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JOURNAL ASIA

日本の高レベル放射性廃棄物のゆくえを追う

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広河隆一さんの性暴力に関する報道を受けて




週刊文春1月3日/10日新春特別号(2018年12月26日発売)
フォト・ジャーナリスト 広河隆一さんに関する「世界的人権派ジャーナリストの性暴力を告発する」を受けて―。



「フォト・ジャーナリスト」という生き方を知り、「原発」という問題意識を持ち、私が、フリーランスとして歩み始めた理由そのものであり、師と仰ぎ、全面的に支持をしてきた人間として、広河隆一さんの今回の報道について、触れないわけにはいきません。

分かっていながらも、恩師が「加害者」として語られるのは、とても、本当にとても辛いことです。

正直に申し上げて、報道を初めて知った時には、被害者の方々に気持ちを寄せることができず、せめて、全文を読んでからにしたいという思いで、一晩過ごしました。

しかし、一夜明け、掲載記事全文を読み、
断ることが難しい女性達に対してなされたこと、広河さんが発したとされる言葉に触れ、ようやく報道の内容、広河さんがしてきた長きに渡る人権蹂躙と身勝手極まりない犯罪に向き合う気持ちを持つことができました。

広河さんはきちんと犯罪として認め、その罪を償うべきです。

また、何より、広河さんのそうした側面を、私自身がまったく知らなかったわけではなかった加害者の一人として、黙認してきた自らの罪を深く、深くお詫び申し上げる所存です。

被害に遭われ、告発をされた7名の方々の長年に渡る恐怖、混乱、自責の念、孤独、苦しみがどれほどのものだったか…。むしろ、私自身がそうさせてしまった要因の一つであり、私自身が皆さんの被害を防げたかもしれない…。そう思うと、皆さんが経験されたことがより一層苦しくてなりません。辛く苦しい経験をさせてしまい、本当にゴメンなさい…

どうしても一言で、ましてツイートで済ますということはできず、到底謝って済む話ではなく、これまでの恩義と報道された出来事の間で迷いながら、告発して下さった方々に対し、今、私に何ができるかを、この間ずっと考えていました。

そして、今、私にできることと言えば、私自身の加害性を明らかにすること、知っていることを語ることだと思うに至りました。
決断までに時間を要してしまい、申し訳ありません。
これ以上時間をかけるわけにはいきません。

もしかすると、理解されないことや、批判を受けるようなこともあるかと思いますが、無自覚な犯罪者を作ってしまった一端を担った一人の責任として、私の知る広河隆一さんと、今の私の率直な気持ちを、できる限り丁寧に言葉にして、綴りたいと思います。

このことが、少しでも今回告発された被害者の方々の勇気に報いるものとなれば…と願うばかりです。



                  *



私が『DAYS JAPAN』の編集部に出入りをしていたのは、2000年頃の数年間だったと思います。

ボランティアとして関わり始めて本当に間もない頃、編集部のドアを叩くのにも緊張していて、なかなか開くことができず、ドアの前で数分立ち尽くしていると、広河さんがちょうど後ろからいらして、代わりに扉を開けてくれたのを、今でも覚えています。

ボランティアとしてお手伝いをして数年経ったある日、広河さんが<働かないか>と言って下さったのですが、広河さんの激昂の程は知っていたので、給与が絡む関係性になった時を考えるとどうなるか分からなかったので、「良好な関係を保ちたいので」と言って断りました。
そして、引き続き、ボランティアとして続けました。



ある日、海外で『DAYS JAPAN』のブースを開くという時に、スタッフの一人として参加しました。

夜、海外のジャーナリスト達が集まるということで、ジャーナリストの方にお声がけ頂き、私もそれに一人でも参加したかったのですが、私達スタッフは広河さんに呼び止められて、スタッフ数名と広河さんの部屋で飲むことになりました。

私はそのことに納得がいかずに、あからさまに機嫌を損ね、文句を言っていると、
回りの人に「まぁまぁ」と言われ、<そんな感じだと男も大変でしょ>という趣旨のようなことまで言われて、途方に暮れました。



私自身が取材をするようになり、腕章がないと入れない現場の取材があったので、広河さんに相談すると、DAYS JAPANの腕章を貸して下さったこと、
しかし、結局取材をできず、本当に申し訳ないと泣く私に、<ぼくも昔…>と言って、ご自身の失敗をさらして下さったこともありました。
一生懸命、慰めようとして下さっているのが、よく分かりました。



そして、5〜6年経った頃、自身の取材に専念すべく、ボランティアからは自然と離れましたが、一取材者として、『DAYS JAPAN』に記事を掲載する形で関わるようになりました。



                  *



暫くは連絡も取ることもなかったのですが、震災後、またやり取りする機会が少しできました。



数年前のある日、広河さんから食事のお誘いを頂きました。
食事だなんて珍しいと思いましたが、何か話があるんだと思い、食事をすることにしました。

ただ、何となく心配で、<急で申し訳ないんですが、20時までに出ないといけなくなった>と言って、終わる時間をこちらから提示すると、<物凄く忙しい中出てきたのに>と言われて少し驚きました。

食事をしていると、私の恋愛経験やコンプレックスについても、色々と聞かれて違和感を覚え始めるも、まぁ、お酒の席だし…と思いましたが、<これからも連絡を取り合いたい>というような趣旨のことを言われ、戸惑いながらも、「食事だけなら」と答えると、「食事だけ?」と言われて、食事の趣旨を察しました。

その際、ヌードの撮影についても広河さんは言及されていましたが、今回記事にでてきた内容と異なる文脈だったので、それを素直に信じていました。(言葉を記述してもいいほど正確に覚えていないので、具体的な記述は控えます。ただ、この時の会話が、広河さんとの出来事を話してはいけないことだと認識し、今回公開するか否かを迷った一因でもあります。)

<僕の気持ちは教えてしまったから、僕からはもう連絡しない。心に穴が空いたら連絡して。>と言われ、別れました。

今思えば、記事にあった現場のほど近いバーでした。
そう思うと、私が時間を限らなければどうなっていたか…。そんな気持ちが湧いてしまいます。

その後、私から一度電話をしたことがありますが、「何を言っているか分からない」と言われて、電話を切られてからは、連絡をしていません。


                  *


告発した方々の被害に比べたら、比にもならないできごとですが、今も繋がるDAYSの仲間にも、このことは勿論、広河さんの違う側面は、言ってはいけないことだと感じていて、ずっと言えずにいました。また、広河さんの名誉のためにも、こういった出来事については言及ないし他言しないよう、心にしまったまま、公に対しては支持を続けました。

しかし、それが今、大きな誤りだったということに気づくと同時に、取り返しのつかないことをしてしまっていたのだと気づきました。
被害と加害の責任の一端は私にあります。

                  *

記事にあった広河さんが発したとされる言葉の言い回しなど、読んでいて、その様子を想像できました。ゆえに、一層、恐ろしく吐き気がしました。しかし、実際に強要(というか記事の内容通りであれば「レイプ」と言うべきですね)された方々が、どれほどの恐怖であったか…これには、想像に及びません。

ボランティアで出入りする人は、私が当時いた頃の範囲で言えば、老若男女いましたが、若い女性も多く、よく<広河さんのところは女性がよく集まるね>という趣旨の言葉を、他の関係者から、かうように言われたこともありました。
また、社員の入れ替わりも多い印象でした。

一方で、広河さんのことについては、耳にはしていたし、自分もその一端に触れたのに、どうして、「それはハラスメントだから、やめたほうがいい」と言わなかったのか…。他の子達に思いを寄せ、聞き取りをしなかったのか…。
申し訳ない気持ちで一杯です。

恐らく、他にも私と同じような思いを抱いている人達も少なくないのではないかと、推察している次第です。

もっともっと早く、編集部も関係者も、そして私も、対応すべきことでした。
私達はその罪を認識し、心から反省しなくてはなりません。


この間、親好があったと思われる著名な方々や専門性を伴った職業につく方々の本件にかかる衝動的、瞬間的、単発的な言葉には、未だ気持ちが追いついていきません。
立場の表明等は自由ですし、大切なことだと思いますが、誠実な気持ちを感じません。



                  *



もし、声なき被害者がいるとしたら、というより、いると考えるほうが自然、恐れず言うならば、いると考えたほうがいいと思っていますが、私はその方々に対して「立ち上がろう」と呼びかけるつもりはありません。私の軽度な経験でさえ、今綴りながらも、もし広河さんが見たらどうしよう…などという不安が拭えないでいるからです。
しかし、黙認してきた一人という立場としては、告発者の方々の経験を思えば、こんな不安など、取るに足らないものです。

声なき被害者からの声を上げてもらうことよりも必要だと思うのは、被害女性達が告発する勇気を振り絞ったように、あるいは、その勇気を無駄にしないために、黙認してきた人達がなすべきことをきちんとすることだと思います。

多少なりとも知っていた関係者も相当数いるのではないかと推測します。
このことの根深さは、無自覚な加害者と同等のように感じます。

著名な方々ほど難しいかと思いますが、告発した被害女性の方々、声なき被害者の方々を孤立させないために、できることをしてください。立ち上がるべき立場の人は、被害者以外に、もっといるはずです。



                  *



広河さんのような無自覚な加害者を生んでしまったことについて考える時、自身の経験と切り離して考えることができません。

広河さんとは関係ない話になりますが、私自身、いわゆる上司等による職場の組織ぐるみでの、また、指導者からの性的強要、部屋からの脱出、口止め、デートレイプは、今までもあって、その中で、人を大切にする立場の人に、気持ちを踏みにじられた、と感じたことがあります。特に、信頼を寄せる人からの蹂躙は、言葉になりません。

そのため、記事にあった、NOという選択肢はない、ということも、こなす(やり過ごす)ということも、そして、その後一人になった時にさまざまな感情がわき起こるということも、とてもよく理解できます。

きっと誰からも理解されないと思いますが、誤解を恐れずに言うならば、次第に、とにかく何も考えず、笑って状況を前向きに捉え、楽しそうにやり過ごすくせを覚えてしまいました。好意を持たない相手からの接触や、身動きできない状況を作られた時、そして、少し相手に力が入った瞬間、無意識に思考が止まるような気がします。ただ、できる限り、せめてもの愛情を求めることはあると思います。自分でもよく分かりません。だから余計に誤解を生むのかもしれません。でもその後、一人になると、起こったことに対する物凄い嫌悪感に襲われる。その後、愛情など欠片もなかったことを知る。もう絶望すらしなくなりました。

もうそのように対処することに慣れてしまって、これまでのことについて、「被害」だったかすら考えたくないし、認めたくもありません。

今回の報道に際し、こうした私自身の対処の積み重ねが、無自覚な加害者を生むことに繋がっているのかもしれないと初めて感じました。私の対処によって、相手は「同意」と捉え、「強要」「加害」などとは一ミリも感じないし、一生理解できない。
※これはあくまでも私自身の体験に基づく私自身の見解なので、被害者は一切関係ありません。

記事にあった広河さんが発したという「僕のせいじゃないでしょ」という言葉…

私自身にとっても、大きなショックでした。
自身の経験が重なり、すべてを物語った言葉で、今までの暗示が解かれたような感覚と、改めて、おぞましさを感じました。
同時に、これを被害者の方々が目にした時、どう感じるのか、どうなってしまうのか、心配でなりません。

こうした負の流れを、私自身がきちんと断ち切らないといけないことに気づきました。
そのためにも、私自身が、笑ってやり過ごすことなく、今後はきちんと断る、凛とした女性に変わりたいと思います。

結論づけ方がズレているかもしれませんが、長年、ハラスメントの環境が常態化した社会で生きてきた私自身にとっては、そういうことしかできないし、それが最善かつ最も難しいことのように思います。

最近になって、ようやく嫌な時や困った状況の時にも断れるようになってはきましたが、とても時間がかかったように思います。それでも、未だに恐怖を覚えることも少なくありません。(もっと恐いのは、女性がどういうことに恐怖を覚えるのかすら、理解していない人が多いということです。)

                  *


しかし、今回の被害者の方々は少なくとも、私のように人や物事を諦めていない、広河さんのもとで学びたいと願った、夢や希望に満ちた学生などの若い女性達です。どれほど絶望したことか…。悔しくてたまりません。
そうした女性達の気持ちにつけ込み、セックスの強要、レイプ、裸にさせ写真を撮るなどという卑劣極まりない行為が許されるはずはなく、あまりに非人道的なことです。

もうこれ以上、性暴力被害を経験する人や、罪の意識を持つことなく、加害を与える人、そして加害に慣れてしまう人を増やしてはいけないと心底思います。


                  *


「弱い立場」を利用して、ということの他に、女性の自己肯定度の低さにつけ込んでいる側面もあるのかと感じています。

女性が自分を大切に感じることのできない社会を、私達は作ってしまっているということ、
そこで生きる難しさ。

被害女性に対して<非がない><あなたはわるくない>と伝えることももちろん大切だと思います。それと同時に、これはあくまでも個人的な思いですが、<私達はもっと自信を持とう。もっともっと自信を持っていいんだ>と言い合って支え合い、周囲は、努めて相手の価値を認めていくことも、必要のような気がしています。
それが、私自身にできる、女性の人権が蹂躙されない社会を作る第一歩のように感じています。


                  *


最後になりますが、私自身、これほどの勇気を得たことは未だかつてありません。
私に勇気をくれたのは他でもない、被害を受け、告発した方々です。

感謝を申し上げるとともに、今回告発された被害女性の方々、そして、声なき被害者の方々の深い傷が一日も早く癒えること、心身ともに平穏が訪れることを切に願ってやみません。

もし、被害を受けていたのかもしれないという心当たりがある方々がいたら、もう何も恐れる必要はなく、「被害」として受け取っていい、ということを知って頂けたら…と思います。


そして、本当にごめんなさい…


フリーランス ライター/エディター
稲垣 美穂子



---
【訂正】私がボランティアとして『DAYS JAPAN』編集部に出入りをし始めたのは、2006年からです。申し訳ありません。(追記・訂正 2019/01/05)

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2018ほろのべ核のゴミを考える全国交流会

フライヤー

講演会日程呼びかけ文申込用紙



今年もこの時期がきました。

10年程前、この問題がまだまだローカルなものにとどまっていたことを危惧した地元の方々が、この問題を「もっと全国化したい」という思いから、始まった企画です。

昨年は東京からスタディーツアーを個人的に企画したのですが、
今年は間に合っていなくて、企画しておりません。

旅費など大変なところもありますが、
ご関心をお寄せ頂き、ぜひご参加頂けたら嬉しく思います。

▼スケジュールは下記の通りです:

7月28日(土)
14時~ 講演会(受付開始:13時〜)

講演会「どうする?原発のゴミ~核のゴミ拒否運動、全国の動き~」
講師:末田一秀さん(「はんげんぱつ新聞」編集委員)
豊富町定住支援センター多目的ホール(豊富町東1条)

18時〜 分散会
あとは自由

7月29日(日)
10時〜 深地層研究センター見学
11時〜 機構申し入れ

(記載がないですが、例年の通りであれば、
12時頃 昼食
13時頃 解散)

主催:ほろのべ核のゴミを考える全国交流会実行委員会

「第5次エネルギー基本計画(案)」パブコメ募集中


2018年5月16日に「第5次エネルギー基本計画(案)」が提示され、現在パブリックコメントを募集しています。

✳︎ 「第5次エネルギー基本計画(案)」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000173982


✳︎ 第5次エネルギー基本計画策定に向けた御意見の募集について ※〆切6/19
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620218009&Mode=0


「第一に、東京電力福島第一原子力発電所事故の経験、反省と教訓を肝に銘じ」
「地産地消型の再生可能エネルギーの普及」の「一層の拡大が期待」としつつ、
結局のところ、原子力発電を「ベースロード電源」とし、
更には、再稼動、再処理、プルサーマルを推し進めようとする計画案になっています。


住宅支援を打ち切られたり、避難者が未だ苦難を強いられているというのに、<安全最優先の再稼動>なるものを推し進める計画案に何も言わないのは、棄民政策に賛成するに等しいと、強い怒りを覚えます。


もし、少しでも疑問に思ったり、原発はもう要らないと思う人達には、
ぜひ政府へその声、想いを届けてほしいと心から願ってやみません。


少なくとも、〆切までの間、Twitterでは簡潔に問題点を指摘していきますが、
ここでは、より具体的に、参考になりうる資料やリンク、また、私の個人的な意見(問題点の指摘)などを更新していき、
第5次エネルギー基本計画(案)に関するパブコメ対策のポータルページとして機能させられたらいいなと思っています。



必要とする人にとって、参考になれば幸いです。

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■「可能な限り低減」「現時点では新設・リプレースは前提としていない」と説明する一方、2030年に原発電源構成比率20〜22%を達成するには「稼働率を80%と仮定し、2030年時点で40年未満の原発が全て稼動」し「40年以上経過している一部の原発が運転延長」する試算であることが笠井亮議員の質問で明らかに

(参考)
「エネルギーの使用の合理化等に関する法律の一部を改正する法律案(196国会閣51)」2018年5月23日
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48182&media_type=fp


■P.51. 2)使用済燃料の貯蔵能力の拡大

(一部抜粋)
廃棄物を発生させた現世代として、高レベル放射性廃棄物の最終処分へ向けた取組を強化し、国が前面に立ってその解決に取り組むが、そのプロセスには長期間を必要とする。その間も、原子力発電に伴って発生する使用済燃料を安全に管理する必要がある。このため、使用済燃料の貯蔵能力を強化することが必要...(中略)...使用済燃料の貯蔵能力の拡大を進める。具体的には、 発電所の敷地内外を問わず、新たな地点の可能性を幅広く検討しながら、中間貯蔵施設や乾式貯蔵施設等の建設・活用を促進する。

P.52.
使用済燃料の  処分に関する課題を解決し、将来世代のリスクや負担を軽減するためにも、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減や、資源の有効利用等に資する核燃料サイクルについて、これまでの経緯等 も十分に考慮し、引き続き関係自治体や国際社会の理解を得つつ取り組むこととし、再処理やプルサーマル等を推進する。


→要するに、<安全再優先を大前提に再稼動して、再処理もプルサーマルも進めていきたい。でも、最終処分まで時間がかかるから、使用済み核燃料の「中間貯蔵施設」を建設していきたい>
ということだが、未だ再処理もできず、中間貯蔵施設建設も難しいという状況の中で、核燃料サイクルを続行しようとする意味が分からない。

それほど進めたいならば、核燃料サイクルの必要性及び妥当性について、提示することが必要不可欠。
それが圧倒的にない。


■参考リンク:

✳︎ 【ourplanet】【アーカイブ】エネルギー基本計画 署名合同提出・院内集会(2018年5月23日)

✳︎ 【原子力市民委員会】声明(2018年5月15日)
「エネルギー基本計画は原発ゼロ社会の実現を前提に見直すべき」


✳︎ 資源エネルギーに関する調査会(2018年4月11日)

国の資源エネルギー戦略(資源エネルギーをめぐる諸問題)について以下3名の参考人による解説及び参考人に対する質疑
①竹内純子 特定非営利活動法人国際環境経済研究所理事・主席研究員
②大島堅一 龍谷大学政策学部教授
③竹村公太郎 特定非営利活動法人日本水フォーラム代表理事

※大島先生が本計画の作成自体に関する問題点および計画自体の問題点を指摘している。

議事録:
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/196/0196/main.html
動画アーカイブ:
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?ssp=32748&type=recorded

(一部抜粋)

▼計画作成における問題点:

① エネルギー基本計画があって、はじめて、エネルギーミックスがあるのに、前回のミックスを前提にそれを必達するということ自体、基本計画を作る意味をはき違えている。

② 2030年目標を示したエネルギーミックスですが、2005年の段階で2030年の目標を決めていたわけです。
今、2018年になって、まだ、2030年の話を<長期のエネルギー計画>だという風に言っていること自体が、行政が非常に怠慢なのではないか。

▼計画に関する問題点:
① 原子力については過大な目標。
  2030年に20〜22%を達成するというのは相当困難。すべての原子炉が20年延長運転して初めて達成する目標。

② 2016年の段階で、「革新的エネルギー環境戦略」の目標をすでに達成してしまっている。
  ですから、再エネについては過小評価。原子力については過大。

✳︎ 【ISEP】エネルギー基本計画への意見 −「エネルギーコンセプト」の抜本的転換を(2018年4月2日)

✳︎ 【音声配信】「原発の新増設は?高レベル放射性廃棄物はどこへ?…崎山記者の原発ニュースSP」崎山敏也×寿楽浩太×荻上チキ▼2017年8月9日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)

✳︎ 世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要(2017年8月1日)

(一部抜粋)
今のエネルギー基本計画は、震災と福島第一原子力発電所の事故を受けたエネルギー環境の激変の中で、30年を目標とするエネルギー政策の大方針を示したものであります。策定後3年しか経過しておりませんので、その目標に向け、まだ道半ばの状況であります。
 したがって、基本的にはその骨格を変えるということではなく、ここで定めた30年目標をどうすれば実現できるかという視点で集中的に検討をいただき、年度内を目途に一定の成果を出していただきたいと考えております。

✳︎ 総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会(議事録等)

検証! 原発のゴミ最終処分地選定の前にすべきこと ~動員されない若者が考える「現世代の責任」〜

フライヤー_表 フライヤー_裏
(クリックすると大きく表示されます。)


2月11日(日)に開催するイベントをご紹介します。
私も微力ながら、企画に参画させて頂いております。

こうした包括的な観点の、高レベル放射性廃棄物の企画は初めてではないかと思うほど、
プログラムの構成からして、魅力的な内容になっていると感じます。

このような企画、そして、仲間?達に出会えたことをとても誇らしく思います。

ぜひご参加下さいませ^^



検証! 原発のゴミ最終処分地選定の前にすべきこと
~動員されない若者が考える「現世代の責任」〜



▼コンセプト▼

原発を動かすことで発生する高レベル放射性廃棄物。

政府や電気事業者は、「将来世代に負担を先送りしない」ためにも、原発のゴミの処分の道筋をつけることが、電気を使う「現世代の責任」であると強調し、最終処分地の選定を急いでいる。

2017年7月、経産省は自治体や国民の「理解」を得ようと、「科学的特性マップ」を発表した。それを受け、経産省と高レベル放射性廃棄物最終処分の事業者である「原子力発電環境整備機構」(NUMO)が主体となって、全国各地域で意見交換会を開催した。若者も動員されていたという意見交換会で、議論のテーブルに上がるのは、最終処分地候補地の選定のことのみ。

「ゴミが出ればゴミ捨て場が必要だ。ゴミ捨て場となる地域をどう公平に決めるか考えよう。」

本当にそれが「現世代の責任」なのだろうか。

3.11の教訓に立ったエネルギー政策、核燃料サイクルの必要性、そして、最終処分地選定や最終処分研究のために犠牲となった地域の歴史…。あまりに多くのことが、議論のテーブルから隠され、最終処分地選定に問題が矮小化されている。

果たして、このまま、原発のゴミの総量を決めずに、世代間公正を議論できるのか。地域振興策と引き換えに、処分地を決めることが地域間公平を担保できるのか。

私たちには、原発のゴミの最終処分地選定の前にすべきことがある。
隠された話題をテーブルに上げて議論することが「現世代の責任」だ。

▼開催概要▼
日時:2018年2月11日(日) 13:00~17:00
場所:SHIBAURA HOUSE 5F(東京都港区芝浦3-15-4)
http://www.shibaurahouse.jp/about/access_contact

参加費:大人500円/学生・会員:無料

申込方法:
フォームから→https://goo.gl/forms/KXHsu8zwC1CrPQDC3
メールで→info@aseed.org

 ★メールの場合:件名【2/11参加申込】/お名前、連絡先、所属を明記の上、お申込みください。

主催:国際青年環境NGO A SEED JAPAN
助成:(一社)アクト・ビヨンド・トラスト、パタゴニア


▼プログラム▼

開会挨拶:西島香織/A SEED JAPAN
第1部 地域間・世代間の不公正問題
映像上映:稲垣美穂子/ライター、映像制作
総論:最終処分地決定プロセスにおける問題        西島香織
報告:高レベル放射性廃棄物処分事業はなぜ進まないか
      〜翻弄されたいくつかの地域の経験から〜
                水藤周三/高木仁三郎市民科学基金事務局
報告:電源三法交付金制度の問題と立地地域の社会変容
                   藤原遥/一橋大学大学院経済学研究科
現地報告:すべての自治体から核ごみ拒否の回答を得た37年間の記録
                         石丸裕介/岡山県自治労本部

第2部 公論形成を目指す取り組み、現状と課題

話題提供:「立地問題」化から新たな公論形成へ
                     寿楽浩太/東京電機大学准教授
報告:韓国における最終処分場をめぐる公論形成の努力と示唆点
                 高野聡/韓国・慶北大学行政学科修士

第3部:パネルディスカッションーあるべきプロセスとは何か

パネリスト:石丸祐介、藤原遥、寿楽浩太、高野聡、西島香織、他
モデレーター:水藤周三

閉会挨拶:A SEED JAPAN代表 浜田恒太朗

「規模縮小に関する要請及び質問書」送付しました。


中国から戻りました。
取材とまで言えませんが、旧軍が遺棄した毒ガス(化学兵器)被害者達の検診に同行していました。
こちらの報告は追々…。

訪中の直前にこの謝礼問題が出たので、私自身の対応が遅れてしまいましたが、
本日付けで原子力発電環境整備機構(NUMO)近藤駿介理事長宛に後記「規模縮小に関する要請及び質問書」を送付しました。
本書面においては、特段期日を設けていませんが、送付の際、遅くとも二週間以内のご回答をお願いしました。

思いと怒りに満ちる中、できる限り冷静かつ先方が読んでも対応しようという気の起きるものにしたかったのですが、冒頭一ページに及ぶ量で、かつ、話が入り乱れる格好になってしまって、公開するのは少々恥ずかしいものですが、重大な問題ですので、
ここに公開致します。
(一意見として、紹介等に利用したい方はここのページのリンクをご利用下さい。)

書面でも触れましたが、縷々事実関係の調査をするのは結構ですが、
一委託企業が行ったことと矮小化して片付けて終わりになど、到底させられる話ではありません。

当該委託企業「オーシャナイズ」に対する措置をどうすのか、問題の経緯云々ということ以上に、同機構自体の措置、すなわち、
NUMO自体の縮小(「凍結」としてもいい位)を求めるものです。

その上で、私は近藤理事長の素質を問いたい。

また、会見が行われた11月14日は、NUMO主催の国際講演会「ベルギーにおける放射性廃棄物処分の現状と今後」が開催されていました。

近藤理事長がもし当該問題を把握していたのなら、この場で触れるべきですし、
どういう気持ちで「信頼関係」について語っておられたのか、甚だ疑問でなりません。

さらに、「信頼関係」を重んじる近藤理事長が会見にも現れず、自身の言葉で釈明すらもしていません。

近藤理事長の仰る「信頼関係」とは一体何なのか―。

こうした状況や近藤理事長の対応を見ている限りにおいても、私には問題の重大性を分かっておられるとは全く思えません。

もし、「過去に遡って事実関係を徹底的に究明して組織の課題を摘出し、かかる事後の再発防止対策を検討する取り組み」(同機構ウェブサイトより)をされるのであれば、まずはご自身、そして同機構の縮小(凍結)を検討すべきです。

回答を得られたら、ここで公開したいと思います。

規模縮小に関する要請及び質問書1:2規模縮小に関する要請及び質問書2:2

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