美(原子力発電環境整備機構)

17:15~17:20 閉会挨拶



・・・・・・・・・・・・・・・・・【以上転載】・・・



このNUMOという組織。

NUMOは正式名称「原子力発電環境整備機構」と云って、通称「原環機構」、「NUMO(ニューモ)」と呼ばれており、ここは「高レベル放射性廃棄物の処分場の“選定”、処分施設の建設、管理、最終処分、処分施設の閉鎖及び閉鎖後の管理など」が業務とされていて、要は選定の為に立ち上げられた組織。

実際の地層等の研究はJAEA 独立行政法人 日本原子力研究開発機構が行っている。

岐阜県瑞浪市に瑞浪超深地層研究所、北海道幌延町に幌延深地層研究センターが在り、そこで地層や水質、水流等の研究やデータ収集が行われている。

*関連*

瑞浪超深地層研究所

超深地層研究計画

東濃地科学センター


高知県「核廃棄物拒否条例」請願署名集約中

高知県では「高知県・核廃棄物拒否条例」制定に向けた懇願署名を集約中です。



当初、12月12月開会予定の県議会に目がけて11月30日を締切とされていましたが、「知事が代わったこと、県議会議員のみなさん多数の賛同の意思確認が不十分であること、もっとたくさんの県民のみなさんの賛同署名を集めたいことが、その理由」だそうです。


原発さよならネットワーク高知 では東洋町の条例をお手本としているということなんだけど、またその条例がまた何とも言えない。


今年5月に制定された東洋町の条例は以下(それがたまるか!!より引用):



1 単に"高レベル/ガラス固化体"を拒否したのではなく、"原発"にまつわる核燃料や使用済核燃料など、原子力関連のあらゆる核物質の"持ち込み"を拒否しています。

2 また、持ち込み以前の"調査"をも拒否しています。

3 さらに、調査や持ち込みをさせないために、町長ら行政側と町民側、双方の"義務"を明記しています。

4 もっと大切なことは、「東洋町非核平和都市の宣言」に則った、"反核"の基本姿勢です。

「東洋町放射性核物質(核燃料・核廃棄物)の持ち込み拒否に関する条例」

 19年東洋町条例第6号

平成19年5月21日施行

【目的】

第1条 この条例は、東洋町非核平和都市の宣言に関する決議(昭和61年)の精神に則り、すべての放射性核物質及び放射能による災害から町民の生命及び生活を守り、次世代を担う子供達に美しい自然と安心して暮らせる生活環境を保護し、東洋町及び周辺地域の発展に資することを目的とする。

【定義】

第2条 この条例において、「放射性核物質」とは、原子力発電所など原子力関係施設の核燃料、およびそれらから生ずる使用済み燃料など全ての放射性廃棄物を指す。

  2 この条例において「調査等」とは、東洋町において①前項原子力発電所等「核燃料」を使用する施設、②「放射性廃棄物」の収容施設等、の建設に関する調査及び検査、宣伝等を指す。

【基本施策】

第3条 東洋町は、町地域内においていかなる場合も放射性核物質の持ち込みを禁じ、またそれを使用したり、処分したりする施設の建設及びそのための調査等を拒否する。

【立場の表明】

第4条 東洋町は、第1条の目的を達成するために、国及び関係機関に対して、前条基本政策を通知して、その立場を明らかにする。

【権限】

第5条 東洋町は、第3条に規定する事項に関する計画があると疑われる場合においては関係機関及び関係施設に対して関連情報の提供を求め、立ち入り検査を行なうことが出来る。

  2 東洋町は、この条例に違反した原子力関連施設の責任者に対し、調査及び施設の供用及び操業の即時停止を求めることが出来る。

【町民の義務】

第6条 東洋町住民は、この条例の趣旨を守り、核物質・放射性廃棄物等の町内持ち込みをさせないよう努めなければならない。

【町長らの義務】

第7条 町長、副町長、教育委員、農業委員、町議会議員、町職員ら公務員は、この条例の趣旨を守り、第2条に係る東洋町への放射性核物質の情報については速やかに町民、近隣市町村、高知、徳島両県知事に知らせ、これを隠してはならない。

【委任】

第8条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、別に規則で定める。

    附則

 この条例は、公布の日より施行する。

 (広報 とうよう/2007年8月/116号より転載)



東洋町「非核平和都市」の宣言に関する決議

世界の恒久平和は人類共通の願いである。

しかるに、米・ソ超核大国による核軍拡競争は激化し、世界の平和と安全に重大な脅威と危険をもたらしている。

わが国は、世界で類例のない被爆国としてこの地球上に、広島・長崎・ビキニの惨禍を決して繰り返させてはならない。

東洋町は、わが国が誇りとする平和憲法の精神にのっとり、「核兵器をつくらず・持たず・持ち込ませず」の非核三原則を将来とも遵守し、あらゆる国のあらゆる核兵器の廃絶と軍縮を強く訴え、もって世界の恒久平和達成をめざすものである。

ここに東洋町は、「非核平和都市」の宣言を行なうものである。

以上、決議する。

           昭和61年3月13日 東洋町議会 

 (広報 とうよう/2007年8月/116号より転載)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【以上引用】・・・





放射性廃棄物処分場、秋田県上小阿仁村長が立地調査に応募検討

放射性廃棄物処分場、上小阿仁村長が立地調査に応募検討

 7月23日21時7分配信 読売新聞

 

秋田県上小阿仁(かみこあに)村の小林宏晨(ひろあき)村長は23日、原子力発電で出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場の立地調査に応募する方向で検討していることを明らかにした。  小林村長は「村の厳しい財政を再建するため」とするが、「大半の村民が反対すればやめる」とも話し、村内すべての自治会で説明会を開く考えを示した。  小林村長は取材に、「国に協力して潤い財政再建になれば、一挙両得。原発と比べものにならないくらい安全性は高い」と述べた。  一方、寺田典城(すけしろ)同県知事は「財政が健全化するから調査させるというのは短絡的。もう少し周辺自治体や県全体のことを考えていただかないといけない」と反対の意向を示した。 最終更新:7月23日21時7分

経産省が文献調査断念 正式決定

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NIKKEI NET:文献調査断念を経産省が認可、高知・東洋町の処分場

経済産業省は26日、高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた高知県東洋町での文献調査を断念するとした、原子力発電環境整備機構の事業計画変更を認可した。〔共同〕(16:03)

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白紙撤回させたってわけか。


これに対し、こうした記事が出ている。
以下参照。


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gooニュース:経産相、東洋町長選の敗因「有権者の誤解」(朝日)
 2007年4月24日(火)11:03

高レベル放射性廃棄物最終処分場の立地調査受け入れが争点となった高知県東洋町長選で、受け入れ推進派の現職が落選したことについて、甘利経済産業相は24日の閣議後の記者会見で「(有権者が)誤解をしたまま賛否が諮られると、当然こういう結果が出る」と述べた。安全性に関する国などの説明が不十分だったとの認識を示したものだが、電力会社の不祥事が頻発しているだけに、地元の反発を招く可能性もある。


 甘利経産相は「(処分場は)保管施設で、安全性は120%確保されている」と強調。「処分場が危険という誤解、処分場がなくても生活を維持できるという誤解は、解いてもらわないといけない」とも述べた。

gooニュース:放射性廃棄物は危険との誤解 東洋町長選結果に経産相(共同)
 2007年4月24日(火)13:49

高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定調査に応募した高知県東洋町長選で、調査に反対する候補者が当選したことについて、甘利明経産相は24日の記者会見で、住民側に廃棄物が危険との誤解があったことが、調査に応募した田嶋裕起前町長の落選につながったとの考えを示した。甘利経産相は「誤解したまま賛否を諮ると、こういう結果が出る」「安全性は120パーセント確保されている」と述べた。

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東洋町 応募撤回

応募撤回を知事に報告=核廃処分場問題で東洋町長-高知



 

高知県東洋町の沢山保太郎町長は24日、橋本大二郎知事を県庁に訪ね、高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地調査に前町長が行った応募を撤回すると原子力発電環境整備機構(原環機構)に伝えたことを報告した。同時に「ご心配をお掛けしたことをおわびします」と陳謝した。  橋本知事は「核廃棄物問題の背景には、財政問題や地域の暮らしをどう守るかがある」と述べた上で、それらにどうやって取り組むかを住民に示せば町は融和できるとの考えを示した。[時事通信社 - 04月24日 12:34]


これは云うまでもなく素晴らしい出来事で、もう何より東洋町民の方々の不断の努力/苦労の賜物だと確信してる。高知県から多くの人が県内外に発信し、県外では其れを受け取り活動を広めて今に至る。本当に嬉しいと思える事は、日本で民主主義というものを東洋町の人たちが必死になって活動することで守ってくれたから。「守る」というより、むしろ「見出し」てくれたと思うから。



今の日本に不安が募るのは強行採決等で一体彼らの云う「国民」の意味が不透明で、いいように使われているだけで、結局何かを求める一国の首相が其れを確立するためにひたすら突き進み、わたしたちの意思というものがいくら叫ぼうと彼らの耳には到底届かず、国会で決まる事がどんどん好き勝手に通っていて、今や其れが(議席数の関係も拍車をかけてか)まかり通っている此の実情がある中、今日このニュースが聞けた事が本当に嬉しい。

ただ一つ。

今回当選を果たした沢山保太郎町長が今後、前町長田嶋氏同様に血迷う事が無いよう見守りたい。此れはあたしは非常に大事な作業だと思っていて、今回はまぁ云ってしまえば町民の声を聞いた人間が通ったという当たり前な話で、逆に云えば沢山氏は有利だったと云えると思う。「絶対に東洋町に核のゴミを持って来させない」と唱えれば多くの町民が賛同して当たり前。持ってきたい人間対持って来させない人間の戦いだった訳だから。

実際彼が其れ以外にどのような目標を掲げ、実際にどうしていこうと考えるのか、政策的な事を知らないからあたしはあえて云う訳だけど、彼が今後どうやって町長を務めるのかは見ていきたいところだ。

というのも滋賀県知事が何やら最近おかしいっぽい。

掲げていたはずのダム凍結が今や容認とか。

そういう事になって、其れまで支えてきてくれた町民、県民をどうか裏切る事はしてほしくないと思った。

(参考:asahi.com:知事、貯水式に否定的/丹生ダム

NIKKEI NET:嘉田滋賀県知事、丹生ダムも容認・マニフェスト後退

Sankei WEB :丹生ダム対策委員会解散へ





最後に、

実は東洋町だけでなく、過去には滋賀県余呉町でもこの町民の力で変える事を実現した小さいながら自然豊かな町があったこと(JOURNAL ASIA 2007.2.4)を忘れないでほしいということを添えて、様々な今後に対する少しの不安があるものの、今日はとにかく此のニュースを喜びたい。

締切間近<賛同者募集>

本日様々なところで人と人を伝い、私の所には知人から回って来た緊急のお願い/東洋町に対するアクションです。
ご紹介致します。


・・・【転載開始】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



今日の夜23:59が締め切り。
まずはこれを読んで下さい→http://www.youneeds.com/xfiles/project_y/ecorogy//energie//no_numo_gekibun.html

この激励文は地元の人達へと届けられます。

この激励に賛同してくれるって人は、以下の文章をメールに貼り付けhankakunonumo@yahoo.co.jpへ送信して下さい!!



★貼り付け用文章★

私は『私たちは東洋町を核のごみ捨て場にしないために

           東洋町のみなさんを応援しています』

の文に氏名を記載する事に同意します。

     

     住所+名前(所属団体名などあればその名称など)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【転載終了】・・・



東洋町 拒否条例に向けた署名提出 



今高レベル放射性廃棄物最終処分場と言ったらもう東洋町東洋町・・・ですね。



余呉町にしろ、旧和泉村にしろ、東洋町にしろ、まったくひょんな事で様々な地域名を知ることになりました。前/現町長さん、村長さん方のお陰です。



東洋町の最近の動きは在る程度であればネット配信されているので、例えば高知新聞とか東京新聞を参考に見てみるとまぁ多少の動き、様子は分かる。



6日には誘致反対の橋本大二郎高知県知事と飯泉嘉門徳島県知事が、東京都港区に在る原子力発電環境整備機構(NUMO)と経済産業省資源エネルギー庁を訪れ、応募撤回を願い出て、調査を始めないでほしいということを告げたようだし、7日には、東洋町民有志が拒否条例を求める署名を提出したという。



署名運動は未だやっているようなので、県外の人がこれで出して良いかは不明ですが、仮に出すのであれば「高知県」という部分を線で引く等して消して書くというのが一つの方法でしょうか。

“締切:2/19(月)17時”だそうです。

*「核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード*



応募断念もそうだし、この拒否条例が県条例として可決され、制定されたら本当に大きな出来事となるでしょう。



げきさんのブログも参考になるので、多くの方にご覧頂ければと思います。






瑞浪超深地層研究所へ



今更だけど、関東圏に原発って無い。
こんだけ使ってる関東に無いのは不思議だ。



今、この高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致で大変な騒ぎになっているのが、高知県は東洋町だけど、日本のどこが処分場にされてもおかしくない状況。思うに、あえていうなら市町村、都道府県の首長試しに近い気も若干する。



そもそも高レベル放射性廃棄物最終処分場って何か?

簡単に説明するのであれば、原発から出る放射線を帯びた使用済燃料を、次にプルトニウムとウランに分解させるため再処理工場に送られるが、其の再処理の過程で出てくるものが高レベル放射性廃液で、此れを溶かしたガラスと混ぜて容器に入れ固められ、ガラス固化体にされたものこそが「高レベル放射性廃棄物」。

写真を載せたいところだけど、未だかつて目に触れることなく、それが放つ放射線を受けたら即死のため写真はありません。。



ちなみに日本にあるのは低・高の2種類のレベルしか存在しておらず、中レベルも低に含まれている。低レベル放射性廃棄物は、再処理工場が受け持ち、自らの場所で埋めている。

日本には鎌仲監督の「六ヶ所村ラプソディー」のお陰で日本各地で知られるようになった「六ヶ所村」と、あと結構忘れられがちなのが、東海村で、この2カ所に再処理工場は在る。世界にはイギリスとフランスにもあったが、事故が起き、閉鎖されている。



今現在問題になっている高レベル放射性廃棄物誘致というのは、

2000年10月に設立された原子力発電環境整備機構(NUMO)が2002年に正式に開始した「公募」に始まる。要は、NUMOはそもそもその高レベル放射性廃棄物を処分する場所を探すために作られた組織で、彼らの仕事は場所を探すこと。日本は、全国の市町村が自ら挙手、応募してもらう「公募」という民主的な制度をとっている。

文献調査だけでも多額の交付金が出されることから、財政難に苛まされているような田舎町の市町村長が興味を持つのも無理はない。

しかしながら、これまでえの間に一度も本当にGOサインが出た所は一つとして無い事が物語ることが何かは想像が付くと思うが、市民はそれが何かを何となくだけど、何だか危ないんじゃない?という不安から手を挙げた首長らに各地で反対運動が起き続けているのが現状。その現状を受け、首長が手を挙げるのを渋るという事態を生み、処分場誘致、公募はうまくいかず、最終処分地が決まらないという状態が続いている。


ただ、各地で反対するにしても、市民が物言い止めることが出来るだけまだマシだと、「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」の代表は言う。岐阜県瑞浪市には超深地層研究所があることと、月一で見学会を行っているので、行って話を伺わせて頂くことになった訳だが、そこで私は岐阜は所々と本当に根の深い問題を今回行って目の当たりにすることとなった。



というのも、研究所で研究のために穴を掘られている訳だけれど、もう穴掘るだけでも要は隠れているウランを掘り起こしている訳で、そういったものは排水をつたい外部に流れ出ている。

温度計等

(↑代表らは、毎月排水に含まれる濃度を調べている。)

排水をつたい出てくる水質を調べてみると、様々な物質を多く含み濃度の高く、又温度の高めの水だった。

それらは上流から流れてくる川とキレイな水と途中で合流し、生活区域に流れている。

合流地点

又、私たちが周辺を回っているとき道が封鎖されていたので止まってみてみると、山が崩されている。大掛かりな工事が道を通行止めにしてまでされていた。

通行止め

事業を進めるのは「瑞浪市」。

資料

話によると、土岐市で建てるはずだった博物館をわざわざ瑞浪市長が呼んで始めたという。それらは予定では第1~3ステージまで建てる予定らしく、どうやら延期になっている第2ステージのためのようだが、山を削るとは尋常ではないし、そもそも観光活性化とうたわれているようだが、観光に来るような場所ではとてもなく、人里離れた静かな場所だった。ハコモノを建てることを市町村長は好む。全ては交付金のためだ。



「なんで瑞浪に住んでいる人たちはこういうのを放っとけるんだろう」と岐阜に住む代表はポツリと呟いた。



その後わたしたちは研究所が移転前にあった研究所跡地へ出向いた。

そこで見たものはパッサパサの地層の箱の山だった。地層がどれだけもろいものだか逆によく分かり、岩盤が決して強くないことが証明されていた。

地層


目標は1000M。

今現在「研究所」では196Mまで掘られているが、水が想像以上に溢れ出てきて中では手こずっているとか。


前述の代表の方が仰っていた

「穴を掘って掘って、今地下に眠っている諸々の物質を出しちゃってる。
 私たちは地球という地面の上に住まわせてもらっていると思わないと。」



もう一度、何年もの時をかけて蓄積され眠った地層を掘り返すという行為そのものの意味を私たちは考える必要があるのかもね。



たった100M所ではあったけれど、地下に見た広がっていたのは別世界だった。

地層測定器

↑波動で地層を測定したり、水の速度、水質等を測定している。



地下100M

↑地下100Mの所の入口。





余呉町長選挙

余呉町は高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致に対し、前町長が手を挙げ応募したことで一躍有名になった町だが、同時に去年12月6日に断念を発表させるほどの署名活動も盛んに行われ、多くの署名を集めたことでも知られる。

署名は短期間に本当に沢山集まった。

3週間で余呉町内 2165人、余呉町外 17856人で、計20021人で、

町内で言えば町民の過半数を越えた。驚くべき数だ。

高レベル放射性廃棄物最終処分場に対する町内外関係無く、日本各地における関心の高さが伺える。



多くの人がそれだけ強く守りたいと思う「余呉町」という所はどれだけ素晴らしい所なのか、とても知りたくなったため、署名活動を始めた「余呉の明日を考える会」の方に連絡を取り、取材をさせて頂く事になった。



丁度町長選挙をやっていた頃で、この会が出した新しい出馬者は、元郵便局員、今は農業を営む、謂わば何の後ろ盾もない無所属の二矢秀雄氏。

かたや、そんな素人相手に自民党員7名を後ろに付けたガチガチの「自民党」色で固められた自民党員、元町議員の久保田順一氏。



「接戦」だと言われた町長選だった。



不思議だったのは、前町長畑野氏の処分場応募で町中が署名活動を成功させ、多くの人たちが町政というものに信用を失いかけている時に、まさにその前町長の支持する久保田氏であるという状況で、何故「接戦」なのかということ。普通この流れだったら、二矢氏が余裕で支持を受けていておかしくないはず。



何かがおかしい。



そう、田舎では「自民党」という言葉が持つ意味合いは町とは比べ物にならないくらい大きいということが分かった。

「自民党様」「お役所様方」

こんな具合だ。

又、そんな自民党のやり方は、あくどいものだった。
とにかく相手の悪口を言い、町民に吹き込む。政策なんてものはなく、とにかく自民党員を町長に置いておきたいから、他の町議員も必死。ちなみにお金なんて気兼ね無しにとにかくバラまく。

こんなことが起きてる。

役場関係で働き始めた人がこんな事を漏らしてた。

「選挙の開票の時に何かがされているなんて、まさかそんなことは実際にはないもんだと思っていました。いやぁさすがにね。でも、関わり始めて知ったんです。本当に何でもありだということ。誰も見てませんからね。」

自民党は開票にすら偽ることを可能にし、結果をごまかすことを可能にするということだ。だからとても心配していた、票が偽られるのではないか、ということを。

ちなみにあの時ちらっと耳にした話だと、「1票いくら」で投票させていた疑いもある。



1272 対 1351



二矢氏が当選した。



二矢氏 当選



この事実は昨年7月に滋賀県知事に嘉田由紀子氏が当選したことを想えば、2連続で自民党を打破したことになり、自民党にとって大変な痛手であった。

だから自民党はあれだけ必死だったわけなんだが、町民は言っていた。
「彼らは自民党っていう党だけの鎖で必死に繋がっているだけで、何もない。二矢氏を支持し、自主的にサポートしていたのは町民で、彼らは署名活動を通じて知り合った同じ志を持った町民たちであった。自主的に、好き好んでボランティア的にそこに居た。」



休憩時間にお母さんたちが作ってくれていたご飯が出される。



みんなで働いた後によばれたご飯はとても温かくて、美味しかった。



(※写真の無断転載は禁止します。)

取材終了

1月16日~今日にかけて、中部地方、近畿地方を中心に取材をしてまいりました。

今名古屋で、深夜バスで東京に帰ります。

詳細は後日追ってまとめようと思っています。

取材地は以下:

●福井県大野市

●滋賀県余呉町

●岐阜県瑞浪市

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、大野市・余呉町に共通している点は、誘致が表面化し、また断念したところで、瑞浪市は超深地層研究所が在る所です。



余呉町は町民の方々の活気溢れる、自然豊かなところで、とても気に入りました。

みなさんも機会を作って行ってみるといいかと。



本当に有意義な時でした。

取材を通し出会った多くの人々との出逢いは想像以上に私にとってかけがえがなく、そんな機会を得られた事が本当に幸せに想います。



この場をお借りして、出逢ったすべての人々へ感謝の意を表します。

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