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日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

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【環境省】ロードマップ「中間貯蔵施設等の基本的考え方について」

10月29日付けで「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質による環境汚染の対処に おいて必要な中間貯蔵施設等の基本的考え方について」のロードマップが発表された。

(図1)仮置場のイメージ(例)
(図2)特定廃棄物及び除染に伴う廃棄物の処理フロー(福島県内)
(図3)特定廃棄物及び除染に伴う廃棄物の処理フロー (福島県以外の各都道府県内)
(図4)中間貯蔵施設のイメージ図
(図5)中間貯蔵施設の整備に係る工程表
(資料1)除染に伴って生じる除去土壌等の試算について
除染等のロードマップのポイント
除染に伴い発生する土壌・廃棄物の処理(福島県内)
各施設の構造(イメージ)


(環境省HPより抜粋)
【参考/抜粋元】環境省 東日本大災害への対応について

非常に興味深い決定内容が多くある。
個人的な見解と印象:

・「仮置場」における“保管”期間が3年ということ。

 ※「仮置場」と言われる所は、本来放射性物質を扱う場所ではないこと、
  また、本来は一瞬たりとも置かれるべき所ではなく、“保管”される所ではないことに
  注意されたい。
  (cf. 「下水汚泥処理に関する取材@福島」

特に保管時8,000Bq/kg超、処分時10万Bq/kg超のものについて
 (cf. この基準は平成 23 年 6 月 19 日に災害廃棄物安全評価検討会がとりまとめた
   「放射性物質により汚染されたおそれのある災害 廃棄物の処理の方針」に基づき、
    関係各位にて決定された。詳細は過去の記事にて紹介:「災害廃棄物に関する指針」

・そもそも「中間貯蔵」って?という疑問。
 放射性廃棄物に関して「中間」というワードは何だかナンセンスなような。

・「指定廃棄物」については、「焼却」とのことだが、
 福島市内で汚泥の取材をして、量の問題もさることながら、
 3.11とは関係なく、下水処理場建設の際、地域住民との間で、燃やしたり、溶かしたり等
 熱を加えること、また保管をすることは禁止するという条件のもと建設に至った経緯もあり、
 簡単に燃やしたり、溶かしたり、スラグ化できるものではないということだったことを考えると、
 どうなるのだろうか。
 (cf. 「下水汚泥処理に関する取材@福島」

・3年の保管等発表されたものの、現に、事故後放射性物質が検出されてから、
 これまで通常汚泥処分を受け入れていた自治体からもストップがかかっていることを考えても、
 保管自体に理解を得られるのは難しそう。
 というか、3年の保管を決めた際、どのような議論が地元とされたのか、されなかったのか、
 この点に関しても、確認の必要がありそうだ。

・“約30年の中間貯蔵の後、福島県外に最終処分”ということだが、これは勿論今回の福島原発事故発生により
 発生した放射性廃棄物の話で、これらは、再処理で発生した高レベル放射性廃棄物の最終処分と合流するのか。
 それとも別途取り扱うのか。

文句があるとかでは全くなく、単なる感想、意見にすぎないことは断りたい。
今後取材により、明らかにしていく。



(11/2 更新)

本件はあくまでも除染に伴い発生する土砂や廃棄物を対象としたもので、下水汚泥は別であり、
今回発表された「仮置き場」の構造や保管期間については、当てはまらないようだ。

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