JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

ドキュメンタリー上映&ディスカッションイベントTIME to SOLUTE 開催決定

  | TIME to SOLUTE |


国家プロジェクト・高レベル放射性廃棄物最終処分事業を
2006年から追ったドキュメンタリー


The SITE –Japan Specific–

上映&ディスカッションイベント

UPLINK ROOMにて開催決定!!!


 Vol.1     2013年9月25日(水)

Vol.2     2013年10月23日(水)


18:00 受付開始 / 19:00 開場 / 19:15 上映
  20:45 ディスカッション開始 / 21:45 終了
料金 ¥1,500

各日限定30名

Guest:

杤山 修
公益財団法人原子力安全研究協会 
 処分システム安全研究所所長


 伊藤 正雄
経済産業省エネルギー庁
 放射性廃棄物等対策室室長

他決定次第、随時発表予定

ご予約方法

UPLINK イベント
http://www.uplink.co.jp/event/2013/15402
にある「予約」ボタンからお願いします。



お陰様で、
2006年から取材・撮影してきたドキュメンタリーThe SITE –Japan Specific–が完成し、
改めて、意思も雰囲気もある大好きなシアターUPLINKさんと共同企画として、
上記イベントを開催させて頂く運びとなりました。


3.11を機に注目されるようになった高レベル放射性廃棄物―。


しかし、この問題を巡る歴史は1976年に遡る。
まずは、行政、関連推進機関、技術開発者、研究者、安全規制支援研究、これまで処分場を誘致しようとした町、そして、研究施設を置いている地域住民…

日のあたらないところで、
この問題に実際に携わってきた様々な立場の関係者らの声に耳を傾けながら、
何をどう考えたらいいのか、
市民が多角的に捉え、考えられる材料を提供したい、という想いから、
ドキュメンタリーを制作してきました。

(特に、高レベル放射性廃棄物最終処分=地層処分=について、研究を助けている地域(作品では
北海道幌延町にフォーカスをしている)の政治的歴史的背景、住民の忍耐強い長年に渡る抗議活動は
決して無視できないと考えている。)

そして、昨年11月には、制作途中のものを一度公開し、
経産省エネルギー庁の担当課長と、推進機関の技術者の方をお招きし、
来場者と議論して頂きました。

今回は更にゲストの方々を充実させ、
行政関係、関連推進機関、慎重派から
それぞれ最低でも1名ずつご参加頂く予定です。
(ゲストの方々は決まり次第、随時発表していきたいと思っております。)

また、今回はUPLINKさんの2階に今年出来たROOMという一室で、
もともとシンポジウムのような大きいイベントではなく、
小規模で開催したかったので、定員30名の、
ちゃんとみんなで話し合うのに丁度いい空間です。

関係者を吊るし上げるということではなく、
この問題に直接携わってきたけれども、これまで人々と議論することはなかった関係者を、
良い意味で、どんどん表に引っ張り出して発言してもらうことで、
一般市民が、より一層この問題を、善し悪しではなく、多角的に捉えるのに役立つと確信しています。

推進機関の人たちだけの集まりや、慎重派だけで集まって、
共通認識を確認し合うのも、勿論いいとは思いますが、
私がやりたいのは、それぞれの立場の人たちを交流させること。

それしか、
技術と社会的倫理を混じり合わせる方法は現段階でないと思います。

そのためにも、
様々なステークホルダーを一同に集わせ、
市民もそれに参加し、直接議論することを可能にする「場」が必要だし、
自分がその役割を担いたいという想いから、
こうした公開イベントをオーガナイズしていくことを目指してきました。

こうした想いも決して独りよがりではいけないはずです。

他の方々も必要だと思っているということを確認したいし、
もしそういった方々が少ないのであれば、そのニーズを私は起こしたいと思います。

誰かがプレゼンをして、レクチャーをして、
それを参加者は聞いて、質疑という形式も勿論、大切です。

ただ、これはあくまで勉強に過ぎず、残念ながら、議論の発展とはまた異なります。

これでは、
いつまで経っても市民は傍観者として心地のいい位置で落ち着いていられるし、
批判したければ、勝手な意見を登壇者に当てつけることもできる。
でもそれは、とても受け身だし、無責任なように感じます。

批判をもっと具体化して、
逆に何なら納得するのか、ということまで批判するのであれば、言うべきです。

言うまでもありませんが、
行政や事業者はもっと表に出て来ていちいち説明すべきです。
それをお互いがせずに、歩み寄りはきっと成し得ない気がします。

まして、「国の施策が定まっていないから」と言ってしまって、
議論すらしようとしない、議論を放棄することは、
事業を放棄すると言ってもいいと思います。
あるいは
この高レベル放射性廃棄物についての責任を次世代以降の人々に対して、
放棄することを意味しているように思います。

事業者がそれでいいのか、本当に疑問です。

議論も停滞し、答えの出し方すら分からない今だからこそ、
これまで当たり前のように、あるいは、私たちが黙認し推進してきた
核燃料サイクル、また、高レベル放射性廃棄物最終処分(地層処分)
ありきではなしに議論することができ、もしかすると、改めて、
将来を決められる最後のチャンスだと思います。

議論をすることは勿論大切ですが、
喫緊の課題であることから、

じゃぁどうしたらいいと思うか、

というところまで、
具体的な解決策を提案できる位、
建設的な議論の場にできたらいいなと思っております。


このドキュメンタリー作品とディスカッションイベントTIME to SOLUTEが、
コンセンサスを得るのに必要な一過程に役立てばと心から願っています。
皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます。


フリーランス 稲垣 美穂子

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