JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

瑞浪超深地層研究所へ



今更だけど、関東圏に原発って無い。
こんだけ使ってる関東に無いのは不思議だ。



今、この高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致で大変な騒ぎになっているのが、高知県は東洋町だけど、日本のどこが処分場にされてもおかしくない状況。思うに、あえていうなら市町村、都道府県の首長試しに近い気も若干する。



そもそも高レベル放射性廃棄物最終処分場って何か?

簡単に説明するのであれば、原発から出る放射線を帯びた使用済燃料を、次にプルトニウムとウランに分解させるため再処理工場に送られるが、其の再処理の過程で出てくるものが高レベル放射性廃液で、此れを溶かしたガラスと混ぜて容器に入れ固められ、ガラス固化体にされたものこそが「高レベル放射性廃棄物」。

写真を載せたいところだけど、未だかつて目に触れることなく、それが放つ放射線を受けたら即死のため写真はありません。。



ちなみに日本にあるのは低・高の2種類のレベルしか存在しておらず、中レベルも低に含まれている。低レベル放射性廃棄物は、再処理工場が受け持ち、自らの場所で埋めている。

日本には鎌仲監督の「六ヶ所村ラプソディー」のお陰で日本各地で知られるようになった「六ヶ所村」と、あと結構忘れられがちなのが、東海村で、この2カ所に再処理工場は在る。世界にはイギリスとフランスにもあったが、事故が起き、閉鎖されている。



今現在問題になっている高レベル放射性廃棄物誘致というのは、

2000年10月に設立された原子力発電環境整備機構(NUMO)が2002年に正式に開始した「公募」に始まる。要は、NUMOはそもそもその高レベル放射性廃棄物を処分する場所を探すために作られた組織で、彼らの仕事は場所を探すこと。日本は、全国の市町村が自ら挙手、応募してもらう「公募」という民主的な制度をとっている。

文献調査だけでも多額の交付金が出されることから、財政難に苛まされているような田舎町の市町村長が興味を持つのも無理はない。

しかしながら、これまでえの間に一度も本当にGOサインが出た所は一つとして無い事が物語ることが何かは想像が付くと思うが、市民はそれが何かを何となくだけど、何だか危ないんじゃない?という不安から手を挙げた首長らに各地で反対運動が起き続けているのが現状。その現状を受け、首長が手を挙げるのを渋るという事態を生み、処分場誘致、公募はうまくいかず、最終処分地が決まらないという状態が続いている。


ただ、各地で反対するにしても、市民が物言い止めることが出来るだけまだマシだと、「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」の代表は言う。岐阜県瑞浪市には超深地層研究所があることと、月一で見学会を行っているので、行って話を伺わせて頂くことになった訳だが、そこで私は岐阜は所々と本当に根の深い問題を今回行って目の当たりにすることとなった。



というのも、研究所で研究のために穴を掘られている訳だけれど、もう穴掘るだけでも要は隠れているウランを掘り起こしている訳で、そういったものは排水をつたい外部に流れ出ている。

温度計等

(↑代表らは、毎月排水に含まれる濃度を調べている。)

排水をつたい出てくる水質を調べてみると、様々な物質を多く含み濃度の高く、又温度の高めの水だった。

それらは上流から流れてくる川とキレイな水と途中で合流し、生活区域に流れている。

合流地点

又、私たちが周辺を回っているとき道が封鎖されていたので止まってみてみると、山が崩されている。大掛かりな工事が道を通行止めにしてまでされていた。

通行止め

事業を進めるのは「瑞浪市」。

資料

話によると、土岐市で建てるはずだった博物館をわざわざ瑞浪市長が呼んで始めたという。それらは予定では第1~3ステージまで建てる予定らしく、どうやら延期になっている第2ステージのためのようだが、山を削るとは尋常ではないし、そもそも観光活性化とうたわれているようだが、観光に来るような場所ではとてもなく、人里離れた静かな場所だった。ハコモノを建てることを市町村長は好む。全ては交付金のためだ。



「なんで瑞浪に住んでいる人たちはこういうのを放っとけるんだろう」と岐阜に住む代表はポツリと呟いた。



その後わたしたちは研究所が移転前にあった研究所跡地へ出向いた。

そこで見たものはパッサパサの地層の箱の山だった。地層がどれだけもろいものだか逆によく分かり、岩盤が決して強くないことが証明されていた。

地層


目標は1000M。

今現在「研究所」では196Mまで掘られているが、水が想像以上に溢れ出てきて中では手こずっているとか。


前述の代表の方が仰っていた

「穴を掘って掘って、今地下に眠っている諸々の物質を出しちゃってる。
 私たちは地球という地面の上に住まわせてもらっていると思わないと。」



もう一度、何年もの時をかけて蓄積され眠った地層を掘り返すという行為そのものの意味を私たちは考える必要があるのかもね。



たった100M所ではあったけれど、地下に見た広がっていたのは別世界だった。

地層測定器

↑波動で地層を測定したり、水の速度、水質等を測定している。



地下100M

↑地下100Mの所の入口。





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