JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

余呉町長選挙

余呉町は高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致に対し、前町長が手を挙げ応募したことで一躍有名になった町だが、同時に去年12月6日に断念を発表させるほどの署名活動も盛んに行われ、多くの署名を集めたことでも知られる。

署名は短期間に本当に沢山集まった。

3週間で余呉町内 2165人、余呉町外 17856人で、計20021人で、

町内で言えば町民の過半数を越えた。驚くべき数だ。

高レベル放射性廃棄物最終処分場に対する町内外関係無く、日本各地における関心の高さが伺える。



多くの人がそれだけ強く守りたいと思う「余呉町」という所はどれだけ素晴らしい所なのか、とても知りたくなったため、署名活動を始めた「余呉の明日を考える会」の方に連絡を取り、取材をさせて頂く事になった。



丁度町長選挙をやっていた頃で、この会が出した新しい出馬者は、元郵便局員、今は農業を営む、謂わば何の後ろ盾もない無所属の二矢秀雄氏。

かたや、そんな素人相手に自民党員7名を後ろに付けたガチガチの「自民党」色で固められた自民党員、元町議員の久保田順一氏。



「接戦」だと言われた町長選だった。



不思議だったのは、前町長畑野氏の処分場応募で町中が署名活動を成功させ、多くの人たちが町政というものに信用を失いかけている時に、まさにその前町長の支持する久保田氏であるという状況で、何故「接戦」なのかということ。普通この流れだったら、二矢氏が余裕で支持を受けていておかしくないはず。



何かがおかしい。



そう、田舎では「自民党」という言葉が持つ意味合いは町とは比べ物にならないくらい大きいということが分かった。

「自民党様」「お役所様方」

こんな具合だ。

又、そんな自民党のやり方は、あくどいものだった。
とにかく相手の悪口を言い、町民に吹き込む。政策なんてものはなく、とにかく自民党員を町長に置いておきたいから、他の町議員も必死。ちなみにお金なんて気兼ね無しにとにかくバラまく。

こんなことが起きてる。

役場関係で働き始めた人がこんな事を漏らしてた。

「選挙の開票の時に何かがされているなんて、まさかそんなことは実際にはないもんだと思っていました。いやぁさすがにね。でも、関わり始めて知ったんです。本当に何でもありだということ。誰も見てませんからね。」

自民党は開票にすら偽ることを可能にし、結果をごまかすことを可能にするということだ。だからとても心配していた、票が偽られるのではないか、ということを。

ちなみにあの時ちらっと耳にした話だと、「1票いくら」で投票させていた疑いもある。



1272 対 1351



二矢氏が当選した。



二矢氏 当選



この事実は昨年7月に滋賀県知事に嘉田由紀子氏が当選したことを想えば、2連続で自民党を打破したことになり、自民党にとって大変な痛手であった。

だから自民党はあれだけ必死だったわけなんだが、町民は言っていた。
「彼らは自民党っていう党だけの鎖で必死に繋がっているだけで、何もない。二矢氏を支持し、自主的にサポートしていたのは町民で、彼らは署名活動を通じて知り合った同じ志を持った町民たちであった。自主的に、好き好んでボランティア的にそこに居た。」



休憩時間にお母さんたちが作ってくれていたご飯が出される。



みんなで働いた後によばれたご飯はとても温かくて、美味しかった。



(※写真の無断転載は禁止します。)

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