JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

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青森六ヶ所村取材



使用済み核燃料再処理工場の在る、六ヶ所村(青森県)へ、一体現地ではどうなっているのか見に行ってきた。



2004年に建てられ、本格稼動予定が来年に迫る再処理工場。

近日、其の試運転がされることになっている。



ちなみに現時点で既に死者二名。



再処理工場とは、要は、原発で使い終わった核燃料を受け入れ、処理、則ち核燃料になるプルトニウムとウランを取り出す作業をする所。今現在のプルトニウム自体の使い道がほとんど無いと言われているにも関わらず、とにかく取り出そうとしている。というか、動かそうとしている。



<簡単な行われる作業の流れ>

受け入れ・貯蔵→せん断・溶解→分離(ウラン・プルトニウム)→精製→脱硝→製品貯蔵



現地のPRセンターでは興味深く面白い話が聞けた。



低レベル放射能核燃料は地下12Mの所に冷却後埋められ、300年経った頃には肥料になるとか。

「仮に何らかの事故的に、100年も経たない内に掘り起こされたらどうなるのか。」という私の質問には、何言ってんの?有り得るわけ無いじゃん的な面持ちで、「ここでは警備員がいつも管理しております。だから誰かが入って掘り起こすということは絶対に有り得ないことです。」と案内係の三上さんは言った。

(※三上さん(女性)は一般からVIP、超VIPといった幅広い階層を相手に説明・案内の出来るベテランさん。)

引っ掛かったのが、この「有り得ない」という発言。有り得ないと断言出来ることって無いでしょ、と思う。





再処理をすること、工場を動かすことに何のメリットも無いと思うけれども、<青森県>も国も、とにかく強引に此まで押し進めてきた。事故があったら、被爆よ?

其れでも押し進めるのには、ある理由がある。それは・・・



「金」。



推進派が青森県にばらまく金により、青森県は潤われているという事実。人々は一度潤った其の生活から抜け出せずに、されるがまま。



確かに私たちのような県外のよその人間たちは反対反対と好き勝手に言い放っているが、実際工場がなくなった時、困る(?)のは其所に住む人たち。今まで潤っていた生活が出来なくなって(?)、今までのような生活が出来なくなる。雇用の問題も当然出てくるだろう。例えば原発関連の会社に勤めてる人たちなんかは多いからね。

だから私たちは反対を掲げるときには、其れと同時に、なくなった時の生活を保障出来るような<提案>が必要とされる。其の責任が出てくる。





今回は数少ない今現在も堂々と反対を表明している菊川さんの<花とハーブ>へ行き、二泊三日お世話になった。ちなみに其所は鎌仲ひとみ監督ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』の取材先ともなった所で知られる。私たちも泊めて頂くにあたり、初日に農業のお手伝い。



菊川さんはほとんど自給自足。車に使うのも、使用済みの油。勿論、食べ残した物は肥料として土に返す。魚は猫のエサにする。



昔は反対運動も盛んだった半島も、菊川さんのように反対を表明する人は数少ない。

心配や不安があっても、生活を優先するがあまり、他人事のようなことにもなっていたりする。実際に住む人というのは、やはり其所に実際住まない私たちの様な人間とは違うものなのかな。まだまだ分かるはずはないけれど、ここの最終議論として、

“いかに「安全」に使っていくか”を考えることが大事なの??

わたしはそうは思わないけどな。

完璧な安全なんて所詮、それこそ有り得ないと思うよ。

だったら、再処理工場なり原発なりを無くした時に、

“いかに原発に頼らずに、暮らしをしていけるか”ということを考えたほうが、豊かだと思う。

わたし自身まだまだ分からないことは多いので、要勉強だな。。

今回の下北半島訪問は知る大一歩になったことは間違いない。ただ、もし真の部分まで踏み込もうとするとき、一度で全てを知ることは出来ないし、それをしようとするのはあまりに傲慢な姿勢だ。何度も何度も足を運び、心と耳を傾けなければ、知れないことは多い。

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