JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

どーするガラス固化

うまく固化体が作れず、止まってしまったガラス固化。



ちなみにこちらがステンレス製ガラス固化体キャニスター→キャニスター

何故か惹かれる。
以前六ヶ所で「(キャニスター実物の)写真撮りたい」と言ったら、
「死んでしまいます」と返ってきた。そりゃそーだけど、ある意味リアル。



それはそうと、

ガラス固化体製造の工程が、トラブル頻発のため停止していたガラス固化だが、下に書いた日程見ても分かるように、日本原燃(以下「原燃」)は再開に躍起になっている。そして、30日(月)に行われる「ガラス固化に関する核燃料サイクル安全小委員会」で、ガラス固化再開に踏み込むことを決定するという見方が強まっている。



 

6月4日  再処理ワーキンググループ[WG](非公開)

6月11日 日本原燃より提出された「再処理施設 高レベル廃液ガラス固化設備の安定運転条件検討結果報告」

      保安院に対するヒアリング

6月13日 核燃料サイクル安全小委員会

6月20日  再処理ワーキンググループ[WG](非公開)

6月24日  再処理ワーキンググループ[WG](非公開)

6月25日  核燃料サイクル安全小委員会





大雑把に云ってしまうと、対策もろくにない(以下で説明する)し、とりあえずやってみないと分からないから、やろーぜ的な感じだ。原燃的に保安院的にも。



考えられた対処法として、実廃液だけではガラス固化は作れないから、「模擬廃液」(放射能を帯びない廃液)を混ぜ合成廃液を作る(工程は以下参照)という話。“実廃液だけではガラス固化は作れない”・・?



【工程】

「模擬ガラス溶融試験」:

低模擬廃液とガラス原料を混合した模擬ガラスビーズを使用し、ガラス溶融炉に供給することで、模擬廃液供給前に溶融、流下等の確認、液位計の調整等を行う。本試験は、模擬ガラスを連続供給し、ガラスの高温運転、ガラス流下操作を確認する。



「低模擬廃液供給試験」:

低模擬廃液及びガラスビーズを炉内に連続供給した条件で、ガラス溶融炉の廃液処理運転、ガラス流下操作が実施できることを確認するとともに、標準処理運転、最大処理運転を確認する。



「高模擬廃液供給試験」

基準燃料処理時に発生する高レベル廃液相当の高模擬廃液及びガラスビ ーズを炉内に連続供給した条件で、ガラス溶融炉の廃液処理運転、ガラス流下操作が実施できることを確認するとともに、最大処理運転を確認する。



炉の運転図

炉の運転 出所 原燃



炉の運転 出所 中電

出所 中電





↓(対策、検討後)





炉の運転 出所 ふくろうの会

出所 ふくろうの会



そして多くの人が驚かされた事実。

保安院はマズイとするも、原燃的にはドレンアウトが通常操作の一環に入れる認識であること。ドレンアウトは以前も触れたが、溜まってしまった白金族がずっと大きな問題になっているが、それを洗浄しても落ちきらない(っていうか流れ込んでいかなくて溜まっちゃう。ガラス固化体が作れない。)時、一回炉自体を空にする作業で、これを「通常」操作とするということは、異常だと人々は云う。そんなことをしたら何でもアリ、というか、作れないことや、停止が通常、って話になるからだ。

何でこんな事態になったのか。

原燃が聞いたら、保安院が自分たちで決めろって言ったら、そうなった、っていう話だが、そんなんで誰が納得するだろう。。


これに関する問題点に関しては美浜の会が参考になる。

http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/anzen_shoi_letter080625.htm



委員の名簿はこちら

 







原子力安全・保安院核燃料サイクル規制課開催通知を貼っておきます。



---

総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会

第17回核燃料サイクル安全小委員会 開催通知

開催概要

日時 平成20年6月30日(月) 10:00~12:00



場所 虎ノ門パストラルホテル新館5階「ローレル」(東京都港区虎ノ門4-1-1)



議題

1. 日本原燃株式会社「再処理施設高レベル廃液ガラス固化設備の安定運転条件検討結果報告」について

2. その他



その他

傍聴(マスコミ関係者の取材及び撮影(冒頭のみ可)も含む)をご希望の方は、6月26日(木)12:00までに氏名、職業(所属・役職)、連絡先(電話番号・FAX番号)を明記の上、下記問い合わせ先まで、FAXまたは電子メールにて登録ください。ご登録なき場合は、原則傍聴をお断り致します。一般傍聴席は60席とし、届きましたFAXまたは電子メールにて入場番号を27日(金)12:00までに、登録者全員に返信します(当日受付時に提示ください。)ので、万一連絡がない場合には、同日17:00までに担当者まで電話で確認ください。連絡先が不明瞭な場合は、傍聴不可となることがあります。希望者多数の場合は、抽選をとし抽選の結果を同様に連絡します。傍聴可の方にのみ、入場番号をお知らせしますので、受付時に入場番号及び身分を証明できるものを提示ください。なお、登録者本人以外の方が入場する場合は、委任状及び身分を証明できるものを提示ください。



問い合わせ先

原子力安全・保安院核燃料サイクル規制課 斉藤、沖田

TEL:03-3501-3512

FAX:03-3580-8484

E-MAIL:saikurukiseika@meti.go.jp

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(追)

拍手、ありがとうございます。

もしよろしければご感想、ご指摘等も添えて頂けると光栄です。

関心をお寄せ頂き、本当に嬉しく思います。(2011.8/1更新)

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